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『手彫印紙の話』 [文献]

手彫印紙の文献って少ないですね。
比較的ポピュラーな存在なのは『印紙カタログ』程度だと思います。
欧米諸国に比べると日本の印紙収集層はかなり薄いのではないでしょうか。印紙専門という人は論外としても、切手が主で印紙が従という人もかなり少ないと思います。僕の周囲でも印紙を少しでも集めている人は1人・2人みたいな感じです。

そんな少ない印紙人口の中で、絶大な人気があるのが手彫印紙で、確かにこれは面白いです。
そんな楽しい手彫印紙の解説書として役立つのが『手彫印紙の話』。

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『印紙』という雑誌の第21号で、1979年の刊行。
B5判125ページのボリュームに手彫印紙の解説が詰まっています。図版も多くこの分野の入門編としては、現在でもこれ以上の本はありません。
最初に各発行グループごとの解説があり、その後に額面ごとの詳説へと続いています。

欠点と言えば、70部発行と言う少なさでしょうか。まぁ、これは当時500部とか刷っても売れないでしょうから適正な部数だったのかも知れません。僕が本書を入手してから20年弱になりますが、その後は数回しか売り物を見た記憶がありません。
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