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国際展4日目 [切手展]

今日は、足が棒になるくらい疲れました。
あの広い会場を1日中、あっちウロウロ、こっちウロウロとするとかなりの距離を歩いていると思います。

午前中の早い時間に賞の貼り出しがありました。
昨日宴会した「おおみそ会」からは、国際展初挑戦の3人がラージバーメイで良い結果だったのですが、1人がどうしたことかシルバーでした。このシルバーの件は審査員に聞かないと??の状態です。あと、国際展2回目の出品でゴールドが1人。ということで、会としては祝勝会を開かねば。

今日は、初めてトラディショナルの日本部門を見ました。
菊の作品の中に、横1列、つまり4リーフを郵便使用の偽造品にあてている作品がありました。こんなに集まっているのは見たことが無かったので驚いたのですが、郵便使用の偽造品って菊切手収集の最大ハイライトと認識されているのでしょうか?もしそうだとすると、偽造品が最大の目玉というのも、なんかちょっとしっくりとしません。

それにしても今回の展覧会ほど、財布にやさしい国際展はありません。
10年前は、けっこう散財したのですが、今回は0円です。

郵趣パスポートの人気には圧倒されます。
けっこう長い列を作っていて歩くのにも苦労する時がありますし、若い姉ちゃんが並んでいたりしますから驚きます。こういう人達が、それを入口として郵趣の世界に入ってくれれば意味があると思いますが、いかがでしょうか。

明日は、幾つか確認したい作品を見て、16時前の新幹線で帰ります。家に着くのは19時ちょっと過ぎ。
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国際展3日目 [切手展]

今日も11時から昨日と同じくハンガリーのコミッショナーの勉強会。
というよりも実態は、出来の悪い生徒の補修に近いか・・・。

持参したマテリアルのうち、3点は完全に偽造品。墨入れと私設郵便のカバーに偽造の消印を押したもの。説明を聞くと、「なるほど、ごもっとも」という感じて、完全な勉強不足。
グレーゾーンの2点はハンガリーに持って帰って、詳細な調査と検討を加え、問題の無いカバーならばハンガリー郵趣協会の鑑定書を発行して返送してくれるそうです。

今日のお勉強は2つ。
1つは、プレスタンプカバーの解析方法。ハンガリーは勢力圏が広かったので言語が複雑で、かつカバー上の郵便表記も色々とあって、かなりややっこしいのですが、最初にそれらの解説をしたのちに示されたカバーについての質問に答えると言うもの。
もう1つは、彼がヨーロッパ連盟の郵便史セミナーで用いたパワーポイントを見せながら、郵便史の思想と設計についての解説をしてくれました。なんとそこで、示された悪いリーフ例の1つに僕の中国展に出したリーフが使われているではないですか!
それは、リーフの上部に単片満月を3枚貼って、下にカバーを配置したもの。その消印のカバーが2通揃わなかったので、その代用品として単片満月を3枚貼ったのですが、「マルコフェリー(消印部門)と言えども、カバーのみで構成すること。切手のみは貼ってはいけない」「なぜなら、郵便史なのだから、切手だけでは何の郵便史的情報を示せないではないか」という、もっともなお答え。
そんなことで、今日は14時に解放してもらいました。
本当は、更に14時から始まる郵便史セミナーにも出るように言われたのですが、もう頭の中で英語がグルグルまわっちゃっていたので、それだけは勘弁してもらったしだい。

その後は、伝統部門のヨーロッパと南北アメリカ、それと郵便史の一部を見て、今日のメインイベントである外国切手の宴会へ。(会の名前を、おおみそ会と言います)
この会の会員は、国際展出品者と有資格者ばかりで構成されていて、なかなか刺激になる会なんです。今回、これから国際展を目指す方が一人参加されましたが、会の目的は国際展のハードルを低くすることと、世界的にスタンダードな作品を作ることが目的ですから、こうした新規参加者を大歓迎しているというか、実は各会員が有望な人材が引っかかるべく網を張っているのです。
なんてこんなことを書くと、まともな会のように思えるかも知れませんが、ようするに宴会をしながら、皆さんで刺激し合いましょうよ。という会なんです。

