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全日展準備 [雑記]

今日は、鳴美さんから全日展用の作品袋が到着しました。
袋が到着しても入れる中身が無い。つまり、作品が出来ていないってこと。
まぁ、多くの出品者さんは同じだと思います。

今日も仕事だったし、休みのはずだった月曜日にも急な呼び出しが本店(本庁)からかかってしまい、その休みも無しに・・・。予定外の展開。
そもそも本庁の連中って、自分中心の仕事展開で、全く出先の勤務体制なんて考慮しないですからね。大バカ野郎ばかりです。
ちょっと焦ってきました。
今晩と明日がヤマですね。ここで転落すると・・・。

あーそーだ。今日は出品料も払い込みましたよ。
それと、これから出品目録用の原稿も送らねば。
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" SCOTT Standard Postage Stamp Catalogue 2013 " G-I [文献]

『スコットカタログ』の第3巻がアマゾンから到着。
お代は8,296円で、予約時より350円安くなっています。こういうところもアマゾンの良いところ。

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今回はG〜Iということで、初っ端からガボンやガンビアが登場して、中程にグレナダ、グレナダ・グレナディーンズ、ガイアナなどなど、おもろい切手発行国が並んでいます。
まぁ、中にはドイツ、イギリス、ギリシャなどごく普通の国も入っていますが・・・。
と、ここまで書いて気がついたのですが、Gの国はおもしろ国が多くて、Iの国は普通ですね。

今回も1,448ページのボーリューム。
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" THE TRACEY WOODWARD Collection of JAPAN " [文献]

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画像は、ウッドワードのオークションカタログで、ロンドンのハーマー社により、1938年(昭和13)6月26〜28日の開催されたもの。

最初の表紙に「1938」と書かれていますが、これは以前の所有者が書いたもので、実際に印刷されているものではありません。

僕は、このオークションカタログは2種持っています。
と言っても、記載内容が異なるものというわけではなく、カラー図版の有無による2種が存在するからです。このことは、有名なことなので多くの方がご存知のことと思いますが・・・。

そのカラー図版と言うのは、巻頭に収められている上の図のもの。
本来はカラーで作られているのですが、米国向けのカタログのみ法律上の関係から白黒印刷になっているのです。

このカタログは復刻版がありますが、それは米国版を復刻したものなので、白黒の巻頭図版のものでした。
原本は、意外と見かけませんね。
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「中仙道郵便馬車会社の研究」 [文献]

日本にも郵便馬車があった、というのを初めて知ったのは、中学の頃に読んだ『フィラテリスト』だと思う。
郵便馬車と言えば、凡そ西部劇の世界みたいな感じでいたので、驚きというか新鮮な感じがしたことを覚えている。
そこで覚えたのが、「高崎郵便馬車会社」「中牛馬会社」。このうち「高崎郵便馬車会社」は誰が読んでも「たかさきゆうびんばしゃがいしゃ」だけど、「中牛馬」と書いて「ちゅうもうま」とはねぇ・・・。「恐れ入りました」みたいなもので、おかげ様で一発で覚えました。

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その後に入手した『切手研究会創立10周年記念論文集』に裏田稔氏による「中仙道郵便馬車会社の研究」(上の画像)が掲載されているのを発見。
本書には、中牛馬の発生から終末までが一次資料の紹介と共にまとめられており、基礎文献として役に立ちます。
切手や消印の話しではなく、逓送会社についての地道な研究なのですが、こうした労作があると地方に特有の郵便史が理解できて、なかなか勉強になります。
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『続・初期消印集成』 [文献]

日本の郵趣文献の中でも、特に優れたものの一つに入れても良いと思っているのが、『初期消印集成』と『続・初期消印集成』。

近年は鳴美本の『不統一印』や『郵便消印百科事典』などもあるけど、上記の本にはとても及ばないと思う。
『初期消印集成』『続・初期消印集成』の豊富なデータ量は、今でも十分に基礎データとして役立つものばかり。
台切手に始まり、最古・最新・中間データに、その出典など。こういうデータ集成は地味な作業だけど、最も必要とされる仕事ですね。

