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第3次昭和1円の変種? [日本切手]

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第3次昭和1円の白紙で、銘版は中字。
左上の切手、つまり85番切手の鳥居の中に肉眼でもよく見える大きなキズがあります。手元にある数枚の1円切手のシート写真を見ても、このキズ付の切手は見当たらないので素性はわからないのですが、けっこう目立つものなので、定常変種予備軍でもよいかな?なんて思ってはいるのですが・・・。
どうでしょうか。
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朝鮮の標語印 [日本郵便史]

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「内鮮/一体は/国語から」。
韓国の人が見たら、確実に怒りそうな標語印ですが、これも歴史。
このタイプの印は、京城や釜山、平壌など6局での使用が確認されています。朝鮮の標語印は内地のように多くはないのですが、そんな中でもこの印は後期のもの。

差出人の住所は「平壌志願兵訓練所」となっていて、宛先は馬山の「第四愛国班長」。文面は入隊の挨拶となっています。
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パンダ切手の原画二題 [雑記]

中国切手の人気銘柄と言えば、やっぱりパンダ切手でしょう。
僕の収友にもいますが、日本ではパンダグッズ収集家がたくさんいますね。

で、この切手の原画は呉作人さんと言う人の作品だそうで、下の画像が原画の一部です。

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この原画は軸装になっているのですが、可愛すぎて床の間にはちょっと合わないかもしれませんね。
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ジャペックス [雑記]

JPSのホームページでジャペックスの一般競争部門の出品リストが発表されました。
けっこう作品のバラエティに富んでますね。

日本部門は各分野を網羅しているわけではありませんが、それでも小判に田沢、現行、航空、記念、公園、占領地といろいろとありますし、外国部門もマイナーな所も出品されていて面白そうです。

一部の間では、「国際展明けで作品が集り難いのでは」などと囁かれていましたが、国際展で息切れしてしまって作品が集らないというのでは、日本の郵趣界の体力に疑問符がつくというもの。
国際展はそれ相応のレベルの話しなので、国際展には関係なく国内展に挑戦する人が定量存在しないと郵趣界も面白くありません。つまり裾野は広くないと競争展が馴染み客ばかりになってしまってつまらないということ。

3日間の参観が楽しみです。
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樺太の年賀印 [日本郵便史]

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昨日は、ゲテモノをお見せしたので、今日は伝統的なものを。
画像は樺太の知取局の年賀印で、ご丁寧に2個押してあるので、美しい印影を見ることが出来ます。
僕の収集では、この使用例は年賀印として集めたものではなくて、楠公はがきの使用例という位置づけになっています。
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ウマル クェイン [外国切手]

部屋の片付けをしていたら、十数年振りに姿を現した数々の怪しげなマテリアルが・・・。

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この画像を見て「懐かしい〜」と思った人は何人もいるはず。
ウマル クェインと言う、いわゆるアラブ土侯国の1つが1972年5月6日に発行した鉄道切手6種のうちの1枚。

発行された6種は全て日本の鉄道で、発行名も「日本の鉄道開通100年」。
100年なのでお祝いというわけではないけど、それまでの切手の常識を覆す立体切手!

こんなのの実逓カバーが欲しいですねぇ。
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ラジオ体操 [外国切手]

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僕のような『スタンプマガジン』世代の人なら、中国切手に興味を持ったことがあると思う。
僕が最初に買ったJPSの『原色中国切手図鑑』は1976年版だったと思う。今とは違って変形大版サイズで薄いので背文字は入っていなかった。

その当時手に入れた中国切手の残骸が手元に残っているのだけど、画像のラジオ体操切手もその1つ。僕にとって中国切手の代名詞というのがこのシリーズ。
『スタンプマガジン』の何号だったか忘れてしまったけど、最初にこの切手を知った時の驚きは今でも覚えています。日本切手にはなかったその驚くべき発想の切手。
画像は第2小節の部分です。
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「小判切手の目打測定はムダか」 [雑記]

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昭和36年12月に発行された『郵趣』150号記念特別号に、「小判切手の目打測定はムダか」という一文が掲載されています。

話しの中心はタイトルにもある通り目打の話しなのだけど、結論としては、目打・刷色・紙質・裏糊などの製造面の様々な角度から、小判切手の総合調査をして時期を決定しようではないか。という、現在おこなわれている研究の方向性を指摘したもの。
昭和36年にこのようなことを考えていた人が居たのですね。