明日は、1日かけて残りの作品を見なければなりません。
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国際展2日目 [切手展]

今日も疲れました。
11時に旧知のハンガリーのコミッショナーに捕まり、最初は今回出品されているハンガリーのメールコーチを扱った郵便史作品の前でレクチャーを受け、昼食後はコミッショナー室で、彼のパソコンに入っているハンガリープレスタンプのデータベース画像を材料に正にマンツーマンの講義。エクセルを使ったデータベースなのですが、「こんな使い方ができるのか!」というようなもの。
彼は、僕のコレクション画像も持っているので、その画像を見せながら偽造品をピックアップ。その数9点。ハンガリー郵趣協会での偽造品をテーマとした講演で使ったパワーポイントを見ながら、これら偽造品の解説を聞くにつれ、自分の知識不足を痛感。よく勉強をしていれば回避できるものばかり。
それらマテリアルの入手価格なんか覚えてないけど、損害とは思いませんね。よい勉強代を払いました。
そんな感じで、ようやく解放されたのが15時。
明日も11時から拉致られます・・・。
そうだ、明日はブカレスト展で偽造品の疑いを指摘されたマテリアルを持って行きましょう。

解放後は、伝統郵趣部門のアジア・アフリカとヨーロッパの一部を見て、閉場後は収友5人でベトナム料理を食べに行きました。僕にとってはベトナム料理はお初もの。不味くはないけど、中華料理みたいに食生活の一部として食べたいとは思いませんね。たまに食べるにはいいけど。
明日は中華料理を食べながら、外国切手仲間と宴会です。
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国際展1日目 [切手展]

国際展参観の初日です。
そして、初日から、いきなり疲労感が・・・。
疲労回復には、やっぱり風呂ですね。ということで、今、風呂から出てきてホッとしているところ。
やっぱりホテルの風呂は、デカイ方がいいですね。体全体を湯船に延ばして、足の裏やらふくらはぎをマッサージすると疲れが抜けて行きます。30分は浸かっています。

今日は、初日なので全体を見た後にユース部門から見始めました。
ユース部門って言っても国際展ですから、参考になることが多いのです。僕は国際展だとテーマ部門よりユース部門の方をいつも熱心に見ます。
今回も幾つかの作品で、タイトルページやライトアップに「なるほど」と思うものあり。早速、色々とメモ書きです。

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上の写真は、フレームがズラッと並んだところです。
会場に入るまでは、「ちょっと作品数が少ないのではないかな」という先入観があったのですが、こうして並んだ所を見るとなかなか壮観です。
明日からの4日間で、じっくりと見ていきましょう。
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明日から国際展 [切手展]

いよいよ明日から国際展です。
取りあえず準備はできたし、明日は8時半の電車に乗って、会場入りは12時半頃。

原発問題に端を発して参加を取りやめた国が幾つもあるのがちょっと残念ですが、それは仕方がありません。
どんな作品に会えることか、参観前はいつでもウキウキするものですね。

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Phila Tokyo '71 [雑記]

日本最初の国際展と一般的に言われているPhila Tokyo '71。
正確に言うと81年が初めての国際展なのだけど、一応、郵趣界の慣例に従って、そういうことにしておきます。
下の画像は、『カナイスタンプレーダー』の国際展特集号の表紙と見返しに掲載の会場風景です。

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会場は大手町の逓信総合博物館で、会場風景に写っているのは全日展会場としていつも使用していた1階フロア。

この特集号は112ページの中に色々な記録が掲載されていて、71年展の記録書としては僕がもっとも好きな本です。
この中に「フィラトーキョウ'71にひとこと」というコーナーがあって、全国の様々なレベルの収集家が一言載せているのだけど、それがけっこう面白いのです。当時の郵趣レベルや、普通の収集家が切手展に対してどのような感想を持っていたのかがわかって、時代の壁を感じてしまいます。

