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気がつけば・・・ [雑記]

気がつけば、今週末はJAPEXですね。
僕は、金曜から参観します。
春から職場で宣言していた3連休!!
と言っても、JAPEXへの参観は金曜と土曜の2日間です。

それにしても、これだけ急速に郵趣家人口が減っているにもかかわらず、全日展とJAPEXの2つの全国展が機能している日本は、なんだかんだと言いながらも立派だと思いますね。
この体制が、あと何年持続するかはわかりませんが・・・。

イギリスも、春と秋にスタンペックスという全国展がありますが、春と秋では性格が異なっていますから、日本と同じ体制とは言えません。

米国のことはAPSの機関誌を見ればわかりますから、気になるのはドイツとフランスですね。このの2カ国の体制はどうなんでしょうか?
北欧3国は、たしか持ち回りで開催している切手展があったような・・・。
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『日本普通切手専門カタログ』戦前編 [文献]

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今日、配達された『日本普通切手専門カタログ』戦前編。
皆さんも、ご覧になられたのではないでしょうか。

パラパラと見ると、使用例が一切載っていないので「もしや!」と思い、よく見ると使用例は来年刊行の第2巻「戦後・郵便史編」に掲載されるようです。
ん〜、逆戻りかいな。
ちょっと前の『日専』で、使用例を別冊にして使い難かったのにな。
またですか〜。

まぁ、それは千歩譲るとして、全く理解できないのが本書のコンセプト。
書名は、先に紹介したように『日本普通切手専門カタログ』戦前編です。
これまでは、皆さんも使われている『日本切手専門カタログ』がありました。このカタログは、それまでの『新日本切手カタログ』を発展的に継承したカタログです。
ですから、版数も『新日本』の版数を引き継いでいました。

ところが本書の奥付を見ると『日本切手専門カタログ』が引き継いでいた『新日本切手カタログ』以来の版数を引き継がないで、新しいものが付けられています。
このことは、明確に『日本切手専門カタログ』とは別物であることを示しています。

しかしながら、中身を見ると『日本切手専門カタログ』と、編集構想は同一線上のものであるように見えます。
それならば、わざわざ書名を変える必要はなく『日本切手専門カタログ』でよいのではないでしょうか。
どこに、書名を変える必要があるのか??

それに加えて、ますます僕を混乱させたのは、英文タイトルである " JAPANESE STAMP SPECIALIZED CATALOGUE " です。
そして略称も " JSCA " 。
つまり『日本切手専門カタログ』と同じ。

ユーザーにとって、商品ラインナップはシンプルであることが第一。
同一系譜上のものは同じライン上にあるべきで、むやみに複雑化しないことです。

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昭和白紙3銭 [日本切手]

このブログで、田沢切手を扱うことは、ほとんどありませんでした。
なぜなら、僕が田沢切手が好きでなないからなんですね。
子供の頃から、硬すぎる図案の感じで好きではありませんでした。
ということなので、僕のコレクションでは田沢が一番弱くて、ろくなモノがありません。

そんな中でリーフを見ていたら、かろうじてこんなのが目に止まりました。

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昭和白紙3銭のチョロ消しで、データは小石川局の昭和12年7月。
チョロ消しなので、うっかりと見落としてしまいそうですが、発行翌月の使用例です。

この切手の前には、新大正毛紙の3銭が大量に出回っていたので、発行翌月の使用でも、探すとなると意外と難しいと思います。
チョロ消しでなかったら、僕のところには来なかったでしょうね。
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『標準切手カタログ』 [文献]

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『標準切手カタログ』。
懐かしい名前ですね。昔はこんなカタログもありました。
たいていの本屋さんに『組合カタログ』と並んで置いてありましたね。

なにしろ「標準」ですよ!!
こう書かれちゃうと、知らない人から見ると日本の基本カタログみたいな感じを受けますね。

カラーカタログの後ろには、白黒の表形式で「買入価格一覧表」なるものが掲載され、全国45社の切手商が、この価格で買入れることになっています。
そして巻末には「目減りする財産保全対策としての切手投資について」と題して、切手投資センター社長の伊藤淳也氏による一文が・・・。
3ページほどの文なのですが、最後が面白い。
「今や郵政省にとっては、ドル箱的な収入源(記念切手発行が)になっており、この意味からしても、長いこと売れ残って人気を落とすような発行枚数にはしないはずです。大げさに言えば、郵政省自身が切手投資には協力してくれていると言えるかも知れません」

つまり、切手は安全な投資商品だそうです。
じゃあ伊藤さん!なんで、切手投資センターはアッというまに潰れたのよ!
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大正大礼記念切手貯金台紙 [雑記]

