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長浜鉄道スクエア [雑記]

昨日、長浜に行って来たことは書いたけど、その長浜には「長浜鉄道スクエア」という鉄道施設があります。
長浜と敦賀の間の鉄道開通は意外と早くて明治15年。その時の旧駅舎を利用して作られたのがこの施設です。
そこには、色々と鉄道資料があるのですが、昨日見たかったのは下の電気機関車。

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これを見て「あっ、あの機関車!」と思った方が居たとしたら、その方の記憶力は素晴らしい!!
と言うのは、下の画像を見ればわかると思います。

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この切手は、電気機関車シリーズ第3集で平成2年4月23日に発行されたもの。
題材はED70形電気機関車と言って、昭和32年に北陸本線の田村・敦賀間が交流電化された際に作られたもので、その初号機が展示されているのです。
この初号機は、長いこと敦賀機関区で保存されていたのだけど、鉄道資料館のリニューアルに伴い修復されて長浜での展示品になったわけ。
その修復では、台車などの下回りと骨組みはオリジナルを残したそうですが、車体の外板は腐食が激しくて残せなかったので、新たに作り直したそうです。と言うことを、修復を担当したJR松任工場の知人が以前に教えてくれました。
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長浜・彦根 [風景印]

今日は、代休をとって長浜と彦根へ行って来ました。
これといって目的は無かったのだけど、ぷらぷらと町並み散策みたいなものです。
でもって、もちろん風景印もついでに押して来ました。

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最初は長浜ですが、NHKの大河ドラマ「江」にひっかけて、けっこうな観光客をかせいでいる様子。町のあちこちに関係の案内板が建っていて、オバさま連中がウロウロと。
どうもこの手の町おこしは好きでは無いですね。景観が悪いです。

その正反対なのが彦根。
こちらは、落ち着いた町でなかなか良い感じです。景観を大切にしているのがよくわかります。
もちろん観光客目当ての施設もありますが、それなりに考えて、そういう場所は集中して作ってあり、他の所は静かですね。

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僕の興味は、観光ルートから外れたひっそりとした場所。
これがなかなか良いのです。江戸時代の街割がよく残っていて、現在の街の区画や道路の配置から江戸時代の様子が見えてくるのです。
例えば道路が変に曲がっている所は、江戸時代には矩折れになっている部分だし、なかなか勉強になりました。
彦根の町中には風景印配備局がまとまってあるのですが、大抵の局では大なり小なり彦根城を入れています。画像の彦根本町局は城下の町並みに小さく彦根城を描いています。

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上の画像は、城下町から見た彦根城のアップ。
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『正院 本省 郵便決議簿』 [文献]

鳴美から出版された『正院 本省 郵便決議簿』は、以前に少部数が発行されたのみで入手困難な資料でしたが、今回の復刻により、誰もが手にすることができるようになった点は、それなのに意義があるものと思います。

ただし、マイクロフィルムから起こしたような印刷なので、下の画像のように不鮮明で読めない部分が少なからず見られることは残念です。
せっかくの貴重書の出版なので、こうした点にも気を配って欲しかったですね。

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付録のCDには、原本の鮮明な画像が入っているので、読めない部分でどうしても読みたい時には、そちらを見ればよいのですが、一般の人で原本をスラスラと読める人は少ないと思います。

初期の郵便史に興味のある人は、手元には1冊欲しい本です。
たとえ読み難い部分があったとしても、貴重書の内容を知ることができるのですから安いものかな。

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第2次昭和東郷5銭 [日本切手]

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第2次昭和切手の東郷5銭。
最初の発売は、昭和17年4月1日でもちろん糊付。太平洋戦争が始まって4ヶ月目だから、まだ余裕のある時代だったのでしょう。
そして、画像の切手は、その後に出現した糊無し切手で、こちらは昭和20年1月に出回り始めたものです。

印刷は、当時の状況を考えれば、まぁ合格点でもいいですけど、目打がちょっとねぇ・・・。
全く貫通していませんね。「一応、目打はしましたよ」のアリバイ程度のもの。
この切手の目打は、こんな調子のばかりです。

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ハンガリー公用印 [外国郵便史]

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見た目にも立派なカバーです。
今まで紹介して来たハンガリーのカバーと比べると、宛名なども整然と、しかもドッシリと書かれていますね。
そして右上には、これまた立派な朱色の消印がなんとも言えません。