今では、大御所級になられた収集家が中学や高校生ぐらいの年齢で入賞しているのも発見でき、その入賞者の声を読んでいると、「あの人にも、このくらいの時があったのねー」などと妙に安心してしまう部分もあります。

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ネパールセカンドシリーズ4paisaのカバー [外国郵便史]

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画像は、ネパールのセカンドシリーズから、1941年発行のローカル印刷の4paisa切手のカバー。
裏面に4paisa切手を2枚貼って8paisa料金としてインドへ差立たもの。
大きな抹消印は、カトマンズ市内局である "Singha Darbar" 局のもので、2010年10月23日の消印だから去年の使用例に見えてしまうけど、この日付はネパール暦だから西暦に直すと1954年2月6日になる。
その隣の小さい方の消印は、紅茶で有名なインドのダージリン局の到着印。日付は1954年2月10日だから、それなりに早いスピードで配達されている。
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ネパールの切手付書留封筒(2) [外国ステーショナリー]

昨日は切手付書留封筒の未使用を紹介したので、今日は使用例を。

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画像の封筒は、昨日紹介したものの次に発行されたもので、発行日は1980年4月13日。
使用目的はもちろん国内用なのだけど、画像のものは米国宛に使用されています。そのため裏面には追加料金用の切手が4枚で合計4rupee80paisa貼られています。封筒の額面は2rupee30paisa。

封筒の表には、カトマンズ局の方形の書留印番号印が押されており、受付は81年1月2日。裏面には米国の到着印が赤紫色で押されていて、1月19日に到着していることがわかります。
ネパールの抹消印は、なんとか読める程度の不鮮明さなのですが、ここの国の現行ものの消印は、不鮮明でも読めれば良しと考えなければいけません。
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ネパールの切手付書留封筒 [外国ステーショナリー]

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日本には、書留用の切手付封筒なんてないけど、海外では発行している所もそれなりにあります。
画像のネパールのものもその一つで、1962年12月の発行。
額面の46paisaの内訳は、郵便料金が6paisaで、書留料金が40paisa。合計46paisaなのだけど、それに封筒代10paisaが加算されて、売価は56paisaとなっています。

この封筒は、書留用ということでかなりしっかりと作られていて、布の外側に紙を接着して作られています。また、フラップ部の糊の状態を見ても、しっかりと封ができそうな感じになっている。

ネパールでは、そこそこ書留封筒が使われていたらしく、使用例の入手の難易度はそれほど高くはない。
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ネパールの通常葉書 [外国ステーショナリー]

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画像の葉書は、ネパールが1959年4月16日に発行した通常葉書。
この葉書は、ネパールの葉書史の中では画期的な葉書に位置づけられています。それまでの葉書はネパール紙という、和紙を厚くしたようなネパール独特の紙を用いていたのですが、この葉書から西洋紙へ変更されています。
用紙の変更は、ネパールがU.P.U.に加盟したことによって生じたのですが、実際の発行は1956年10月11日の加盟から、恐ろしく遅れた発行となってしまいました。

印面は、王冠を描いています。
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目からウロコ [文献]

画像の本は、米国切手収集家ならばよく知っているもので、他のシリーズを扱った解説書も同じ体裁で出版されている。

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本書の出版は1977年で、僕が入手したのは米国切手に多少興味を持っていた頃のことだから、81年の国際展前後のことだと思います。

その頃の日本の郵趣書の大半は、きちんと編集され装丁されたものばかりだったから、本と言うのはそういうものだとばかり思っていたのだけど、本書を手にしたことにより、そんな固定観念はどこかに吹き飛ばされてしまいました。

本書の組方は、素人がタイプライターで打った原稿をそのまま印刷して、それに表紙を印刷してホチキスで留めたような簡単な装丁だったので、これを手にした時に「これなら安価に誰でも本が作れる」と思ったものです。
今では、日本でも簡易印刷に簡易製本を併用した方法で、個人レベルで著作を出版することが多くなりましたけど、その元祖が海外で作られていたこのような簡易本だったのです。