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上の画像は、『続・初期消印集成』のもの。
『初期消印集成』の方は、近年になって復刻版のデッドストックの放出があったので、入手は容易いけど、『続・初期消印集成』の方はお目にかかることが、大変に少ないですね。

やはり正編と続編を揃えたいと思うのが心情でしょうが、揃えるのにはかなりの努力が必要です。
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消印が邪魔 [日本切手]

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画像の切手は、もう長いことストックブックに入りっぱなしで、いつ、どこで買ったのかも全く記憶にない。
状態から見ても安物なのは確かで、たぶん即売で1000円から、せいぜい2000円程度までで買ったに違いないと思う。未版別のこうしたものを安く買うのが僕の主義。

でもこの切手、逆位のストライクで入っている「角検」がいけません。
この切手を入手して、長いこと放置していたということは、たぶん版別が難しかったのだと思います。
ここで「思います」と書いたのは、実はシート写真を引っ張り出して来てポジショニングをした記憶すら残っていないからで、ポジショニングがされていれば、きちんとリーフに貼り込まれているはずだから、状況からして「思います」というわけ。

手彫切手の印面を台無しにする消印は、どうも好きになりませんね。
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「中国解放区切手物語」 [文献]

今の体制のあり方から、中華人民共和国は好きになれない。
これは中国人ということではなくて、体制の話しだから、お間違いないように。

でも切手は別で、なかなか興味深いものが多くて、いつかは少しでも集めてみたいとは思うけど、思っているだけで数十年。
そんな興味を持っている一つに解放区切手があります。
昨年の横浜国際展でも出品されていたので、ご記憶の方も多いのでは。

でも解放区切手の解説って日本語で気軽に読めるのが少ないのですよね。
そんな少ない中で、まとまって読むことが出来るのが、下の画像の連載。

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『郵趣』1965年11月号から10回連載で掲載された「中国解放区切手物語」。
そもそも、解放区の名前だって漢字だけでは何て読めばいいのかわかりませんが、この記事だとフリガナが併記されているので大助かり。
内容は、今となっては修正が必要になった部分もあるかと思いますが、それらは後の記事を参考にすれば良いことで、解放区切手の最初のアウトラインを掴む記事としては、良いものと思います。
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" THE EXPERT' S BOOK " [文献]

昨日は、横浜から仕事関係の友人が2人来てくれたので、久しぶりに日にちが変わるまでお酒を飲みに・・・。
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」
良いですね。そういう友人が居るのは。

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画像は、米国の1908年シリーズの専門書。
このシリーズは、続いて発行される1922年シリーズよりも好きなのですが、一通り揃えるのもお高くて閉口します。

このシリーズで苦労するのが分類なのですが、これはカタログの編集方法にも問題があるのかも知れません。
それをスッキリとまとめてくれたのが、この本。
馴れないと難しい透かしを後回しにして、誰でもわかる目打から分類を始めるのがわかりやすいですね。
画像の右は、第1章の1ページなのですが、ここで分類の仕方がわかるようになっています。続く第2章以下で、分類した切手の詳解に入って行くわけですが、カタログコレクターも使いやすいように編集されています。

1990年の発行で、209ページ。
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テレビで郵趣番組 [雑記]

テレビ放送された郵趣番組で記憶にあるのは、いつだったか忘れちゃったけど、子供の頃にクイズ番組で「切手チャンピオン」見たいな企画があったのを覚えている程度。
まぁ、他にもあったかもしれないけど、どちらにせよ数少ないことは確かですね。

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上の画像は、昭和39年に発行された『全日本郵趣』6月号に紹介されたNHK教育放送での郵趣番組。
放映は、毎週火曜日の午後0時30分からで「みんなたのしく たのしいひるやすみ」という番組で、基本は国別・地域別に切手を紹介していく企画らしいのだけど、中には「初日カバーの話し」なんてのもある。

画像の出演者は、ドイツ切手で有名だった坂輔男さんですね。
この番組を覚えているっていう方、いらっしゃいますかね。60代後半の方なら可能性ありますが。
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射水へ [雑記]