このカバーは公用の使用例で、消印も公用の専用印なんです。
消印内に4行にわたってテキストが入っていますが、その一番最後に " Raab " と書かれているのが、わかりますでしょうか。これが受け付けた郵便局名です。

このカバーは、文面から1797年7月28日の使用例であることがわかります。
日本で言えば寛政9年、11代将軍家斉の時代です。
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姫路へ [風景印]

今日は、姫路まで行って来ました。
そこで通りがかった姫路局で風景印を押印。

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題材はもちろん姫路城。
この姫路城は、現在修理中で覆屋がかかっていて外からは見えません。
ところでこの風景印は、天守閣の屋根が微妙に円から飛び出していて、変形印の仲間なんです。
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ハンガリー手書消印 [外国郵便史]

ハンガリーにおける消印の出現は一様ではない。

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画像のカバーは一見しただけでは、消印も無いし、なんともつまらないカバーに見えると思うけど、よく観察すると、決してつまらないカバーではなさそうである。

左上に注目してもらいたいのだけど、そこに "v Erlau" というペン書きがされていますね。これは "Erlau" 局の手書の消印なのです。
この局の歴史は古く1749年に開局し、最初の消印は1771〜1780年の間に使っています。その後は1817年まではなぜか手書に逆戻りし、1818年から再び消印を使い始めているのです。
このカバーは、その手書時代の使用例で1815年1月24日の使用例です。

宛先は "Ofen" で、料金前納。
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小判はがきの使用例 [日本ステーショナリー]

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画像は、小判はがきで印刷局銘版のものに、菊切手の五厘を加貼している。
抹消印がちょっとよくて、「台湾新竹/三四年一月一日イ便」。つまり年賀状で、文面も「謹賀新年」から始まっている。

配達印はというと、「越前西田中/三四年一月八日ハ便」だから、台湾から正味8日ということだから、けっこうな速達性だと思う。

明治三四年というと、菊はがきが発行されてからでも2年ちょっと経っているので、小判はがきの使用としては遅い方ではないだろうか。
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ハンガリーの新入手品 [外国郵便史]

ハンガリーから数通のマテリアルが到着。

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上のカバーがその内の1通。
左上の消印は、上部に直線で " Szigeth " と局名が入っており、下部には半円で " Recomandirt " と入っています。" Recomandirt "と言うのは書留のことで、この消印が書留専用印であることがわります。
本局は、現在のルーマニアに位置する局で、開局は早く1769年。この消印は1842〜47年の短期間の使用であり、このカバーは文面から1842年7月19日の使用例と特定できます。
カバーの右上に書かれている" 373 " は、郵便局で書き込まれた書留番号で、裏面を見ると" 6/4 " のペン書きで料金が書かれています。このうち "6 " が通常の郵便料金で、" 4 " が書留料金。その合計10krが前納されていることが、カバー表面に大きく書かれた「×」記しでわかります。
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塔30銭の分類 [日本切手]

11月4日〜6日のJapex参観のホテルを早割で予約完了しました。ラックレートの半値以下の値段です。

昨日、平山秀山堂のことを書いたのだけど、塔30銭は単片だけでも十数種に分類できますね。
そこで、日本切手を専門に収集している人は別にして、いわゆるカタログコレクションベースの人って、この切手をどの程度に分類して集めているのでしょうか?

この切手の単片の分類については、色々なところに掲載されているけど、その大部分は表形式のものです。
下の画像は、『昭和切手資料 1937〜現行まで』に掲載されているもので、なかなかわかりやすい図になっています。

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平山秀山堂 [雑記]

平山秀山堂と言えば、日本切手収集家ならば知らない人が居ないくらい超有名会社。
過去にも、『切手趣味』やその他の雑誌で、東京都台東区にあった秀山堂本社における聞き取り調査や資料調査の結果が、詳しくレポートされています。

昔からそのようなレポートを読んできたので、「今でも健在なんだなぁ」とずっと思っていたのだけど、たまたま調べものをしていたら、秀山堂が会社として清算していたことを知りました。

そして、また別会社として秀山堂を引き継いでいる会社があることも知りました。
その名も、平山秀山堂札幌。社名が示すように北海道の会社になっています。

台東区の会社に残っていた原版や、その他の資料はどうなったのでしょうか?
切手製造の第一級の資料群だったはずです。それらの資料も新会社に全て引き継がれていたらよいのですが。
一度確認してみる価値は大です。
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『船切手の世界』 [文献]

