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当たり前すぎて気付かない、フィラテリストに必要なもの [雑記]

大げさなタイトルを付けましたが、実は今、身をもって痛感していることなんです。
というのは、足腰周りの健康維持。

Japexから日が経ちましたが、これが会期直前だとか会期中だったらと思うと、ゾッとします。

数日前のこと、就業時間が終って帰ろうとしたら、左足が痛くて立てない。
そのちょっと前までは、普通に庁舎内を歩いていたのに、ホントに急に立てなくなっちゃったんです。
「エッ!なんだこれは!!」って感じ。
左足全体がズキズキとするし、足の指の感覚もおかしい。
全く歩けない状態で、その日は同僚に自宅まで送ってもらいました。
家の中でさえまともに歩けないし、そもそも寝るのに横になっても、楽な姿勢が無いんです。

翌日は外せない仕事があったので、無理して出ようとしたら10メートルも歩けない。
不思議なのは歩けないのに、自転車は大丈夫なんですね。

仕事はキャンセルさせてもらって、整形外科へ直行。
診断は「変形ひざ関節炎症」でした。
レントゲンで説明されると、確かに間接の軟骨が変なすり減り方をしています。
取りあえず、膝に注射や薬をもらって5日間の観察。

こんな事になって、不幸中の幸いと思ったのがJapexが終ってからだったこと。
切手展参観は、体力勝負ですからね
長時間立ちっぱなしで、会場内をあっちに行ったり、こっちに来たりと。

生涯切手展を楽しみたければ、身体のメンテナンス、そして体力作りは怠ってはいけません。
フィラテリストに健康な身体、特に歩くことの基本になる骨格系統を良好な状態で維持することは必須。
今も、左足があまり上がらないので、足を引きずりながら歩いています。

皆さんも、お気をつけください。
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25日の補足 [雑記]

25日の記事で、「きちんと料金解析を書きましょう」的な書き込みをしました。
これは特に難しいことではなく、日頃作るリーフにも手を抜かずにきちんと書かれている人にとっては「何をいまさら」的な、ごく普通のことだと思います。

でも、当ブログの訪問者の中には、あまりリーフ作りに慣れていらっしゃらない方がいるかも知れません。
そこで、今日は同様なマテリアルを使ったリーフをご覧に入れます。

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25日のカバーとは違いますが、スウェーデンのグスタフ6世通常切手シリーズであることに変わりありません。

このカバーは10オーレの使用例として整理しているので、一番上には額面が書き込まれています。
そして2行目には小見出しとして、80オーレ料金のスカンジナビア以外宛の書留便であることを書き込んで、このカバーの性格を説明しています。

マテリアルの下には、発地データと到着データを明示して、その下に「料金内訳」として料金明細を書き込んであります。
ここでは、四角枠を用いて書き込んでありますが、シンプルにテキストだけでもかまいません。
要はスッキリとわかりやすくまとまっていれば、それでいいわけですね。

カバーを入手したら、日頃からこうして整理しておきましょう。
切手展では、カバーの大きさによってはスペースを消すために2通貼ったりしますが、普段のリーフでは1通づつ整理した方がよいと思います。
そのかわり、調べていて気がついた点はどんどん書き込んでおいた方が、後々役に立つことがけっこうありますし、出品作品を作る時は、その書き込みから重要部分を抜き出せばよいわけです。
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『津田沼徒然草』復刻版 Vol. 2 [文献]

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今年の4月29日の日記で『津田沼徒然草』復刻版 Vol. 1を紹介しましたが、今回はそれに続く Vol. 2。
再録されているのは15号(2000年6月)から28号(2001年8月)までの14冊分で、当時の発行部数は40から50部。
創刊号から14号までが30から40部だったのに比べれば増えていますが、濃い内容に比べれば、まだまだ発行部数は少部数でした。

データ的にも貴重なものが多く報告されていますし、編集氏の個性溢れる報告テーマに脱帽です。

編集氏は、今年のJAPEXに「丸一型日付印」のタイトルで出品されていましたが、その作品は『津田沼徒然草』の理念を、そのまま作品に表現したような構成で極めて興味深く、会期中何度も見直したほどです。

本誌が復刻によって、より多くの収集家の目に触れる機会が増えたことは、喜ばしいことだと思います。


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スウェーデン・グスタフ6世の書留便 [外国郵便史]

画像は、グスタフ6世通常切手の20オーレ・タイプ1を4枚貼って80オーレ料金としたもの。

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消印データは、 Malmö 局1956年9月17日で、手押し印がいい感じですね。
宛先はドイツなので、スカンジナビア以外の外国宛ということで40オーレ。
この料金は、1952年6月1日から1957年5月31日までのものです。
そして書留料金も40オーレなので、ピッタリ80オーレ。

先頃のJAPEXの作品で、使用例としてカバーを示した時に、そのテキストに宛先のみを記して、料金解析を示していないものが目に付きました。
外国切手の料金解析は資料に恵まれないために難しい部分もあるのですが、そこはなんとか調査してスタディに繋げてもらいたいと思います。
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『神奈川県(武蔵国・相模国)の初期郵便印』 [文献]

