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今年最後の更新 [雑記]

12月31日なので、当たり前ですが今年最後の更新です。

今年は、ミニペックス(イギリス部会と北欧部会)に2作品、競争展(ジャペックス)に1作品を出品しました。
自分でも超多忙な中、よくこれだけ出せたものだと。
もう、こんな思いはしたくありませんね。

仕事の方は3月末まで超多忙が続きます。
そのため、ブログの更新も引き続き不定期なので、ご了解ください。
そんな不定期な状態にも関わらず、日に300〜400アクセスの間で推移しているのは、ありがたいことです。
当初はHP内の郵趣日誌でしたが、途中からブログに変えて、なんとか十数年も続けることができたのが、リピーターがついてくださった理由かと思います。
現在更新継続中の郵趣関係ブログでは最古参になります。

明日の新年からも、マテリアルや文献の紹介、その時々に思ったことなどを勝手気ままに記して行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

本年も、ありがとございました。
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続々と発掘品が [雑記]

今年も、あと2日。
皆さんも、きっと大掃除ではないでしょうか?
僕も収納容量を大きく超えて、どうにもならない部屋を多少でもなんとかしようと、昨日から奮闘中です。

まず1階の本棚から段ボール箱行きの本を選定して、空いたスペースに2階の平積みの本を移動。
もちろん焼け石に水状態ですが、少しでもスペースが空けばそれでガマン(それ以外に方法がない)です。

次に紙類の整理ですが、出てくるわ、出てくるわ、何年も前の色々なものが。
ギボンズのヒンジ1袋なんて、なんであるのかしら?たぶん誰からかもらったのだと思うけど、さっぱい記憶がありません。
まぁ、出てきて儲け物です。

いらない封筒から切手をカットしたら、カン1箱分になりました。

頂き物の講演会レジメや、資料類は取り敢えず分類不能ということで、百均(200円だけど)で購入しているA4判の透明プラケースにポイポイと。

それにしても、続々と出てくる物に「あー、そーか。こんなのあったんだ」と再発見の2日間。
僕のように、日々の整理が悪い人間は本来収集には向かないですよねぇ。

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2016年の『郵趣』 [雑記]

数日前に『郵趣』1月号が到着。
この1月号を見れば、2016年の『郵趣』誌がわかります。

予想したとおり、悪い意味で期待を裏切らない内容でした。

僕は別に『郵趣』に高度な内容を期待していませんし、また、高度な内容の記事を掲載する雑誌でもないと考えています。
それはなぜか?
『郵趣』はJPSの機関誌であり、全ての会員に配布されるものだからです。

JPSには他に『郵趣研究』という雑誌がありますが、こちらは別途希望者が購入するシステムです。
内容も難しく、万人向けではありません。
ですから、高度な内容を期待する一部の収集家は、別途こちらを購読すればよいわけで、事実そうした差別化が図られています。

先に『郵趣』はJPSの機関誌であると記しましたが、これに異を唱える人はいないでしょう。
JPSは収集家の団体として、数々の行事や事業を行っています。
その一つに別会社としての郵趣サービス社があり、世界の切手の取次や付属品、文献の販売を行っています。昔はJPSの代理部として活動していました。

また、ジャペックスやスタンプショウなどの行事も、JPSでは重要な行事になっています。
僕が不満に思えるのは、このジャペックスやスタンプショウに直結する記事が、ここのところ全く見当たらないことです。

なるほど、確かに1月号にはカラーページを使ってジャペックスの記事はあります。
ただし、これは結果として載っているだけで、しかも、その内容は極めて一般的な収集家から見たら、雲の上のようなリーフや作品です。

僕は、ここ十年ほどジャペックスや全日展を見るたびに危機感を覚えるのは「いつまで開催できるのだろうか」ということにつきます。
確かに、一見すると作品は集まっています。しかし、それは極めて一握りのお馴染みさんが出しているからで、競争展への新規参入者はホントに少ないと言えます。

先ほど、JPSの大きな行事の一つにジャペックスの開催をあげました。
その行事に会員が積極的に参加するシステム(このばあい記事)が全く無いのです。
外部から見ていると『郵趣」の編集部は「ジャペックスなんか関係ないよ」と言っているように受け取れます。
だって、そうでしょ。JPSの機関誌なのに、その団体の最大行事に会員が積極的に参加(出品)する仕掛けを何ら講じていないのですから。

リーフ作りの楽しさ、その発展として競争展へ参加する楽しさ。
つまり、JPS最大の行事であるジャペックスに出品者として参加するという、そうした楽しさを伝える記事が必要なんじゃないですかね。

郵趣は、あくまでもJPSの機関誌。それが基本。
そう言えば、支部活動のページも以前は濃かったですよね。
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賃銭切手済 [日本郵便史]

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今一つ使われ方がスッキリとしない、賃銭切手済。
画像は、昭和42年開催のグルックナー・セール第2回目のカタログに掲載のもので、龍200文1版ポジション11-27の縦3枚に、篆書体がピッタリと収まったもの。