今日は、休みだったので、富山県の射水市へ所用があって行って来ました。
昨日は台風の影響で、北陸線の特急は午後から全面運休だったのですが、今日は平常ダイヤ。
その代わり、風が1日中凄かったですね。瞬間的には飛ばされそうなくらいの風でした。

帰りは途中の高岡で接続待ちが30分ほどあったので、その間にちょっと押して来たのが下の画像の風景印。

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高岡駅前局です。1時間あったら他に数局は押せたと思うのですが、電車の待ち時間によいお土産になりました。

そこで思ったのですが、『風景スタンプ集』ってiPhoneとか、iPad用のって出来ないでしょうか?
そういうのがあると、ちょっとした待ち時間に探して押印が出来たりして便利なのだけどな。
風景印集めって、そうした行動力がけっこう必要だし・・・。
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" Croatia Stamp Catalogue " International Edition [文献]

クロアチアと言う国は、最近では日本でもサッカーなどを通して、比較的馴染みのある国になりつつはありますが、ポピュラーと言える国とはとうてい言えないと思います。

まぁ、切手でもクロアチア切手の収集家は、日本ではそんなに居るとは思えません。
僕の知人でも居たかな?たぶん居ないと思いますが・・・。

でも、切手は発行しているし、切手があるなら知識としては持っておきたいのが収集家の心情でしょう。でも、クロアチア語ではどうにもなりません。

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上の画像は、クロアチア切手の国際化のためかどうかは知りませんが、なんと奇特にも英文で出版されたクロアチア・カタログなんです。
なにしろ表紙には堂々と "International Edition" と書かれていますから、主に国外で使われることを想定して発行されたものと思えます。

各シリーズの最初のページには左の画像のように概説ページがあって、その隣の右ページからカタログが始まるという、門外漢には大変に有り難い構成になっています。
ステーショナリーや特印までも収録されているという力の入れようで、重宝するカタログに仕上がっています。
発行部数は900部。
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" NASSAU STREET " [文献]

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これは、超有名な本なので、ご存知の方も多くいらっしゃるでしょうし、読まれた方もそれなりにいらっしゃるのではないかと思います。

一言で言えば、著者である Herman Herst Jr の切手商一代記。
書名であるナッソー・ストリートは、米国ニューヨークの切手商街のことで、ロンドンのストランド街、パリのル・ドロー街みたいなものですね。

本書を読むと、古き良き時代の切手商が生き生きと語られており、ネット切手商全盛の現代が、いかに空虚でつまらないものであるかがよくわかります。
確かに、ネットは便利で収集に役立つことこの上ありませんが、切手収集の楽しみってそれだけでは無いと思いますね。
趣味だからこそムダがあって良いと思いますが・・・。

本書は、米国の収集家の間でコンスタントに読み継がられているらしく、かなりの版が重ねられ、出版社も幾つかあるようです。
日本では一部が、日本フィラテリックセンターのオークション誌に抄訳が連載され、後に私家版としてまとめられています。

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全日展出品作品タイトル公表 [切手展]

全日展の出品作品のタイトルが公表されましたね。
見応えありそうです。中には重量級の作品もチラホラと・・・。

僕のは、タイトルが一部変になっています。上の寺本さんの作品タイトルとごっちゃになってますね。
僕のは「SRI PASHUPATI Series of Nepal」です。

「上海工部書信館」とか「米国ワシントン生誕200年記念切手」、特に後者は普通切手の代わりとして多量に印刷・使用されたので、とても興味深い切手です。

「龍切手カバー上の東京の郵便印」という、非常に狭いテーマで、しかもマニアックな内容で5フレームという作品も郵便史部門にエントリーされています。もう、こんなことされたら唸るしかありませんね。今年度、最大の話題の作品になることは間違いなさそうです。

なんか自分の作品なんか、どうでもよくなってきちゃいました。
これらの作品に、早く会場でお目にかかりたいものです。
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" St. HELENA " [文献]

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ロブソン・ロー社のハンドブックシリーズの一つ。
副題に " postal history and stamps " と書かれてあるとおり、郵便史と切手、消印などを総合的に扱ったハンドブックで、取りあえずのことはこれ1冊でわかります。