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先日、購入した本がコレ。
これまでは、日本で刊行された船切手の定番と言ったら、畑賢二氏『船の切手』昭和48年だと思うけど、これからは本書が定番になるのではないでしょうか。

体裁はB5版258ページで、各ページの下方に切手とかカバー類がオールカラーで配置され、上方に本文が書かれています。文字は若干小さいのだけど、レイアウトが上手くまとまっていて読みやすい本に仕上がっています。

切手や消印、カバーを通じて船の歴史を解いた内容でなかなか面白く、こうした本を読んでいると「トピカルやテーマチク収集も良いなぁ」という気になってきます。本書はどちらかというとトピカルに近い内容構成です。
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パリ郵便博物館内局 [雑記]

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上の画像を見ても、どこがパリの郵便博物館内局と関係があるかわからないと思いますが、僕個人にとっては、大いに関係があるのです。

パリに行った時に、切手街に近い中央局の郵趣窓口で、現行切手の最下段を一揃え売ってくれるように黒人系の窓口氏に頼んだところ、「それはダメ」の一言。
でも、せっかくここまで来たのだから日本では入手し難い最下段が欲しいので、「あんたの言ってること、わからないよ」なんて感じで再度頼んでもやっぱりダメ。

「まったくダメだわい」と考え直して、地下鉄でモンパルナスの郵便博物館へ。
そして、そこの局で同じことを頼んだら窓口のオバサンは、「そんな注文馴れてるわ」といった調子で、各種シートを次から次へと取り出して、ちぎってくれました。
そして揃ったのが、画像のようなもの。
細長いのでリーフの納まりは悪いけど、フランス切手の特徴がよくあらわれています。
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横浜国際切手展 [切手展]

「HYPER Philatelist」というブログに「横浜国際切手展」のことが書かれていますが、ブログを読むと、この切手展についての情報が不足しているとのことです。

横浜国際切手展については、その活動の中核となった郵趣団体の会誌である『横浜中郵趣』と『横浜郵趣』に歴代の開催概要が全て記録されています。手元にある1〜100号までの合本には、出品目録とか切手展特集号なども綴じられています。
その合本によると、昭和32年の第1回は、主催:横浜中郵趣会、後援:横浜市・横浜中郵便局、場所:有隣堂本店4階、会期:4月2〜7日です。
第1回の切手展には、在日外国人も多数出品していますし、中には米国やフランスからの出品も見られます。また、イギリス、米国、中華民国の各大使館も、自国の切手や初日カバーを出品しているようです。
日本人の出品者を見ると故人となられた有名収集家や、今でも長老として現役で収集を続けていらっしゃる方が何人も見られます。

これだけの規模の切手展の開催は、地方の一郵趣団体が中核となって開催することはなかなか大変だったことと思いますし、当時の郵趣水準を考えると一大事業だったことが、よくわかります。
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第3次昭和50銭の変種(2) [日本切手]

第3次昭和切手は、最近でこそ注目されるようになってきたけど、まだまだ未知の部分が多いです。

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上の画像は、ペアのなので版とかは不明なのだけど、マージンの状態からシートの最下段であることがわかります。
注目してほしいのは額面の「拾」の字の手偏の部分。けっこう大きく潰れていますね。

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第3次昭和50銭の変種 [日本切手]

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第3次昭和切手の中でも、ちょっと地味な存在なのが50銭だと思う。そもそも刷色が暗くて、ちょっといけませんね。
この切手の中でも刷色の明暗がはっきりしているので、明るい方の色ならば良いのだけど、暗い方の色だと、なんか強制労働の採炭夫みたいな暗いイメージになってしまいます。

画像の切手は、ドリルの上に斜め右方向に伸びる大きなキズがあります。
この特徴を持つ切手は、凸版印刷大阪工場で印刷された94番切手に見られることが、新井紀元氏の『昭和切手研究』に報告されています。
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『英国切手部会報』184号 [文献]

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画像の会報が到着。
今回もオールカラーの32ページ。
しかし、なぜか会報の中に「ガンドンのマリアンヌ」という記事が。
ガンドンのマリアンヌと言えばフランス切手。それがなぜ『英国切手部会報』に?