先日、地元の古書店での入手品で「大正大礼記念切手貯金台紙」です。
この台紙は図案違いで2種類あるのですが、こちらはタイプ1と呼ばれているもの。

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「大正大礼記念切手」1銭5厘切手が20枚で、30銭分が貼付されています。
消印は、武生局の大正4年11月14日ですから、発行4日目の使用例ですね。

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表面には、記念印が押されているところがミソで、記念マテリアルとしていい感じです。
こうなると、タイプ2も入手して揃えたくなります。
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第六二野戦局 [日本郵便史]

下の画像は、第1次昭和切手30銭に野戦郵便局の消印。
この組み合わせは、比較的よく見ます。

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データは「第六二野戦/16年7月14日」です。
ご存知のとおり野戦局は移動しているので、日付がわからないと使用地の特定ができません。
本使用例は単片ですが、幸いにも日付が読めるので、そうした意味で好ましい状態と言えます。

この時期の第六二野戦局は、中国の信陽に所在していたことがわかっています。
信陽は河南省東部に所在し、武漢と鄭州を結ぶ重要な鉄道路線の中間に位置していますが、その東側には広大な非占領地区が広がっていました。
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Japex出品作品一覧 [切手展]

数日前に、Japexの出品作品一覧が発表されました。
驚いたのが、その作品数の多さ。
10年くらい前でしたっけね?作品数の少なさに「大丈夫なの?」と多くの人が心配したのは。
そんなことが無かったかのような集積数で、今から期待しています。

レギュラークラスは、出品者名からなんとなく手の内がわかるものが多いのですが、僕が特に期待しているのがワンフレームクラスです。
タイトルから「これはぜひ見たい」と思っているのが、ワンフレームに集中しています。
こんなに狭いテーマを16リーフにどのように展開するの??なんて非常に興味深い作品がリストアップされています。

開催まであと2週間、楽しみですね。
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偽造手彫切手 [雑記]

訳あって、手元にある千数百枚の手彫偽造切手を見直しています。
下の画像も、その1枚。

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本物だったら、和紙カナなし半銭ですね。
偽造切手にもいろいろな見分け方があって、上の切手は和田製でタイラー氏が言うところの1版1。
偽造切手で苦労するのは、本物以上にブロックが無いこと。
スピロとかの外国製には、それでも少しはあるけど国内製となると皆無に近い状態ですね。

偽造切手は競争展には出せませんが、枚数を集めて整理すると意外と面白いものです。
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アフガニスタン・マラリア撲滅 [外国切手]

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画像は、アフガニスタンが1964年3月15日に発行した「マラリア撲滅」5種セットの中からの1枚。
2つの円の中に異なった図案が描かれているのですが、右側は見てもすぐにわかる蚊の拡大図。
そして左は、ちょっとコチャコチャしていますが、マラリアの元凶である蚊を駆除している場面で、肩掛け手押し噴霧器で、消毒薬を撒いているところ。
素朴な図案なところに好感が持てて、気に入っている切手です。
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鉄道切手展 [雑記]

10月12〜15日に、目白の切手の博物館で開催された鉄道切手展。
僕は、都合がつかなくて参観できなかったのですが、その記念小型印が押されたカバーを送っていただきました。

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北海道新幹線が開通したので、その関連図案ですが、なかなか美しく良い出来栄え。
水彩画風なところが、抜群に効果的だと思います。
よく写真を用いたのを見るのですが、絵画を用いた方が美術的(芸術的?)で、やっぱりいいですね。
よいカバーを、ありがとうございました。

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拾い物 [外国切手]

拾い物と言っても、道端での拾い物ではありません。
ちょっと前に、家内の買い物に表参道まで行って来ました。
彼女のお目当だった買い物が済んだ後で、帰りの新幹線まで夕食の時間を引いてもだいぶ時間がありました。
そこで、渋谷や青山方面へ来たら大抵は寄っている切手商へ。

そこで見つけたのが、下の画像のファイルです。

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ファイル1冊に貼込帳が5冊綴じられていて、それが2冊ですから10冊の貼込帳になります。
貼込帳1ページに20枚の切手が貼られていて、1冊が50ページですから、貼込帳1冊に1000枚の切手ということになり、ファイル1冊で5000枚。
それが2冊ですから、切手10000枚。

下の画像がページを開いた状態で、こんな感じになっています。

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これで、1冊2000円のお値段!
1冊と言っても、貼込帳1冊じゃないですよ!!
ファイル1冊です。
つまり、5000枚で2000円。1枚あたり40銭です。
難しいことを考えずに、さっさと2冊を4000円でお買い上げ。

この貼込帳を見た瞬間に、僕が子供の頃に郵趣サービス社から売りに出されていたものであることに、気がついていました。
そこで、当時の『郵趣』1976年12月号のカラー折り込みページを見ると載ってました。
「ワールドコレクション」10000種として、お値段58000円。
それが、今や4000円です。