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ご存知の方も多いとは思いますが、僕は神奈川県鎌倉市の生まれで、大学を卒業するまではずっと鎌倉。
小学生の頃の鎌倉は、今みたいに観光地化されていなかったので、夏の海水浴シーズンを別にすれば、落ち着いた良いところでした。
なにしろ、今では乗車待ちに1時間も並ばなくてはならない江ノ電がガラガラだった頃で、赤字廃線まで噂された事があったくらい。

そんな所に住んでいたので、神奈川県、特に相模国には今でも愛着があります。
先週のJAPEX期間中に開催されたJPSオークションは、『神奈川県(武蔵国・相模国)の初期郵便印』と題する郷土印の売り立て。

僕が記憶する範囲では、この地域に特化した売立ては始めてではないかと。
浦賀や小田原などの大形地名入検査済印は、切手展や各種文献の図版として目に触れる機会が多いので、個人的にはインパクトが少ないのですが、二重丸印に興味深い図版が多かったですね。

葉書に川村山北、松田惣領の2行印。
そして腰越のKG。

よいものを見せていただきました。
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京都鉄道博物館 [雑記]

昨日の夕方近くに、京都鉄道博物館に行ってきました。
目的は企画展だったのですが、今までで一番空いていたので常設展もゆっくりと見れました。

前回は3人で行って全滅(抽選制)だったシュミレーターも、今回は4人全員が当選。
それだけガラガラだったわけですね。

ここの常設展の良いところは、鉄道趣味に関するコーナーがあるんです。
例えば、鉄道が出てくる歌のレコードだとか、小説本なんかもたくさん展示されています。
ですが、悲しいことに切手がないんですよ!!
ここの女性学芸員のF嬢とは旧知の仲なので、次回はアポをとって、鉄道切手と鉄道図案風景印を持参のうえ口説く算段です。

鉄道切手がポピュラーな存在だと思っているのは、切手収集家の独りよがりなのかも知れません。
やっぱり、切手収集はマイナーなんでしょうかねー。
小説本はともかく、レコードに負けたのが悔しいなぁ・・・。

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今日も京都です [風景印]

今日は、広隆寺に行って来ました。
切手収集家、特に日本切手収集家ならば、誰でも知っているお寺でしょう。
その逆に観光客は少なくて、他の有名寺院のように人の渦にはなりません。

広隆寺と言えば、50円通常切手として改色を重ねた弥勒菩薩像ですね。
国宝第一号としても有名です。
数ある仏像の中でも、美しく最高の作品。

行ったら拝観料が、いつの間にか100円値上がって800円。
まぁ、それでもあれだけの仏像群が見れるんだから、安いものかな。
一緒に行った娘も、素人なりに仏像について質問してきます。

その帰りに、2局ほど風景印を押しました。

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京都太秦一ノ井局と京都桂ヶ原局。
ご覧のように、両局ともに弥勒菩薩像が図案になっています。

3連休で激混みになる京都を脱出して、明日は自宅に帰ります。
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今日は京都 [風景印]

家内と、京都に住んでいる娘の所に来ています。
午後は、北山にあるマールブランシュというケーキ屋さんに。
平日だけあって、ちょっと待っただけで入れました。
これが、休日だと2時間待ちのこともありますから、平日に来るに限ります。

その帰りに寄ったのが北山局。
もちろん風景印を押してもらって、下がその画像です。
描かれているのは、五山の送り火で「妙」の文字と京都府立植物園観覧温室。

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夜は、貴船へ紅葉を見に。
昼間だったら鞍馬や静市市原局の風景印があるのですが、夜では仕方がありません。
おとなしく紅葉を見て帰ってきました。
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JAPEX2日目 [切手展]

前日は、伝統郵趣部門を中心に拝見させていただいたので、2日目は郵便史関係で目に留まった作品を中心に、友人との雑談、或いは出品者に色々と教えていただきながらの参観。

特に「日本海航路のPAQUEBO郵便」「自動取り揃え押印機の開発とその使用」「丸一型日付印」「青島局と山東鉄道沿線局の郵便印」の5作品は何度も行ったり来たり。
お陰様で、足が疲れること、疲れること。

「日本海航路のPAQUEBO郵便」の作品では、僕が今住んでいる所とも密接に絡んでいるので、最初の1フレームを見ただけで、口から手が飛び出ている自分を発見!
それにしても、すごいカバーだったなぁ・・・。 

夜の部は、昨日に引き続いて宴会。
焼鳥食べて、鰻食べて、締めは高層階のバーでゆっくりとウイスキー。
切手収集って、ホントにいいですね。

そして、宴会帰りに撮ったのが下の写真です。
浅草寺の塔とスカイツリー。伝統とモダンです。

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来年のJAPEXは11月15日〜17日だそうです。
カレンダーに、早速書き込まさせていただきました。

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JAPEX1日目 [切手展]