著者の前田邦博というのは、ペンネームなのでしょうか。それとも実在の名前なのでしょうか。
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『足利南郵趣』 [文献]

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本誌をご存知の方は、地元か、よほど郵趣文献に詳しい方ではないかと思う。
画像は、創刊号なのだけど昭和51年4月となっているから、誌齢が目立って古いというわけではない。
僕がこの雑誌の揃いの入手に務めたのは、南方占領地切手についての連載がほぼ毎号掲載されていたので、それが読みたかったからなわけで、それ以外にどのような方が書かれているのかは全く知らなかった。

入手してみて驚いたのは、吉田景保氏や山岸福治氏が毎号のように寄稿されているところで、興味深い記事が目白押しにあります。
発行部数が極端に少ない小規模雑誌にも、目が離せないという好例ですね。

二十年近く前に僕が入手した揃いは、吉田景保氏の旧蔵品でした。
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『日本切手専門カタログ』日本関連地域編 2012 [文献]

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昨日、『日本切手専門カタログ』日本関連地域編 2012が到着。
前回の2008年版以来3年半ぶりの改訂で、ちょっと重たくなりました。266ページなので20ページ増です。

沖縄や満州の記念印が採録されたり、満州の消印の簡単な解説や郵便料金表が増えた点が特に目立った改善点でしょうか。

地元の郵趣会では、意外と『日専』を使う人って少ないのです。
これが全国的な傾向なのかよくわかりませんが、日本切手のカタログコレクターか、それに近い集め方をしている人は、たいてい『組合カタログ』で終ってしまっています。

せっかく『日専』という優れたカタログがあるのに使わないなんて、随分ともったいない話しのように思えるのですが・・・。
自分のコレクションレベルには必要がないのかも知れないけど、一般的な知識を得る手段として取りあえずは入手して読む価値はあるのですがねぇ。
カタログに数千円払うくらいなら、切手を買った方がマシだと思うのでしょうか?
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『Japanese Philatelists』9巻5号 [文献]

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『Japanese Philatelists』が到着。
今号の主要記事は、手島康氏「日本国際展2011」と祖父江義信氏「大金賞受賞への軌跡」。
前者は、過去の出品経験に加えて、今回の国際展の作品から貴重な使用例が数リーフ紹介されており、後者には70年代前半からのコレクションの成長の様子が記されています。

こうして大ベテランのコレクションの発展の様子を読んでいくと、いかに自分がまだヒヨコであることか・・・。
見掛だけのコレクションを作ることは資金さえあれば簡単ですが、立派内容のコレクションを作るには非常に長い年月をかけた情熱と努力が必要なことがわかります。
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第4次ローマ字入りシリーズ1000円 [日本切手]

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画像の第4次ローマ字入りシリーズ1000円切手が発行されたのは、1975年4月22日で切手と小型シートの同時発売であると同時に、全日展の開幕日でもありました。

子供にこの切手は痛かったですね。何しろ1000円ですから。当時の小遣い2ヶ月分程度だったと思います。
家の親はけっこう切手には甘くて、高価ではない子供が楽しむ程度のものでしたら、小遣いとは別に買ってくれることもよくあったのですが、子供心でも、さすがに郵便局で売っている切手を買うのに1000円欲しいとは言えませんでした。

全日展75の臨時局ではもちろん売っていて、実物はそこで初めて見ましたが、結局この切手の未使用を入手したのはだいぶ後になってからで、大学生になってのこと。

後年、この切手が無くなる時にはちょっと寂しい思いをしました。

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トルコ・1914年 [外国切手]

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画像の切手は、オスマン帝国が1914年に発行した通常切手シリーズで、もちろん今のトルコ切手の一部です。
まだ、中額面が1種と次のページに貼ってある高額面3種の内の2種、つまり17種の内の3種が未入手になっています。

トルコには好きな切手が多いのですが、このシリーズもその1つで、シリーズとしての統一感は全く無いのですが、いかにもトルコって感じのオリエンタル調が良いと思いませんか。

製造は有名な、Bradbury Wilkinson社で、このことは『スコット』には書かれていませんが、『ミンクス』にはきちんと注記がされています。
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水色勅額シートの値段 [雑記]

