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中国・武漢長江大橋開通記念 [外国切手]

画像は、中国が1957年10月1日に発行した「武漢長江大橋開通記念」2種セット。

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長江に架かる全長1,670mの上下2段構造の大橋が完成したのは、1957年10月。
着工は1955年9月ですから、僅か2年のスピード工事でした。

赤色の8分切手を見ると橋の構造はよくわかるのですが、それが道路と鉄道の共用橋であることまではわかりません。
それがよくわかるのは20分切手で、鉄道が道路の下に潜っていく様子が描かれています。

この橋、第1次5カ年計画の一環として作られたのですが、その中でも重要事業に位置づけられていたとか。
北京と広州を結ぶ鉄道は大幹線なのですが、この橋ができる前は北京から延びた線路も、広州から延びた線路も、長江によって1本の線路として繋がらずに分断されていたわけで、物流のためにも橋(トンネルでもいいのですが・・・)で繋げる必要があったわけです。

作りたいけど、建国まもない中国には未知の大工事で技術もない。
そこでソ連の技術者を招聘して、その技術指導によって作られ、そこで得られた知識がその後の中国で活躍したとのこと。

鉄道が分断されているばあい、人は勝手に乗り換えてくれるけど、貨物は勝手に動いてくれないので手間がかかるんです。
鉄道の効率化って歴史的に見たばあい、貨物をどのように捌くのかという問題が大きいのです。

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