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日本国憲法50銭 [日本切手]

仕事は年度末の繁盛期。
色々としなければいけないことが多くて、更新が止まって申し訳ないですね。

下の画像は「日本国憲法50銭」の銘版付の田型。

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よく見ると、上の2枚には横方向の白い線が1本見えますが、これは気にしないでください。
用紙の引っ搔き傷で、裏面にまで凸凹が出ています。

それよりも見て欲しいのは、左上の切手のお母さんの口元。
その拡大画像が下です。

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黒丸で囲ったところに、大きな白丸がありますね。
大きいので、肉眼でもよく目立ちます。
こういうのは、どうなんでしょうか?
変種として、認知されているものなんでしょうかね。

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「村送郵票に就て」 [文献]

下の画像は、大正6年の『郵楽』4巻4号に掲載された「村送郵票に就て」。

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僅か1ページの報文ですが、恐らく郵趣雑誌に初めて掲載された「土佐村送り切手」の記事だと思います。
そうした意味で、極めて重要な一文。
村送り切手研究のスタートとなるものです。
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『ウェバリー・オークション 1979年6月』 [文献]

日本の皆さんが、最もお世話になった海外オークションと言えば、このウェバリーでしょう。
当ブログでも、何度かご登場いただいています。

さて、今回は1979年6月9〜10日開催の「アジア・スペシャル」です。
「アジア・スペシャル」と言うだけあって、充実度も高く、ロット数もいつもよりかなり多めの1856ロットで、日本、琉球、中国関係が守備範囲。

画像は多くの図版からの1ページで、米国の在中国上海局掲載のものですが、主要マテリアルの多くは水原明窓氏が落札しています。

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この時の落札品が、後に出版された『華郵集錦』在中国アメリカ郵便史に収められています。
オークションカタログの図版を見たり、簡単なノートを読んでもマテリアルの素性がわからないのですが、カタログと『華郵集錦』を見比べながら読むと、カタログには書かれていないマテリアルの持つ背景が理解できて、郵便史の面白さが伝わって来ます。
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ボストーク2016年記念・特殊切手用リーフ [雑記]

ボストークの「図入り 2016年記念・特殊切手用リーフ」を見ました。
一年間で55リーフのボリューム。
僕は、2000年以降の新切手は未使用では集めていないので、こういうのをまとめて見る機会がありません。
今回、たまたま目にする機会があって、目が点になるほどの驚き!!

確かに切手を整理したリーフではあるのですが、例の組み合わせシートのオンパレード。
1リーフに1シートとか、2シート貼れれば良心的。

こうなると、僕が長い間に慣れ親しんで来たアルバムリーフとは全くの別物ですね。
リーフに整理というよりは、資料保管ファイルに見えて来ます。

近年ものの収集は、使用済みに限ると改めて思ったしだいです。
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コロンビア・ミスユニバース [外国切手]

画像は、コロンビアが1959年6月26日に発行した「ミスユニバース記念」。

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コロンビア代表の方が優勝したので、その記念ということでの発行で、印面に名前まで出ちゃっています。
" Luz Marina Zuluaga " さんという方だそうです。

それにしても、そういう理由で国家が記念切手を発行するのですから、日本では考えられませんね。
というよりも、同様な切手の発行って他の国ではあるのでしょうか?

僕がこの切手の存在を知ったのは、小学生の時に読んだ大谷博さんの『切手集め大作戦』だったと思います。
そして、この切手の入手はJUNEXの会場で入場者券に付いていた、10種程度の袋入りから。

この方、1959年に20歳くらいと仮定すると、今頃は70代後半から80歳のお婆ちゃんですね。
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『鉄道切手頒布会報』 [文献]

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仕事柄、自分宛あるいは職場宛に全国の古書店から、年間に大変な量の在庫目録が送られてきます。
ハッキリ言って、それを一通り見るのもかなりの労力。
もちろん仕事関係のものを見るわけですが、ついでに郵趣関係も。

郵趣関係は、性格上から扱い品目としては極めて少ないのですが、それでも普段は目にすることがないものに出くわすことがあります。
注意していると、地方の古書店にドカッと出回ることがあります。
たぶん、その地方に住んでいた収集家が亡くなり、遺族の方が近くの古書店にでも蔵書をまとめて処分したりするのでしょうね。