下の画像は、如水クラブの会報であった『サン月報』第3号、昭和23年1月15日発行に掲載された即売広告からの一部。

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広告によると水色勅額のシートが2000円で、その隣にある龍2銭ペアの未使用極美品も同じ2000円となっています。
昭和23年と言うと、日本郵便切手会による同切手の販売から1年以上も経っているのですが、シートとなると、この切手はやっぱり別格なのですかね。

今だと龍2銭のペアはカタログ値で普通品が18万円程度ですから、それと比較すると現在の水色勅額のシートはどの程度なのでしょうか。
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もー、くたくた [雑記]

今日、我家の光ケーブルが100Mbpsから200Mbpsに増強されると同時に、電話も光電話に変わりました。
それで、NTTの工事が入ったのですが、ルーターが置かれている僕の部屋は当然ながら工事対象です。ということで、床に平置きで足の踏み場もないような状況ではまずいので、昨日から即席掃除となりました。

床にうずたかく、かつ乱雑に置かれていた郵趣文献や資料類を取りあえず隣の子供部屋へ移動して、それから掃除機でホコリを吸い取り、最後にダスキンで拭き掃除。

途中、未開封の郵趣雑誌や行方不明だった資料類に何度も遭遇しながら、なんとか終了。
工事に関係の無い奥半分は、ほとんど手つかずです。
まぁ、とにかく疲れました。

で、肝心の100Mbpsから200Mbpsへの結果ですが、体感的には余り変わりがないような。
もっとも、パソコンがボロいためかもしれませんが、Wi-Fiで使っているipadも目立って変わってないような気がします。
NTTへの支払いが、電話も含めて月2000円安くなるので、それでもよいのですが。

よく考えると、我家ではipad2台、Wii、DS2台、そしてパソコンと意外と多くの端末がネットに繋がっています。
15年ほど前は、僕のパソコン1台だけが電話回線を使ったパソコン通信と繋がっていただけなので、その変化に驚きます。
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イギリス空軍 [外国切手]

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画像は、イギリスが1986年に発行した空軍を記念する5種セットからの1枚。
描かれているのは、ランカスターという爆撃機。

僕ぐらいの年代の人だと、子供の頃にはプラモデルをけっこう作ったことと思うけど、僕も小学生から高校生の頃までは、けっこう作っていました。あの頃は、今と違って街のプラモ屋もかなりありましたね。
もともと車は大嫌いで、今でも好きではありませんが、そんな感じだったので車のプラモは1つも作ったことがなくて、もっぱら船と飛行機でした。
その作った飛行機の中に、画像のランカスター爆撃機がありました。胴体の断面は円形であることが普通なのですが、この飛行機は方形なんです。
ちょっと地味な存在の飛行機だったので、モデル化しているメーカーも少なかったと思います。

そういえば最近の子供は、切手と同じくプラモデルを全く作りませんね。
我家を例に出すと、上2人はミニ四駆にはかなりハマりましたけど、4番目と5番目の子供はミニ四駆すらしません。もしかしたらプラモデルという物自体を知らないかも・・・。
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『雷郵』 [文献]

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郵趣雑誌には、全国誌、地方誌、グループ誌など実に様々な発行形態がありますし、また発行部数も様々で、中にはその存在がほとんど知られていないようなものもあったりします。
僕は、こうしたものについてもできるだけ集めるようにしているのだけど、色々と見ていると意外と知られていない雑誌にも面白いものがあるし、古い時代の出来事など参考になることも多くあります。

『雷郵』もその一つで、こんな雑誌があったことなど、実際に手にするまでは知りませんでした。
本誌は、誌名からもわかるように、浅草の雷門郵趣会の機関誌で昭和30年から発行されているものです。本誌を読んでいくと、若き日の大谷博氏や高馬邦夫氏、そして驚いたことに、あの伝説の切手商として知られている大高光彦氏も執筆されています。
こうして書かれたものを読むと、彼らが若い頃に郵趣に対してどのようなアプローチをしていたのかなど知ることができますから、古い雑誌と言えども僕にとっては貴重な情報源なのです。
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東京国際局 [風景印]

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東京国際郵便局が取り壊されて随分と経ちますね。
逓信総合博物館も含めて、再開発であの一帯はどのように変わるのでしょう?
そもそも、再開発ってそんなに必要なのですかね。