郵便史としてはダメですが、伝統郵趣ならば自慢の逸品になると思います。
浅学の自分としては、切手展や文献などでは見た記憶が無いのだけれども、今はどなたがお持ちなのでしょうか?
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『フィラテリストマガジン』第9号 [文献]

皆さんは、既に『フィラテリストマガジン』第9号をお読みになったと思います。
僕も毎号文献紹介の記事を書かせてもらっています。
仕事の忙しさによって1本だったり、2本だったり。
今号は超多忙だったので1本だけでしたが、それすら刊行の数日前に駆け込みで原稿を送ったほどです。

今回ご紹介したのは、" DUTCH EAST INDIES 1941 - 1945 " というオークションカタログ。
皆さんもオランダの Roel Boekema については、どこかで名前は聞いたことがあるのではないかと思います。
収集家であり、研究家であり、そして切手商でもあった超有名人。

その彼が行った最後のオークション・カタログが本書です。
内容については『フィラテリストマガジン』をご覧いただくとして、僕が驚いたのは、僕の記事の次にあるジャパン・スタンプの鯛さんの記事を読んでです。
その記事は、JAPEX特別セールを紹介したものでしたが、その最初にフローレス暫定切手が出ており、それがブケマのオークション・カタログに掲載されているものと同一だったこと。
しかも、鯛さんが掲載した切手図版が、僕が紹介したカタログページの図版にも載っています。
偶然とは言え、なんとタイムリーなこと!!
ブケマのオークション・カタログを紹介した甲斐があったというものです。

そして、もう一つ。
それは、池田健三郎さんの喜望峰切手の解説の中に、基本文献の1冊として僕が『フィラテリストマガジン』第7号で紹介した “ POSTAGE STAMPS OF CAPE OF GOOD HOPE “ The Collection formed by SIR MAXWELL JOSEPH 1982 が紹介されていました。

今号の『フィラテリストマガジン』は、なぜか縁のある号でした。
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『逓信事業周知機械印の記録』 [文献]

土曜日からの長い出張も終わり、これで今年の出張地獄から解放されました。
12月は、家に居る方が少なかったですからね。

久しぶりに帰宅すると手紙の山。
そんな中にあったのが、著者からご恵贈いただいた『逓信事業周知機械印の記録』

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著者の林氏は、私が『北陸郵趣』の編集を担当していた時に、逓信事業周知機械印について原稿を下さったので、その収集内容については良く存じ上げていました。
また、その成果の一端を2010年の全日本切手展で公開されたので、ご記憶の方もいらっしゃると思います。

正直な話、僕は林氏の成果に接するまでは、当該機械印にこんなに多くの種類があるとは知りませんでした。

今回の著書は、私家版167ページのカラーコピー製本ですが、この分野の基本文献として貴重な資料となること間違いありません。
上記に目次の一部をお見せいたします。
こうした、基礎的な資料が世に出ることは郵趣界にとって極めて有益なことであり、本書を土台として今後の追加が行われることが重要です。
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グスタフ6世25オーレ・タイプ1 [外国切手]

今月は、福岡、岡山、大阪、奈良、京都、名古屋、東京、千葉、盛岡、釜石と出張漬けで、ほとんど家にはいません。
そういうことなので、不定期更新になりますのでよろしく。

下の画像は、10月に開催された北欧部会ミニペックスの作品からの1リーフ。

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グスタフ6世通常切手シリーズから、最初の発行であったタイプ1の25オーレ切手。
このリーフの注目は、下のカバー。

北欧のスウェーデン切手がエジプトで使われたものなのですが、スウェーデンは国連軍に古くから参加しているので、こうしたカバーが存在します。
現代物だと、どうしても使用例のバラエティが地味になってしまいますが、グスタフ6世シリーズは、以前にも紹介したような複数の航路による船内局など、使用例としてわかりやすいバラエティが多く、そうした意味においてもかなり楽しみの深いシリーズです。
しかも、それらが日本の現行ものと比べると、ウソのような安価さがまた魅力的。
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石川良平氏のコレクションから [外国郵便史]

僕が子供の頃に雲の上の存在と言うと、市田左右氏と石川良平氏、金井宏之氏の三氏。
そんな思いがあるので、石川良平コレクションの競売目録などもよく見ます。

今日も眺めていて目に留まったのが下の画像のカバー。

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サザビーズ・パークバネットで1981年7月7日に売り立てられた『在日外国郵便局』コレクションの中から、ロット13のもの。

横浜発、南アフリカ宛。
横浜から南アフリカ宛なんて、実数ではどの程度あったのでしょうか?
横浜発となると、かなり希少な宛先だと思います。

右上に貼られた切手は、6セントのペアで合計12セントなので、24セント料金から引くと12セント(6ペンス)の料金不足です。
抹消は香港の "B62" 印。
切手の下にペン書きされている「6」は、その不足分の6ペンスを表しています。

このカバー最大のミソは、宛先である南アフリカ(ケープタウン)に着く前に、料金改正でそれまでの24セントが22セントに引き下げられたこと。
ちゃんと、そのことがカバー上に表現されていて、カバー左のペン書き「10」がそれを表現しています。

素晴らしいカバーですねぇ。

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