昨日から始まったJAPEX。
昼過ぎからの参観でしたが、平日だったのでゆっくりと見れました。

取り敢えずは、いつもの通りサッと全作品を見て、重点的に見る作品の品定め。
日本、外国、郵便史から、それぞれ数作品をピックアップ。

圧巻でしたね。小判切手。
なにしろ4作品です。
しかも、それぞれが個性的な作品で面白い。
これから参観される方は、小判祭りへどうぞ。

夜は、居合わせた友人数名とお酒を飲みに。
2軒目では他からの流れも吸収して、最終的には3軒回ってホテルへ。
帰着は、うーん何時だったのかなぁ・・・。

さて、今日も参観、駄弁り、お酒の3種セットに忙しい。
でも、この楽しさが切手収集の良いところですね。

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明日からJAPEX [切手展]

いよいよ明日からJAPEXですね。
皆さんも参観されることだと思います。

僕は、明日から日曜日まで上京しますが、JAPEXへは明日の午後と土曜日の参観です。
日曜日は所要があるので参観はできません。

参観以外にも、駄弁りや宴会など寝る時以外は郵趣三昧。
それでは皆さん会場で!
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フランス・種まきの外郵便

画像は、フランスが1921年に発行した種まき10サンチームのカメオ形。
この切手、発行当時は該当する郵便料金が無かったと思います。

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このカバーは、1929年2月18日の使用例でチェコスロバキア宛。
10サンチーム切手が、数えると15枚貼ってあるので1.5フランですね。
1926年8月1日の料金改正で、それまで1.25フランだった外信封書料金が1.5フランに値上げされたので、これに該当する使用例です。

このカバー、景気がいい貼り方をしているので好きなんです。
リーフに貼っても重量感がありますからね。
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小型楠公葉書 [日本ステーショナリー]

日本のステーショナリーの中で一番面白いのが、この楠公葉書。
カタログのメインナンバーだけでも、他の葉書よりリストが多いですね。

画像は、その楠公葉書でも最後に発行された小型楠公のリーフからの1枚で、先頃倒産してしまったトキワ印刷の未使用。
印面は小型で同じ(正確には縦寸法が1ミリ違う)ですが、題字は左が23.5ミリの小字で、右は27ミリの中字。
この違いは、縮小された下の画像でもわかると思います。

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楠公葉書のカタログコレクションでも、この程度までは誰でもできるので挑戦してほしいのですが、意外とここまで揃える人って見ませんね。

切手だと目の色変えて集めるけど、葉書だと1種1枚で終わりの人が多いのは、どうしてでしょうか?

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郵便切手の歩みシリーズ [日本切手]

1994年から1996年にかけて発行された「郵便切手の歩みシリーズ」。
気がつけば、もう20年以上も前に発行されたものですね。
いつの間にか約四半世紀です。

図案となったのは、手彫に小判、明治銀婚、芦ノ湖航空、産業図案、そして月に雁と見返り美人。
それぞれの切手が、切手史上に何らかの足跡を残したもので、選ばれた理由がわかります。

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上の画像は、第5集の産業図案切手の初日カバーで、本シリーズでも好きなものの一つ。
ちょうど、今年のJAPEXも産業図案が企画の一つになっていますね。今から参観を楽しみにしています。

「このシリーズにぜひ加えて欲しかったなぁ」と、常々思っているのが昭和切手ですね。
確かに軍国主義に繋がる図案が多いので躊躇するのかも知れませんが、そうじゃない図案もそれなりに揃っていますからねぇ。
図案の選定を始めとする印刷以前の工程を見ていくと、昭和切手というのはやっぱり切手史上一つの画期と捉えることができますから、漏れてしまったことは残念に思います。
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第3次昭和切手10銭、二重印刷 [日本切手]

昨日に続いて、第3次昭和切手の10銭。
今日ご紹介するのは二重印刷です。
下の縦ペアがそうなのですが、よくわからないと思うので上の切手だけを拡大してみました。

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これが、その拡大画像です。

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ここまで拡大すると、大きくブレているのがよくわかりますね。
二重印刷は、第3次昭和切手では珍しいというほどのものではありませんが、膨大な残存量の中から探すのには骨が折れます。
骨は折れても、探せばあります。

次は大ブロックで欲しいなぁ・・・。
できたら50枚ブロックぐらいで。

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第3次昭和切手10銭 [日本切手]

第3次昭和切手の10銭
単片ばかりがズラリとならんだストックリーフを、次から次へとルーペで「ジー」っと睨めっこ。
そうしたら、下の単片で目が止りました。

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この切手のどこに目が止ったかと言うと、「帝国」の「帝」の字ですね。
5画目と6画目が交わる部分です。
普通なら下の拡大画像のように、5画目の縦棒は、6画目の横棒より上に出ています。

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ところが、上の切手は下の拡大画像のように上に出ていません。

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これまで知られていたものなのかどうか、まだ調べてはいないので何とも言えませんが、「こんなものがありました」と言うことで、ご紹介まで。
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