日本は都市部の再開発と、農村部の圃場整備が好きですから・・・。
とりあえず一巡すると、元に戻って再びいじくりまわすわけです。もっともらしい理由を付けてね。

この風景印に描かれている建物は、もちろん東京国際郵便局なわけで、郵政建築の特徴がよく現われています。
この庇を長くする手法は、建物内に日差しが入り難くするという発想から生まれたそうで、今はやりのエコを先取りしたもの。昭和30年代にこうした発想があったのですからエライものとだと思うけど、エコと言うよりも冷房が進んでいなかったことが利用なのかもしれません。


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『全日本郵趣』10月号 [文献]

『全日本郵趣』10月号が到着。
今号で最も興味のある記事は、澤まもる氏の「紛来郵便物の処理方」。僕の手元にも同類の使用例がいくつかあるので、以前からその処理方法に興味があったので、好都合な記事です。

それと重要なのが、巻末近くにある編集人による「主催サイドから見たPHILANIPPON 2011」。
何が重要かと言うと、その中に記されていた「日本からの出品作品とFIP/FIAP年会費問題」は、現実的な問題として、国際展出品者は全員が熟読してよく考えてもらいたいことですね。
FIPとFIAPの日本の加盟団体である日本郵趣連合の負担金は、FIPへの登録作品数で決められるので、今後も国際展への出品を考える人達が分担することは当然のことと考えます。

自分が楽しむことにより発生する代金を負担する。これって当然のことでしょう。

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『選挙郵便』 [文献]

so-netブログに引越す前の旧ブログでは、いくつかの選挙郵便の使用例を紹介したのを、ご記憶の方もいると思う。

特に意識して集めていたわけでは無いけれども、人気が無いと見えて即売品の中に混じっているのを見かけると、拾っていたものばかり。
だから、選挙郵便について体系だてて知っているわけでは無いし、カタカナ表記のものが少ないということも、ブログのコメントで知った程度。

下の画像の『選挙郵便』は、たぶんこの分野では初めてのまとまった文献だと思う。

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ステーショナリーや現行、戦後の郵便史関係では、選挙関係のマテリアルは無縁ではないので、その方面の方は熟読されるとよいと思います。
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フィンランド1944年赤十字 [外国切手]

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画像は、フィンランドが1944年1月2日に発行した赤十字寄付金付切手4種セットの中からの1枚。
一見したところ、蒸気機関車が牽引する普通の列車のように見えるし、僕自身が「赤十字と列車って何の関係が・・・」と思ったのだけど、ルーペで客車を除くと車体に赤十字マークが。

これって、軍隊とかが使う病院列車なんですかね?
それ以外にはちょっと考えられませんね。まさか地方を巡回する民間用の病院列車なんてことはないと思います。そんなシステム聞いたこと無いし。でも過疎地帯用にあってもおかしくないですかね。

何のための列車でしょう。

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第18回国民体育大会 [日本郵便史]

昭和38年10月27日発行の第18回国民体育大会記念切手は2種連刷。

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画像のカバーはその連刷切手を貼った米国宛の印刷物。
抹消印である欧文印のデータは「世田谷/64, 1, 24」。
1961年10月1日〜1966年6月30日までは、国際平面路便の印刷物料金は50グラムまで15円だったので、大雪山国立公園の5円切手をもう1枚貼って15円としている。

ちょっと大雪山切手の方が目立ってしまっているのが不満だけど、連刷貼りということでガマンしている。
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ジャパンオークション [雑記]

ジャペックスに合わせて開催されるジャパンオークションのカタログが届きました。
今回は、図版が白黒無しのオールカラーで、まだパラパラと眺めただけですが、心ときめくマテリアルがあちこちに。と言ったところで、僕には全く無縁のものばかりですが・・・。

そんな中でハタと目に止まったのが、あのグリコ「熟カレー」のPスタンプ。A賞、B賞の2枚セットで最低値は40000円。
カレーの売り出し中には、このPスタンプを確実に入手すべく、食べ切れないほど買い込んだ人がけっこういたらしいです。巷でもけっこう話題だったですし。
僕には全く理解できませんねぇ。
まぁ、郵趣品ではあるので集める人が居るというのはわかりますが。

ある意味で、今回のオークションでどうなるのか一番興味があるロットになりそうです。
どうせなら、競り上がって手彫のカバーなみの値段になってアッと驚くのも楽しいかも。でも、スタート値時点で安価な手彫カバーが数通買える値段ですね!
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ワイスブレム [雑記]