このファイル。
たぶん、どこかの収集家からの一掃品(遺品?)の1つなのではないかと推測しています。
入手してそのまま数十年間、どこかで手付かずでしまわれていたものだと思います。
以前にも遺品として、外国切手をボストークアルバムに整理したものが、内容によって1冊2000〜3000円で売っていましたからね。

まめに顔を出すと、10年に1回くらいはこんなのに出くわします。
まとまったコレクションではないし、中途半端で売りにくい商品なのでしょうね。
僕みたいに、切手ならなんでも好きな人間には、遊びとして安価でよいおもちゃとなるのです。

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『郵趣仙台』第220号 [文献]

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先日『仙台郵趣』220号をご恵贈いただきました。
いつも楽しみな和文ローラー印は、昭和20と21年。この時期のローラー印は極めて注目に値するものだと思います。
トップの画像は、書留番号票にローラー印を使ったもの。こんなのがあるんですね。
そして圧巻は、第3次昭和5銭の第3種便にローラー印!!喉から手が出ちゃって、慌ててしまいました。
今回は、貴重なマテリアルを鮮明なカラー印刷で色々と見せていただきました。
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する賀てふ [外国切手]

前回、浮世絵切手本の紹介をしたので、今日はこんな切手を。

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南米ガイアナが、広重生誕200年を記念して1997年に発行した中からの1枚。
記事のタイトルが「する賀てふ」となっていますが、別に変換ミスではありません。今風に書けば「駿河町」となります。

駿河町と言えば、今の日本橋室町付近になります。
日本橋室=三井村とか言われますけど、印面中央の通りの両側に展開する街並みは、三井の前身である越後屋。
街の賑わいもさすがですね。よく雰囲気が出ています。

通りの正面には富士山が描かれていますが、江戸の中でもここからの富士山が一番素晴らしかったとか。
駿河町と言うのは、そこから付いた町名なんですね。

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『日本浮世絵切手総図鑑』 [文献]

積み重なった本の隙間から出て来たのがこれ。

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思い出せば、2週間くらい前に届いていたような。
ポンと置いて、その上に手紙やら色々と積み重なって忘れ去られていました。
ですから、まだ読んでいません。

こう見ると、日本で発売された浮世絵切手って、こんなにたくさんあるのですね。
僕にとって浮世絵切手と言うと、文通週間の蒲原とか箱根。
子供の頃の憧れでした。

本書を見て思ったのですが、続編で『海外で発行された浮世絵切手』を出してもらえないでしょうか?
これもけっこうな種類があるから、2分冊では収まらないかな?
ぜひ、ぜひご検討を!!
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花・貝・文化財シリーズ50円 [日本切手]

2次円単位の10円サクラ切手も良い切手でしたが、この切手もなかなかいい切手だと思います。
発行は昭和55年10月1日で発行当初は封書の基本料金でしたが、4ヶ月後の56年1月20日にはそれが60円に値上げされました。
せっかく良い切手だったのにもったいない話で、封書基本料金用の切手としてバンバンと使ってもらいたかったですね。

この切手の前の50円切手は中宮寺菩薩像の緑色切手で、こちらはふんだんに使われています。
サクラ50円切手は、多くの局で中宮寺菩薩像50円切手が無くなってから本格的に売られたのだと思います。
そこで、下の画像の切手です。

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データは「伊那/55/10. 14/12-18」。
切手発行14日目の使用例です。
これは、キリスト教の10キロボックスから出て来たものなので、一般の使用例だと思います。
もちろん、現行切手を専門としてはいないので適当に集めた結果なのですが、手元の切手を見るとこの切手の使用例は56年に入ってから爆発的に増えます。
そんな意味で、大切にしたい使用例です。
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琉球・米貨単位暫定1/2セント [日本切手]

先日送られてきた『呉ポスト』730号。
ページを捲ると、tabitoさんの「沖縄ドル暫定切手の無目打ち」が目に飛び込んできました。
資料紹介された切手の図版が大きいのでポジショニングをすると、プレート1のポジション83・84であることがわかります。

下の画像は、1/2セントのプレート2のリーフからの1枚。

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実は、このリーフというか琉球暫定貨切手は全てが取り敢えずの仮貼り状態。
なぜかというと、この切手、入手したもの全てがどこかしら違ったりするので、いつまで経っても本格的整理への思い切りがつかないのです。

切手としての感じは、手彫切手の感覚に近いと思いますね。
新しく入手して手持ちの切手と比べると、版が違ったり、ポジションが違ったり、紙が違ったり、色が違ったり、目打が違ったり。
戦後の日本関連切手で、これほどまでに興味深い切手はないと思います。
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