ロブソン・ローのハンドブックは、どれを見てもよくまとまって出来ていると思います。伝統を感じさせる本作りとでも言いましょうか。日本には、残念ながらこうした本作りをしてくれる郵趣本の出版社って無いですね。

こうしたハンドブックは、第2次世界大戦頃までをその対象としていることが多いのですが、本書は1971年までを扱っていて、モダン分野のことまで知ることができます。
世界カタログでは、年代が新しくなればなるほど記述が簡略化されていきますが、そうした時代のことまで詳しく知ることができるのは、本当に有り難いですね。カタログの裏を突いたような感じで感心します。

クラシック時代のことについては、もちろん言うことの無い編集。
こうした類いの文献は、自分の収集分野である無いに関わらず、一般的な概説書として手元に置いておきたいものです。
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J.P.S.のメータースタンプ [メータースタンプ]

去年の12月14日の日記で、J.P.S.が使用したメータースタンプを紹介したけど、ペラペラと捲っていた『郵趣』の旧号にそのリストが掲載されているのを発見しました。

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偶然見つけたのは、上の画像の1968年2月号なのですが、1年に1度の割合で使用スタンプを公表していたようです。
童話あり、飛行機あり、車ありで、テーマ収集にも色々と使い道がありそうです。
全てを集めるのは、なかなか骨が折れる仕事になりそうですね。
意外と皆さん、メータースタンプって残していないようですから。
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記憶に残る作品 [雑記]

30年以上にわたって見続けた競争展の作品数って、一体どのくらいの数になるのでしょうか?
恐らく数千単位になるのだと思いますけど、その中で今でも強く印象に残っている作品って意外と少ないですね。
つまり、頭が悪いので99パーセントの作品は、忘却の彼方へって感じです。

「これは参考になるな」と思ってメモを作った作品も数百はありますけど、そうした作品はほとんど覚えていません。

強く印象に残った作品と言うのは、別に完成度が高かったとか、審査の評価が良かったとか、そう言うレベルとは全く異にして、なにかこう強烈なインパクトがあった作品です。

例えば、そんな作品の一つにU小判5銭の専門コレクションがあります。
最初に見たのは全日展だと思いますが、その後、91年の東京国際展でも展示され、後に作品集として刊行されています。
同一額面の専門コレクションと言えば、青一とかU小判2銭、乃木2銭などは定番ですから驚きませんが、U小判5銭で一作品と言うのは、「えっ!そんなこと出来るの??」と、衝撃的。
作品としての仕上がりは荒く、そういう意味では僕的には参考にはなりませんでしたが、U小判5銭の専門家が存在すること自体が強烈。

たぶん、このコレクションに続く5銭の専門収集を見せてくれた方はいないと思います。
それだけに記憶に残る作品ですね。
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全日展のブース [雑記]

全日展のブースが発表になっていますね。
20ブースで18店舗だそうです。

まぁ、僕にはほとんど関係ないと思いますが・・・。
切手展でブース巡りってほとんどしませんからねぇ。
作品を見てメモをとる方が忙しくて、呑気にブース見ていると時間が無くなっちゃうのです。
国際展のように長期間だと、1日のうち作品見学に3分の2で、ブース巡りに3分の1とか時間配分できるのですが。

今年は諸般の事情で開催時期が遅くなりましたけど、よく考えると買物にはよい時期ですね。
皆さんボーナス貰って最初の散財ではないでしょうか。

今年の全日展。作品も良いのが集りそうですし。
僕の作品じゃありませんよ。念のため。
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" Flash " No,116 [文献]

『フラッシュ』116号が到着。
パラパラとページを捲っていたら、下の画像の追悼文が掲載されていました。

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筆者は、あの David Feldman。
写真は、昨年の横浜国際展のために来日した際に、大阪まで足を伸ばされ金井氏と懇談した時に撮影されたもので、手にしているのはモーリシャス・コレクションのカタログ。
元気な頃の金井氏と比べると別人のように見えてしまうのが、悲しいところです。

