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ネパール・1937年切手付封筒 [外国ステーショナリー]

随分と久々のネパールねたです。
下の画像は、1937年に発行された切手付封筒でシバ神がエンボス状に印刷されたもの。
この印面の特徴で幾つかのタイプに分類されるのですが、今日はその話ではありません。

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この切手付封筒の寿命は長くて、1958年まで発行が続きました。
この封筒、裏側を見ると下の画像のような変な加捺があるものがあって、中には逆さまに押されたものもあったりします。

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このハンコですが、SHRI BHARATMANI ADIという、1953年当時の郵政長官の名前なんですね。
1953年に保管中のこの切手付封筒が多量に盗難にあったために、これを押して販売し、これが押されていないものは無効にしたというわけです。
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マルレディ封筒 [外国ステーショナリー]

ペニーブラックと並んで、有名なマルレディ封筒。
話のタネに1枚は持っていると面白いかもしれませんが、実態は余り人気がないようです。

ペニーブラックを1枚持ちたいと思う人は、イギリス切手収集家でなくてもけっこう居ますが、マルレディ封筒となると、まぁ、まず居ないというのが正直なところですね。

マテリアルとしては地味ですからねぇ。
切手のようなデザインではありませんし・・・。

当時の人が、この地味な封筒を楽しく、美しくしようと思ったのかは知りませんが、こんな封筒があります。

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上手いこと色を塗ってありますね。
きっとお茶目な人が差出人だったのでしょう。

こんなのが1通あると、コレクションの面白みが増すのですが、誰もが持てるものではありませんね。
でも欲しい・・・。
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ハンガリー最初の葉書 [外国ステーショナリー]

画像は、ハンガリー最初の葉書で1869年の発行。

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1869年というと、もちろんオーストリア=ハンガリー帝国の時代ですね。
ですから、この葉書は一見するとオーストリアの葉書とそっくりで、オーストリアとかハンガリーの専門家でなければ、誰もが有名なオーストリアの葉書と見間違うことと思います。

では、どこが違うのかと言うと上部中央にある紋章。
ハンガリーのものは下の画像のです。

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最初の発行は、このようにオーストリアの葉書の様式を踏襲した形のものですが、1874年発行の図案改正葉書から、独自のものに変わって行きます。


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オーストリアの帯紙 [外国ステーショナリー]

外国切手を好きで集めていますが、そのついでにステーショナリーも手に入れる時があります。
もちろん、専門的の集めているネパールなどは積極的にその充実に努めますが、そうではないカタログ・コレクション的な国は、本当についでにといった感じです。

幸い日本の切手商も、切手については世界カタログなどで勉強しているものの、ステーショナリーになると興味を持っていないのか、いい加減なところも・・・。
都内某切手商では、ある国のクラシック・ステーショナリーについて「幾らぐらいなものなの?」「幾らなら買う?」と言われたことも。
こちらはだいたいの価格は知ってはいるものの、そんな値段では買いたくないし、どうせ買うなら安い方がスリルがあるので「値段を決めるのはそちらだから、幾らにする?」とか何とか言って提示させ、それが安ければ有難く頂いちゃうちゃうわけ。

上の話しのように値段が付いて無いことは滅多にないけど、下の画像の帯紙のように苦し紛れに100円とか200円程度までのことは、よくあります。

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画像の帯紙は、ウイーンで1909年3月31日の使用例。
こうしたものも安い時に入手しておけば、切手のみではわからない郵便史的なことも知ることができるので、面白い材料にはなります。
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ネパール初期の航空書簡 [外国ステーショナリー]

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上の画像は、ネパールが1959年に発行したもので、同国では最初の航空書簡。
1〜4版に分かれるのですが、1版が最も印刷枚数が少なくたったの300枚。上の画像が、その1版です。
どこで見分けるのかと言うと、1版にはコーナー四隅に飾りがありません。下の画像が1版のコーナー拡大画像。

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じゃあ、2〜4版はどうなのかと言うと、下の画像です。

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コーナーに、風車のような飾りがありますね、
この飾りは2〜4版に共通なのですが、2〜4版を分類するのは他の特徴から可能なので、全ての版分類が可能です。
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スイス図入りリーフ [外国ステーショナリー]