先日も、そんな例に出会いました。
目録の大部分は持っているものだったのですが、ちょっと目に留まったのが画像の「鉄道切手頒布会報』。
1号から408号までの揃いで、お買い得でした。
そもそも『頒布会報』は、性格上なかなか残りにくいもので、売り物としては見たことがありません。
『頒布会報』というと、頒布品のリストのみと思われる方が多いと思いますが、『鉄道切手頒布会報』には、毎号ではないのですが読み物が付いているのです。

たぶん古書店は、「こんなリストなどどうしようもない」と判断されたのだと思います。
お値段が、全てを物語っていました。
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第3次昭和5銭中間版の変種 [日本切手]

第3次昭和切手の製造面には、極めて興味深いものがあります。
例えば、下の銘版付田型。
実際は、下2段の20枚ブロックの形をしていて、その特徴からⅠ版であることがわかります。
このⅠ版は、更にα版とβ版に分類できるのですが、それは95番切手でわかりますね。画像は両方ともにα版です。

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それで、このⅠα版ですが田型の右上の位置である86番切手が面白いのです。
86版切手には、下の画像のような特徴があります。
光線が切れているもの(上)と、光線が曲がっているもの(下)です。おわかりになりますでしょうか?
拡大画像の上下は、田型画像の上下にそれぞれ対応します。

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実際には、この86番切手にはこれらの特徴が無いものも見られるので、それを入れると3種に分類できます。
この3種を揃えるのは、数を見れば難しいことではありませんので、挑戦されるのも面白いと思います。
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イギリス・マーチン50ペンス切手帳 [外国切手]

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画像は、1977年1月26日に発行されたマーチン50ペンス切手帳。

1970年代のイギリスは、止まる所を知らないインフレの影響を受けて、そして慢性化した赤字対策のために、数多くの郵便料金改正を行いました。
そのため、イギリスの切手帳の主流であった10ペンス切手帳は、ほとんど役に立たないようなものになってしまい、その解決策として発行されたのが画像の50ペンス切手帳です。

もともと10ペンス切手帳は自動販売機で売ることが目的でしたので、この10ペンス対応の自動販売機を、当時もっとも大きかった50ペンス硬貨に対応するように改造したそうです。
その甲斐もあって、この切手帳の組み合わせはイギリス国民にとって使いやすいものとして、評判の良い切手帳だったそうです。

文化の違いと言ってしまえばそれまでですが、日本はなぜか切手帳が定着しませんね。
そもそも、普通の家庭で切手の買い置きってしているのでしょうか?
たぶん、切手は必要があれば、そのつど買うものという感じなのでしょうね。
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第1次昭和1銭稲刈 [日本切手]

第1次昭和切手1銭稲刈の発行は、昭和12年12月11日。
ということで、自然な形の使用例というと12年はなかなか難しそうですね。
僕の記憶では「見たことあったかなぁ・・・」って感じです。

手元のアルバムリーフと仮貼リーフを見ましたが、僕のところでは下の画像の13年8月10日がありました。でも、残念ながら局名はわかりません。

局名が読めるものとなると、13年9月27日の大崎局が手元にありました。

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この切手の発行前の1銭切手といえば、昭和白紙ですね。
そこで、手元の白紙切手1銭を調べたら昭和15年がありましたが、これは例外的に遅い使用例として他のものでは、下の画像の13年10月がありました。
この他に13年使用例は定量見られます。

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たぶん多くの局では13年中に、昭和白紙から第1次昭和への転換が行われるのだと思いますが、意外と第1次昭和1銭の13年使用は少ない気がします。
皆さんのコレクションに、13年使用例は入っていますでしょうか?
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旧小判・狸にヒゲ [日本切手]

画像は、旧小判2銭貼り敦賀のN1B1/K型の二重丸形印で抹消されたカバーからのもので、データは明治13年11月4日の午前便です。

カバー全体がボロボロで姿はよくないので、リーフには貼りたくないものなのですが、なんとなく気になったので入手したもの。

リーフに貼るのは気が進まないので、何かないかとルーペで覗いていたら、右上の「SN」の表記がなんだか変なことに気がつきました。
赤丸の部分です。

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少し大きくしたのが下の画像なんですが、どうでしょうか?
「N」が不鮮明なのと「ノ」の右側はヒゲが伸びて、フレームにくっついていますよね。

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これを見つけたので、リーフに整理する気が出てきました。
ほかの狸2銭も見てみようかな。なんて思ってます。
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