本誌を手にする方は少ないと思いますので、ご紹介しておきます。
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『文化大革命と現代中国』 [文献]

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今日は、日帰りで大阪へ。
サンダーバードに乗っている片道2時間弱の間に読んだのが、画像の『文化大革命と現代中国』。
中華人民共和国のコレクションでは、文革期の切手が一つの画期と言うか見所になると思います。そこで、「文革って何だろう」って事になると、意外と皆さん知らないわけ。

僕も文革関係の本は色々と読みましたが、これがまた決まって難しい本ばかり。
そんな中で、平易に書かれていたのがこの岩波新書です。
別に専門的にならなくても良いから、切手収集家としての適度な知識として読んでおきたいと思われる方にオススメです。
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スピロの作品 [雑記]

前回は、スピロ兄弟のことを紹介したので、今日はその実物を。

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画像は、スピロの多くの種類の中から龍銭切手のもの。
消印は星形と "JOKOHAMA" 。あり得ませんね。すぐにわかります。

本物もブロックとか、ストリップなんて貴重ですけど、偽物でも塊のものは少いのです。
たぶん数百枚に1枚ぐらいの割合じゃないかしら。
もちろんシートなんて珍品もありますが・・・。

偽造切手と言えば、ちょっと前のジャペックスに偽造切手のコレクションが出品され、しかも入賞もしていましたね。
まったくの驚きと言うか、あり得ません。恐るべきジャペックス。
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「外国に於て偽造されたる日本切手」 [文献]

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昨日に続いて偽造品の話し。
画像は1956年6月発行の『切手研究』69号だから、今から56年も前のもの。
題名が示す通り、外国製の偽造手彫切手に絞った解説なのですが、特にハンブルグのスピロ兄弟のものに特化して書かれています。

このスピロ兄弟による偽造品は、とてもポピュラーなものなので、偽造品を集めていると黙ってでも集ってきます。
特徴は、手彫に英領系の消印が押されていたり、「YOKOHAMA」の消印が「JOKOHAMA」になっており、印刷も石版なのですぐにわかります。

スピロ兄弟は、各国の初期切手をたくさん偽造して堂々と販売広告を出したり、切手商に下ろして商売をしていましたが、いわゆる騙すための偽造とは一線を引いた商売をしていました。
つまり、市場に切手が少ないためにいつまでたっても穴が埋まらないコレクター用として、そのスペースを埋めるための偽物として販売していました。本書によれば、約500種を偽造したとされています。

僕もスピロ兄弟の製品をたくさん持っていますが、日本人から見ると出来が悪すぎて、いくらスペースを埋めるためと言っても、使いたくないような製品です。

明日は、小学校の同窓会で横浜へ行ってしまうので更新はありません。
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『偽造龍切手について』 [文献]

手彫の偽造切手についての収集と研究は、海外の方が先行していました。
その原動力となったのが I.S.J.P. のメンバー達で、研究発表もその機関誌に発表されています。

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上の左は、モノグラフシリーズの4号として1971年に刊行されたものですが、その訳本が翌年に関西郵趣連盟から発行されています。それが右。

龍切手限定ですが、スピロ、和田、上方屋、広瀬、見本と記載された偽物、他の雑種偽造切手、官製模造、記念偽造品、手書き模刻品、という細かな章立てで解説されています。
中でも最大手である和田製については、10ページに渡って解説しています。

『偽造龍切手について』は、I.S.J.P. モノグラフのテキストのみの訳本なので、本誌だけではほとんど役に立ちません。訳本を活用するためには、モノグラフを入手し、その図版と対比させる必要があるので、入手される方は注意された方がよいでしょう。
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ネパールのU.P.U.加盟 [外国切手]

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画像のカバーは、もちろんフィラテリックなもの。
でも、気に入っています。景気よくハデなところが好きなんです。
日本的美しさを好まれる方には、単なるゲテモノでしょうが・・・。

で、何のカバーかと言うと、ネパールが1959年にU.P.U.に加盟したことを記念して発行した新通常切手の記念カバーなんです。
ネパールは、一時期鎖国政策を取っていたので、この切手が発行された1959年になるまではインド以外には自国の切手で郵便が出せなかったわけ。