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ボストークのスイス図入りリーフ。
僕が一番最初にスイス切手を買ったのは、中学1年の時。今から三十数年、四十年弱も前のことです。
あの頃は、各国のパケットをよく買っていました。
もちろんスイスもパケットからのスタートで100種入りの小さなものからのスタートです。

その最初の1枚が、画像の右上に貼ってある「ピッツ・バリュ峰」を描いた切手。バックのふじ色が強烈に美しい切手です。
スイス切手のパケットを開いて驚いたのが、噂には聞いていたグラビア印刷の美しさで、同じグラビアでもこんなに違うのかと、とても驚いたのを覚えています。

アルバムの中には、最初に手に入れたスイス切手として記憶しているのが今でも何枚かあります。
それらを見ると、なんだか思い出の切手みたいな気がしますね。
きっと皆さんにも、何でもないごく普通の切手なのだけど、そんな思いの切手があると思います。
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サビーヌのはがき [外国ステーショナリー]

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上の画像は、フランスで1977年から発行が始まった現行切手サビーヌ・シリーズのはがき。
これと同図案の切手を知っている方は多いと思いますが、はがきを知っている方がいたら、その人はたぶんフランス切手に詳しいのだと思います。

なぜ、そんなことが言えるのかと言うと、フランス人でさえ、こんなはがきを郵便局の窓口で売っていたことを知らない人が多いのです。
もちろん郵趣家は別ですよ。一般的なフランス人の話し。

画像では、下から0.8、1.00、1.10、1.20、1.40フランの各額面です。
サビーヌの時期は、頻繁に郵便料金の改正があったので、1つのシリーズでもこんなに沢山の額面が出来ちゃいました。
使用済はもの凄く少ないですよ。さっき書いたようにフランス人は、はがきの存在をほとんど知らない(封書で出す習慣ですから)ので、当然ながら使用例が無いのです。
日本では考えられませんが。

明日から出張のため、更新はお休みします。
次回は26日(土)になります。
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ネパールの初期はがき [外国ステーショナリー]

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久しぶりに、ネパールの初期はがきの新入手品を整理。
このはがきの世界一のコレクションは、友人のオランダ人が持っています。オランダ人なのに珍しく僕より小さな人です。だから威圧感が無くて、非常によろしい。

このはがきの特徴は、分類が複雑で種類が多いこと。
印面、馬、テキスト、飾りがそれぞれ分類の対象で様々な組合せがあり、大きく22種のタイプに分類できます。そのタイプを追求していくと、なかなか骨の折れる分野でもあります。
中には確認数点のみというタイプが3種ほどあって、これらは運が必要ですね。

画像は、タイプ3のリーフで、使用済は確認されていません。
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ネパールの切手付書留封筒(2) [外国ステーショナリー]

昨日は切手付書留封筒の未使用を紹介したので、今日は使用例を。

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画像の封筒は、昨日紹介したものの次に発行されたもので、発行日は1980年4月13日。
使用目的はもちろん国内用なのだけど、画像のものは米国宛に使用されています。そのため裏面には追加料金用の切手が4枚で合計4rupee80paisa貼られています。封筒の額面は2rupee30paisa。

封筒の表には、カトマンズ局の方形の書留印番号印が押されており、受付は81年1月2日。裏面には米国の到着印が赤紫色で押されていて、1月19日に到着していることがわかります。
ネパールの抹消印は、なんとか読める程度の不鮮明さなのですが、ここの国の現行ものの消印は、不鮮明でも読めれば良しと考えなければいけません。
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ネパールの切手付書留封筒 [外国ステーショナリー]

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日本には、書留用の切手付封筒なんてないけど、海外では発行している所もそれなりにあります。
画像のネパールのものもその一つで、1962年12月の発行。
額面の46paisaの内訳は、郵便料金が6paisaで、書留料金が40paisa。合計46paisaなのだけど、それに封筒代10paisaが加算されて、売価は56paisaとなっています。

この封筒は、書留用ということでかなりしっかりと作られていて、布の外側に紙を接着して作られています。また、フラップ部の糊の状態を見ても、しっかりと封ができそうな感じになっている。

ネパールでは、そこそこ書留封筒が使われていたらしく、使用例の入手の難易度はそれほど高くはない。
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