本書は、僕にとっては内容よりも装丁の方にインパクトがあったという、本末転倒なものでした。
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旧大正毛紙中子持罫 [日本切手]

どうも田沢切手は好きになれない。
好きになれないから勉強もしないし、だから全くと言ってよいほど知らない切手。まぁ、不の連鎖のような関係かも知れない。
だから、買ってから「あっ、そうだったのか・・・」と言う切手ばかりで、下の画像の切手もそのようなもの。

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この切手の素性が、旧大正毛紙の中子持罫であることはすぐにわかると思うけど、それともう一つ、目打が単線12というオマケが付いている。

以前に開催された「北陸郵趣の集い」のテーブルバザールで購入したカバーに貼ってあるのだけど、そんなことを知ってて買ったのではなくて、買ってからリーフに整理するために調べたら上記のようなしだい。
そのまま調べもしないで、誰から「譲って」と言われたら「ハイ、どうぞ」と原価数百円で売却していた可能性100パーセントだったですね。
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文献のフロアオークション [文献]

郵趣文献の専門オークションが、海外には幾つもあります。
その多くは、メールオークションですが、フロアオークションが無いわけではありません。下の画像は、そうしたフロアーオークションの一つ。

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このオークションは、個人が作り上げた郵趣文献コレクションでロット数は約4000を数えますから、2日間に渡っての売立てです。

僕の手元の郵趣文献は、常に増殖を続けているので、この先どれだけ増えるかわかりませんけど、死ぬか、何かの事情で収集を止めた時にどういう処分の仕方をしましょうか?
まぁ、処分の方法は競売にかけてしまうか、それとも一括で寄贈をするかのどちらかだと思うけど、今どき寄贈を喜ぶ所なんかありそうもないので、やっぱり売っちまうのが良いかも・・・。
となると、やっぱりオークション。それもネームセールが良いなぁ。
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桜改色カナ入りの用紙 [日本切手]

最初に下の画像を見てもらいましょう。

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どちらも、同じ桜改色カナ入り1銭「レ」。
お値段は手彫切手で最低クラスで、1枚2000円程度ですが、ウンがいいと1000円台でも買える時があります。

最初に気がつくのは色の違いで、上が薄くて、下が濃いですね。薄い色と言っても退色して薄いのではなくて、こういう色ですから同じ切手でも単純に2種にわけれます。色が違っても値段は同じ。

で、本題なのですが、画像を見て紙の違いがわかりますか?
もし、カタログコレクションを目指している人で、これがわかる人がいたとしたら、きっと良いカタログコレクションをお持ちなのだと思います。
答えは、上がポーラス紙で、下が縞用紙です。ポーラス紙のボソボソとした感じが画像でもわかるのではないでしょうか。

この切手は安価なので、用紙違いを集めるとそれなりに変化がつきます。あと色と目打も。
ついでですが、上のポーラス紙の切手はプレート1の1番切手。
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第1次国立公園・日光20銭のカバー [日本切手]

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画像のカバーは、どこかのオーークションで20年近く前に最低値で入手したもの。たぶん1000円程度ではないかと思う。なぜなら、このようなカバーに自分としては、2000円も出費することはないと思うから。

たぶん、左上に押された赤色の "Via Siberia" というハンコが気に入ったのだと思う。
抹消印は、"YOKOHAMA / 27. 5. 39 / NIPPON" で、FranceのEntraiguesに当てたもので、料金20銭はピッタリ。
Entraigues は Marseille のちょっと北に位置する都市であって、カバーの裏面には6月16日の到着印が押してある。

以前にシベリア経由を主題とした、面白いコレクションを見たことがあるけど、それ以後、けっこう経由地を気にすることが多くなった。
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『ニセモノ師たち』 [文献]

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皆さんよくご存知と言うか、国民的お宝タレントである中島誠之助による著作。
あまりにタレント的な所が好きでは無かったのだけど、こうして著作を読むと「やっぱりキャリアが長いだけあって、スジの通った人だな」と、ちょっと見方が変わった本です。