ワイスブレムのコレクションが展示されたのは、たしか初期の頃のスタンプショウだったと思う。
その展示のあと、そんなに時間が経つこともなく、そのコレクションが金井スタンプのオークションにかけられて、その時のカタログが下のもの。

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この人のコレクションはグルックナー程ではないけれども、それこそ膨大な量があって、「コレクションというよりもアキュムレーションのよう」と評されたこともあった。菊や田沢には幾つももの珍品が含まれていたと言うけれども、僕が昔から不思議で仕方がないのが、龍切手の余りの少なさ。

物量で勝負といった感じのコレクションなのに、龍切手については版揃えどころか、龍銭切手にいたっては額面すら揃っていません。
このアンバランスさが不思議で不思議で、もう何十年も疑問のまま。
今となっては本人に聞くわけにもいかないしねぇ。単に「嫌いだから集めなかった」と言われればそれまでだけど、ここまで極端な大コレクションも珍しい。
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切手収集課 [雑記]

切手収集課と書いても「家」の誤字ではありません。「課」です。
そんな課があったら配属されたいですよね。それが実際にあったのです。

ロンドン警視庁美術骨董課、通称「美術特捜班」は、数々の盗難美術品とか偽造品の摘発で有名ですが、その前身が切手収集課なのです。

イギリスでは、1969年に切手商相手の強奪事件が相次いで起きたために、その専従捜査課として設置されたのが切手収集課で、その後、時代の変化と共に現在の美術骨董課となったそうです。

美術骨董課のことについては、今までにも数々の書物で色々な知識はあったのですが、その前身が切手収集課であったなんてことは、今読んでいる『偽りの来歴』を読んで初めて知りました。
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『日露戦争と昭和の戦争』 [文献]

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オープン切手展作品集として私家版で発行されたもので、3作品が収録されています。作品タイトルは、
・日露五百日戦争
・昭和の戦争「銃後」
・太平洋戦争
です。

オープン切手展には、郵趣マテリアル以外のものも使用できるので、展開しだいでは郵趣マテリアルのみのばあいよりも、幅の広いドラマのような作品を作ることが可能なのですが、僕としては逆にその部分が「郵趣らしくない」と思えてしまうので、けっして自分でその道に入ろうなどとは思いません。

が、しかし、こうした人様の作品を見るのは好きですね。
その見方なのですが、けっして郵趣的な作品としては見ないのです。
では、どのように見るかと言うと、該当テーマの解説書として見るのです。こうして見るとかなり面白く、参考になります。

郵趣マテリアルのみを使って物語りを語るには自ずから限界がありますが、オープン作品だとスムースに話しが流れていきます。

なかなかの良書でした。


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『英国切手部会報』185号 [文献]

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『英国切手部会報』が昨日到着。
巻頭の記事は、佐藤浩一氏による「RDPに選出されて思うこと」。世界ナンバーワンのタスマニアコレクションが、どのように成長していったのかを話しの中心に置き、氏ならではの郵趣への想いをまとめた記事。この記事は、部会のメンバーだけではなく多くの収集家に読んでもらいたいもの。

続いて、横浜国際展の記事がどっと続いて、前回から連載の「ガンドンのマリアンヌ」の解説が本号の主要記事となっています。

各雑誌とも、そろそろ横浜国際展のまとめ的な記事が掲載されるようになり、それを読むにつれ「あっ、そんな作品あったっけ?見忘れた!」と後悔する時もありますね。
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震災切手の速達便 [日本郵便史]

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画像のカバーは、震災切手3銭を5枚貼った速達便。
データは、抹消印が「三宮/13, 2, 28/后8-9」で、配達印が「大阪中央/13, 2, 29/前0-7」だから、ごく普通のカバーですね。

シミが付いているので、けっして良いルックスではないのだけど、理由も無く以前からチョッピリと気に入っているカバーです。

右下に貼ってある4枚は、一見したところ田型ブロックに見えるけど、実は単片が4枚行儀よく貼られているもの。左上の1枚と合わせて5枚なのだけど、サブタイプが面白くて左上がタイプA、下の4枚が左上がB、左下がC、右下がD、右上がEという具合に、単片でありながら逆時計回りに順番に貼られています。

速達2箇郵便区間の使用例。
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