今年の全日展では、久しぶりにネパール切手を出品します。
そう言えば、古い(1950年代初頭)『アメリカン・フィラテリスト』誌に「秘境ネパールにも切手はある」という記事が出たことがありましたっけ。
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" THE WORLD'S GREATEST STAMP COLLECTORS "とその続編 [文献]

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タイトルを見れば、ズバリ内容はわかりますね。
歴代の有名収集家物語りです。正編に22人、続編に17人が紹介されていますが、残念ながら日本人は含まれていません。
ただし、大コレクションの一部として、日本切手コレクションを作られた方が何人も収められているので、日本切手のみにしか興味を持たれない収集家にも読んで欲しいものです。
例えばDuveenとかCrocker、Caspary、Lichtensteinなどなど、10人弱程度は何らかの形で日本切手に関係していると思います。
発行はLinn's社で、僕のは2冊セットの箱入りです。他にバラ売りもあります。

表紙の似顔絵、あなたは何人わかりますか?
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" STAMPS " [文献]

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海外で刊行されている入門書も、現地に行って目につけば買うようにしています。
日本では、いつのまにか売られることが無くなってしまった入門書。日本には無いことへの反動みたいなものでしょうか。
各国の入門書を買い集めて、「いつかは日本にも」なんて感じです。

画像は、イギリスで8ポンドで売られている初歩者向けの入門書。
対象は、初歩者でも特に子供向けに作られたもののようです。
画像に本文も載せておきましたから、平易で楽しそうな仕上がりなのがわかってもらえると思います。
こうしたセンスの入門書って、日本人ではなかなか無理かも知れません。今まで出版されたことありませんね。

本文71ページに、切手の分類や水剥がし、アルバムの解説や作り方、道具やカタログの使い方、用語や切手の種類、伝統郵趣やテーマチクの解説、印刷の基礎知識や偽物師、郵便の歴史、その他、盛り沢山の内容が簡潔に記されており、巻末には切手発行国地図が付録に付いています。
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全日展2012 [雑記]

先月末で全日展への出品申込みが終了。
どのくらい作品が集ったのでしょうか?気になるところです。
もちろん僕も申し込みましたよ。

で、申し込んだからには、確実に作品を仕上げなければならないのですが、そんなことより先に上京の段取りというわけで、ホテルを押さえました。
14日(土)と15日(日)の2日間の参観です。本当は16日(月)も参観したかったのですが、その日は出勤日なので仕方がありません。

皆さん、14・15日にお会いしましょう。
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『北陸郵趣』712号 [文献]

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読者の皆さんのお手元に『北陸郵趣』712号が届く頃と思います。

今月号には、今年の日本切手収集界最大のトピックになると思われる、「玉六ヨ」の競売レポートが掲載されています。
これは、現地のオークションに参加された読者の方から投稿いただいたもので、現地ルポとしては日本で最速にレポートされるものです。
競売やその前後の様子、扱われたオークショナーの表情など、なかなか興味深い内容です。

『北陸郵趣』の定期購読については、下記のアドレスまでお問い合わせください。(アットマークの部分を@に変更のうえ、送信ください。)
stamp2000アットマークmac.com
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『カバー研究』 [文献]

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『カバー研究』と言っても、いわゆる伝統郵趣とか郵便史で使うようなカバーではありません。
初日カバーとかサーキットで収集するカバーの専門誌です。
創刊号は1967年1月で、1960年代から70年代に、この手のカバー収集が流行っていたことを背景として発行されていました。

僕の収集には、さほどプラスになる内容ではないのですが、バックナンバーを揃えて読むと、意外と面白い。
決して収集の勉強として読むわけではなくて、ゴロンと寝っ転がりながらヒマ潰しに読むものなのですが、その頃のカバー収集の熱気が伝わって来るような感じですね。
大阪万博内局の初日記念押印の狂気を伝えるルポや、カバー製作業者やカシェ作家の仕事ぶりなど、この手の話しに疎い自分としては「へぇー」ということの連続です。
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