もちろん題材は、著者の本業である骨董品なのだけど、ニセモノとニセモノ師、そしてそれに騙される人達について色々と考察してあって、「なるほど」と思わせる内容です。

ニセモノを作る方が悪いのは当然ですが、騙される方もそれなりに落ち度があるもの。
ニセモノにひっかかる三条件は、
・その品物を買ったら儲かると思ったとき
・勉強不足
・おカネがあること
だそうで、なるほど切手にも当てはまりますね。

偽物に引っ掛かったと「キャンキャン」と吠える人がいますが、吠えるのと同時に冷静に本書を読んでみてはいかがでしょうか。

もちろん、僕も偽物には何回も引っ掛かっていますし、グレーゾーンのマテリアルも持っています。偽物に捕まってしまったら、前向きに考えることも必要だと思いますね。
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僕の日本国際展遍歴 [雑記]

もうすぐ、横浜での国際展。
7月28日〜8月1日まで参観します。

日本での国際展は、残念ながら1971年(正式なFIP展ではありませんが)は不参観で、最初の参観は1981年です。

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81年の作品でよく覚えているのが、米国の1851年シリーズ3セントの作品。あのレンガ色の切手が、これでもかという程にズラッと並んでいて、高校生だった自分には強烈なインパクトでした。あの衝撃は、今でもハッキリと覚えています。
会場へは、秋晴れの東京駅から無料バスで運んでもらいました。たしか帝産バスだったと思いますから、石川良平さんの関係だったのでしょうね。

91年で最も印象深いのは、作品ではなくてガラガラの会場。5日間ぐらい日参したのですが、展示会場が混んだ日は1日も無く、恐ろしい程に静まり返った展示場。日本部門だって数人しか参観者がいないのが普通の状態。ブースも空いていて、海外から参加の切手商の中には全く客が入らないので、逆に座り込んでゆっくりとブツを漁り。社会人となっていたので、それなりに散財。

2001年は、入場料が無料だったので切手とは縁遠そうな人も、けっこう入っていたようです。ここではネパールのコミッショナーと知人になり、ホテルも一緒だったので部屋を訪問して、急遽自宅から宅配で送ってもらったネパール初期のコレクションを見てもらいました。今でも、そのコミッショナーとはお付き合いがあって、マテリアルおよび知識の点からも援助してもらっています。

さてさて、今回はどんな国際展になるでしょうか。
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ネパール・1902年1 anna リカットフレームのリーフ (2) [外国切手]

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ゴチャゴチャしてて、美観上はよろしくないリーフなのだけど、2リーフにわけるほどは無いし、取りあえずはこんな感じでガマンといったところ。

このリーフは消印のリーフで、初期の不統一印を色々と貼ってある。消印については全形がわかるものが少ないので、実大の印影を添えてあるのだけど、80パーセント程度の大きさに縮小しておけば、もう少しスッキリしたと思う。
消印によっては難関の局も混じっているので、もう5局程度増やして、カバーと消印で1リーフが目標ですね。

カバーは、カトマンズ局の1902年の使用例。
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ネパール・1902年1 anna リカットフレームのリーフ [外国切手]

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画像は、昨日紹介したマテリアルを含む1リーフ。
この切手の用紙は、ネパール紙が1種だけなので、分類の基本は色調になります。
画像のリーフでは、5種類の色調が紹介されているけど、色調による評価の違いは付けられていません。専門家の間では、色調の希少性について議論はされていますけど、まだ、それが市場価格に反映されていない段階と言えます。

一番下のブロックは未使用のもので、この位の塊になるとセッティングの特定が可能で、画像のものは後期のセッティング27でポジション52・53と59〜61のもの。
用紙が極めて薄いので、黄緑色のデニソン製のヒンジが透けて見えていますね。
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ネパール・1902年テートペッシュ [外国切手]

