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年賀 [雑記]

今年のJapexの企画の一つは「年賀郵便」だそうです。
85年のJapexの企画展示も「年賀」でした。
下の画像は、その記録本の表紙で多くの方がお持ちだと思います。

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年賀というのは、どうしてもインパクトが薄いですね。
この85年の企画展示も、もちろん会場で見ているハズなのですが、全く記憶に残っていないのです。

毎年恒例だった企画展示は、じっくりと見たつもりでも年月の経過とともに忘れてしまうのが常なのですが、それでも印象的だったマテリアルの幾つかは覚えているのが普通です。
ところが、それが無いのですね。85年の展示では。

そこでこの記念出版を開くと、確かに個々のマテリアルとしては面白いものが載っているのですが、「年賀」的な視点となると、やっぱりわかりません。
まぁ、僕の年賀に対する思い入れが無いのでそうなのかも知れませんが・・・。

前回の「年賀」から30年が経ちました。
前回の印象が薄いだけに、30年後の「年賀」としてちょっと期待しています。
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Japexのマテリアル [外国切手]

画像のマテリアルは、なんとかJapexに間に合いました。

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これは、ちょっと貴重なマテリアル。
貼付されているのは、1907年発行の4 Pice切手の1枚貼りで、使用例としては最も基本的なものです。

ですが、押されている消印が凄いんですよ。
Hand-Dated Pashupati Postmarks という、ファースト・シリーズで証示印として使用されていた消印の流れを汲む形式なのですが、Pashupatiシリーズではたったの3局でしか使用されていないのです。
データは、Taplejung 局で1909年12月17日。

このカバーが有るのと、無いのでは大分差があります。
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Japex作品は・・・ [切手展]

すっかりと、ご無沙汰です。
仕事が超忙しく、更新が滞ってしまい申し訳ないですね。

そんな中でも、なんとかJapexの出品申し込みをギリギリでして、出品料の払い込みも完了です。
で、肝心の作品ですが、パソコン上ではほぼ出来上がって、今日は1フレーム分を出力して貼り込みました。
貼り込んで行くと「ありゃりゃ」と文字位置がズレていたり、間違いを発見。
それで修正を行い、再び出力。
こんな調子で進んでいます。

まぁ、なんとか締切日には間に合うかなぁって感じです。
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フランス種蒔きの鉄郵印使用例 [外国郵便史]

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フランスの種蒔きシリーズを貼った、ベルギー宛の使用例。
抹消印は、グルノーブル・バランス間の鉄郵印で1909年10月10日の使用例です。
これまでにも何例か紹介してきましたが、鉄郵印が押された使用例だとついつい手が出てしまいます。
どうも子供時分に、鉄郵印に憧れていたクセが抜けないようです。

宛地であるベルギーのブリュッセル到着は翌11日の17-18時で、更に翌日12日5-6時の配達印が押されている、なかなか賑やかな使用例。

5サンチーム切手2枚を貼った10サンチーム料金は外国宛葉書料金なのですが、絵葉書なので、その半分の5サンチームでもよかったと思います。
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『The Philatelist Magazine 』第8号 [文献]

先日、『The Philatelist Magazine 』第8号が刊行されました。
今回も、本体160ページに付録が369ページというボリューム!

付録は、全日展2015の作品集で収録5作品全てのリーフを掲載しています。
こうした付録は有り難いですね。
参観されなかった方には、よいリーフ作りの参考になるのではないでしょうか。
贅沢を言えば、各部門ごとに1作品ずつ掲載してもらえると、よりよい作品集になるかもしれませんが、それは相手があってのことなので、なかなか難しいのでしょう。

本体の方では、僕の連載である文献紹介は、諸般の事情で今回は1本で勘弁してもらいました。
『世界ステーショナリーカタログ』という、便利な割には不思議と国内で使用する人が少ないカタログの紹介です。

実は、まだ全く読んでいないので適切なご紹介はできないのですが、今号は大小含めて郵便史(消印を含む)に多くの記事が見られます。

本誌は、PDF版ならば年間講読料が極めて安くたったの2000円!
しかも、てんこ盛りの付録が付くという太っ腹です。
恐らく、世界で一番コストパフォーマンスに優れた郵趣雑誌ではないでしょうか。
購読申込みは、下記からどうぞ。
http://tpm.stampedia.net
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グスタフ6世切手帳 [外国切手]

スウェーデンと言えば、コイル切手と切手帳ですね。
その切手帳ですが、同じ種類のものでも細分すると、幾つものタイプに分かれるものがあります。
その典型例が下のもの。

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15017 のコピー.jpg

1961年発行の10オーレ×1枚+30オーレ×3枚の切手帳なのですが、ストレート・エッジが上向きなのか、下向きなのかで切手帳の綴じ方向が異なります。
それに加え、1枚だけある10オーレの位置が、田型ブロックのどこにあるのかでも異なります。

