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『手彫印紙の話』 [文献]

手彫印紙の文献って少ないですね。
比較的ポピュラーな存在なのは『印紙カタログ』程度だと思います。
欧米諸国に比べると日本の印紙収集層はかなり薄いのではないでしょうか。印紙専門という人は論外としても、切手が主で印紙が従という人もかなり少ないと思います。僕の周囲でも印紙を少しでも集めている人は1人・2人みたいな感じです。

そんな少ない印紙人口の中で、絶大な人気があるのが手彫印紙で、確かにこれは面白いです。
そんな楽しい手彫印紙の解説書として役立つのが『手彫印紙の話』。

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『印紙』という雑誌の第21号で、1979年の刊行。
B5判125ページのボリュームに手彫印紙の解説が詰まっています。図版も多くこの分野の入門編としては、現在でもこれ以上の本はありません。
最初に各発行グループごとの解説があり、その後に額面ごとの詳説へと続いています。

欠点と言えば、70部発行と言う少なさでしょうか。まぁ、これは当時500部とか刷っても売れないでしょうから適正な部数だったのかも知れません。僕が本書を入手してから20年弱になりますが、その後は数回しか売り物を見た記憶がありません。
コメント(2) 

コメント 2

印紙 大好き君

印紙カタログでは 次の本あります。
2003年発行 日本印紙類図鑑 有)フクオ 東京世田谷 03-3329-0984 購入時価格 4300円
相当以前に購入しました。
この 電話番号は 今も使用出来るかどうかは 不明。
by 印紙 大好き君 (2012-04-02 18:11) 

stamp

印紙 大好き君 さま
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ご紹介いただいた本は、刊行当時けっこう話題になったものと記憶しています。
海外には印紙の専門書、日本で言えば市田右一氏『桜切手』、澤護氏『小判切手』みたいな専門書が、それなりの種類あるのですが、日本では見られませんね。こんな感じの解説書が欲しいと思っています。
by stamp (2012-04-02 19:58) 

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