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画像は、ネパールのファーストシリーズから1902年発行のリカット切手。
どこがリカットされているのかというと、周囲の棒線の部分。印面全体は潰れているのに、周囲の棒線だけがハッキリと出ているので、よくわかると思う。
このリカット作業をおこなうときに、どういうわけか他の部分はには手を入れないで、潰れた印面のまま放置している。

それで、今日のお題のテートペッシュなのだけど、横ペアの中の左右どっちがそうなのかというと、右側の切手のクラッチ版が逆さまになっている。
こんなに潰れた印面でも、注意深く観察すると特定することができるので、この切手では、こうした分類が大切になります。
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ネパール・Pokhara局 [外国郵便史]

自分としては、ネパールが筆頭の専門のつもりなのですが、実態はというと、ここ数年は全く進んでいないというのが、正直なところ。
ちょっと困ったちゃんですね。

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画像は、ネパール最初のシリーズからローカル印刷の1anna 単貼カバー。
印刷は最後期に属するもので、印面がすっかり潰れてしまっていますが、これだけではセッティングの特定はできません。抹消印は Pokhara 局で1962年4月17日の使用例だけど、これはネパール暦での話しで、西暦に直すと1905年7月30日。
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Harrison と Questa [外国切手]

イギリスのマーチンシリーズは、超ロングシリーズであることに加えて、イギリスの伝統でもある民間印刷会社による印刷のため、今では、何社もの印刷会社製の切手が存在する。
その中には、伝統的な会社もあれば、イギリス切手の新参者の会社もあるから、出来もいろいろ。

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上の2枚の画像は、上がHarrison社で、下がQuesta社のもの。
一目でHarrison社の手慣れた印刷の上手さと、新参者Questa社のボヤッとした寝ぼけた印刷が対照的なのがわかると思う。
Harrison社は、その後の収益悪化でライバル会社に1997年に吸収されちゃったから、品質とゼニ儲けは別の話しなのだろう。
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アイスランドの間欠泉 [外国切手]

先日、某局のバラエティ番組で、アイスランドの間欠泉から吹き上げる熱湯でシャブシャブを作るというのをやっていたから、見た方も多いと思う。

間欠泉の切手と言えば、米国の国立公園切手が有名なので、そちらを思い出す人の方が多いと思うけど、画像の切手は、アイスランドが1938年に発行したもの。

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この切手の印刷は、イギリスのデ・ラ・ルー社で凹版印刷。
" Facit" カタログでは、色違い、目打違いでメインナンバーは10種。カバーが欲しいところなのだけど未だに未入手。
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行方不明 [雑記]

ようやく7月1日に、特別展が開幕して一段落です。今日は、9日振りの休みの日。
それにしても開幕して最初の土日だった、昨日と一昨日は大変な目にあいました。特別展のテーマからして子供連れが多くなるのは予想済ですが、あまりにそのマナーの悪さにただあきれるばかり。

野放し状態の子供は、展示品に触るし、館内を走り回るわ、階段の手すりで滑り台をするわ、あげくの果てに客の子供同士のトラブルから起こる揉ごとまで発生。しかも、その親は自分の子供の権利のみを主張するだけで、他人の子供のことなど知ったことではないという状態。そして、逆ギレ。
おかげで、静かに展示品を見たいというお客さんからのクレーム・・・。
公共の場でのルールなど知ったことではないという、田舎まる出しの状態です。

グチはこの位にして、以前に訳をしていたWilliams兄弟の "Rare Stamps" のファイルが行方不明。この著作は名著として名高いので、何かの機会に抄訳をどこかの郵趣誌に掲載しようかと思って、3.5インチのフロッピーに保存していたのだけど、そのフロッピーが行方不明なんです。
今なら、パソコンのハードディスクや、バックアップ用のハードディスクに保存するのだけど、あの頃は、保存用の記録メディアと言えばフロッピーが一般的でしたからねぇ・・・。

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今のうちに、何とか探し出してハードディスクに保管しないと、永久に無駄な仕事になってしまいます。何しろ、けっこう時間を費やしたからねぇ。
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