つまり、これで1種類の切手帳が、実は4種類だったことになるわけです。
グスタフ6世切手収集の初歩の段階では、こうした切手帳のポピュラー・バラエティを揃えるのが最初の目標になります。
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ハンガリー切手発行125周年 [外国切手]

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画像は、ハンガリー切手発行125周年を記念して、1996年に発行されたミニチュア・シート。
題材はもちろん一番切手です。

縦3列のうち、中央はラベルで切手ではありませんから、切手の部分は左右の合計6枚のみになります。
切手、ラベルともに10Kr切手で同じ図案なのですが、なぜかラベルと切手では図案に使った切手が異なっています。
両者ともに状態は今一つの切手を使っているのですが、特にラベルの方は目打部にシミが出ており、それが印刷でもクッキリと表現されています。
なにしろ、最初に買った時に「シミ付き切手を売りつけられた?」と思って、ルーペで覗いたらなんと印刷でした。念のため上・中・下の3枚を観察すると、全く同じように印刷されています。
せっかく、良い切手に仕上がっているのですから、図案にも綺麗な状態の切手を使って欲しかったですね。

この切手の発行と同時に、記念行事として「国際郵便史シンポジウム」が開催されているのですが、どのような内容であったのかはわかりません。
どなたか、知っている方はいらっしゃらないでしょうか?
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1936年Tipex [切手展]

1936年にニューヨークで、国際切手展Tipexが開催されています。
その展覧会の審査員の一人に、三井高陽氏の名前が記されているのですが、それ以上に興味深いのは高橋一幸氏という方が銅賞を受賞していること。

この高橋一幸氏というのは、手彫切手収集家として著名な日本郵船サンフランシスコ支店長の高橋一雄氏(この手彫切手コレクションは、後に三井高陽氏に収まる)の息子さんなのですが、「日本切手」で入賞ということまではわかるのですが、どのような作品だったのか興味があるところです。

このことは、意外と日本では知られていないことのように思います。
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米国・1851年シリーズ3セントの使用例 [外国切手]

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画像は、米国の1851年シリーズから3セントの使用例。
この3セント切手は、1セントのブルーフランクリンと並んで有名なので、外国切手を集めていない方でも、見たことはあると思います。

この3セント切手の話をすると必ず思い出すのが、1981年の東京国際展に展示されていた素晴らしい専門コレクション。
ズラッと並んだフレームに、3セント切手独特のレンガ色した切手が、びっちりと並んでいて圧倒され、いつかはこの十分の一でよいから集めてみたいと思ったものです。
とにかく美しく魅力的に見えました。

時は流れて、結局のところ米国切手はカタログコレクションの穴埋めで、ヒーヒー言っているわけだけど、駄物のようなカバーでも、所々にこうしたクラシック物が入っていると、アクセントにはなりますね。

ボストンの朱印も彩りとなっているので、3000円弱という値段の割には気に入っているカバーです。
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スウェーデン・1858年12オーレの変種 [外国切手]

仕事が超多忙なため更新が不定期で申し訳ありません。
10月中頃までは、こんな調子が続きますのでご勘弁を。

しかし、こんな調子でジャペックス出品作品、北欧部会ミニペックス出品作品、英国部会報の原稿など、全てこなせるのか心配になって来ました。

今日は、スウェーデンが1858年発行の紋章シリーズ・オーレ単位から12オーレ切手の変種です。
12オーレ切手は、スウェーデンクラッシック切手の駄物として有名ですね。
国内基本料金なので、多量にじゃんじゃん使われているので製造数も多く、その分色とか変種を楽しめます。

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画像の切手は、左側フレームの中央付近が曲がっています。
かなり目立つ変種だと思います。

スウェーデンには " SFF HANDBOK " という1961年までを3分冊にした定番のハンドブックがあって、メジャーなバラエティが採録されているのですが、見たところこの変種は採録はされていないようです。
けっこう目立つ変種なのですが、2級、3級の変種扱いなのでしょうかね。

ただ切手の裏に「6-97」という鉛筆の書き込みがあるので、もしかしたらプレート6のポジション97なのかも知れません。
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『Railway Stamps』No.181 [文献]

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昨日、JPS鉄道切手部会の機関誌『Railway Stamps』No.181が到着。
なんと、今号は部会創立30周年記念号ということで、説立前夜から初期の頃の活動記録が載っています。
人によっては、こうした活動記録は切手収集にプラスにはならないとして嫌う方もいますが、それは大きな間違いで、組織としての活動がある以上、後世に記録を残すということは、最も大切なことの一つだと思います。

僕の地元ネタとはちょっとズレますが、「北陸新幹線開業記念押印騒動記」が面白かったですね。
何のテーマでもそうだけど、こうした旬を追いかける人達は大変だなぁと。
それに体力も必要です。

僕の勤務する博物館には、けっこう鉄道資料もあるし、県内には鉄道の廃線跡もあるので鉄道切手部会の人達には、それなりに楽しめる場所かな?なんて今号を見ながら感じたしだい。
北陸においでの時は、ぜひ福井県立歴史博物館にお立ち寄りを。
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