でも、こうした大らかさが、この部会の良いところで好きです。

以前に外国切手例会っていうのがありましたけど、カタログコレクターを中心とした外国切手部会ができれば、面白いと思うのは僕だけではないはず。
会報にも、各国の解説記事が載るというのはどうだろうか。

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来客 [雑記]

今日は、遠路はるばる寝屋川の産業図案氏が特別展を見に来館してくれました。
と言うわけで、今日の画像は産業図案の5円切手。

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この刷色には、トビ色が似合うと思いませんか。
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第2次昭和10銭「勅額」 [日本切手]

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画像の切手の上部にある「大日本帝国郵便」の「便」字の一部が欠けているのが、おわかりになるでしょうか。
この切手は、右コーナーの2×3枚ブロックなので、29番切手と特定できます。これ1枚だけではどうにもならないので、他にも無いかと『昭和切手シート写真集』を見ていたら、この切手を含むシートが掲載されていました。

定常変種の確率が高そうなのですが、どうでしょうか。
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第1次昭和50銭の銘版 [日本切手]

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昭和切手の作品で強烈に印象に残っている作品がある。
別に国際展で上位入賞した作品とかではなくて、今から三十数年前の "Junex 76" で見た、子供の作品です。それまで、一つのシリーズについて深く掘り下げた収集をしたことがなかったので、とにかくビックリしたわけ。
それからですね。昭和切手に少しは関心が出て来たのも。と言っても、マジメに収集しているわけではなくて、それまで見向きもしなかった切手に振り向くようになった程度のこと。

画像の銘版は「印刷局削り銘」。
シミが出ちゃっているけど、持ってないよりはいいかな。
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原稿書き [雑記]

今日は、国際展参観後に初めての休日です。
ということで、朝から「国際展レポート」の原稿を書いていて、ようやくほぼ完成。あとは、数日寝かせておいてから読み直して、修正するのみの状態です。

メモを手元に置いて書いていると、意外とメモるのを忘れているところがあったりします。つまり、痒いところに手が届かない状態みたいなもの。
参観ノートを付け出してから、二十数年経ちますけどダメですね。こんなことでは・・・。

反省です。
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ハンガリー偽造カバー [雑記]

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画像のカバーは、消印と料金が偽物。
購入した時には、消印には全く違和感は持たなかったのですが、料金の "14" には何となくシックリと来ないものを感じつつ、「まぁ、字の下手な局員だっているわなぁ」程度の呑気な考えしか持ちませんでした。
確かに指摘を受ければ、今まで数多く見て来た数字とは違いますし、そもそも18世紀の郵便局員は、こんな書き方をしませんね。これでは明らかに現代的な筆跡です。

消印の方は、文字の並びがバラついていますし、右上のコーナー部分のブレに偽造品の特徴が見られます。

と、ここまでは一応見分けがつくようになったわけだし、偽造品を掴まされたおかげで知識が増えました。

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ハンガリー1841年 [外国郵便史]

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画像は、昨日のカバーと似ていて表面に大きな「×」のペン書き。つまり料金差出人払いというわけ。
消印は、"Debreczin" 局で、局名の下に "FRANCO" という文字が入っているので、この消印が料金前納の専用印であることがわかります。

と、まぁ、ここまでは昨日のカバーと同じなのだけど、今日のカバーは一味違うところがあるんです。どこが違うかわかりますか。

カバーの左上に "141" という数字と、その右にニョロニョロのへんな記号がついていますね。これは書留をあらわす印で、"141" というのは、書留番号なのです。

それで、今度は裏面を見ると "8/4" と黒のペン書きがありますが、これは郵便料金を書き込んでいるのです。"8" は通常料金で、"4" が書留料金となっています。

こうして見て行くと、プレスタンプカバーはけっこう奥が深いものです。

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ハンガリー1844年 [外国郵便史]

画像は、現在のスロバキアである "Csaca" の使用例。
この局は、1763年に開局しているのだけど、消印の使用開始は意外と遅く1832年から。画像の消印が最初に使用したタイプで、このカバーは手紙の本文から1844年5月11日に書かれたことがわかります。

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手紙の表面左下にアンダーバーが引かれているのは "Franco" で料金前払いを示しています。カバー上に黒ペンで大きく「×」が書かれていますけど、これも料金前払いの表示です。
裏面を見ると、右上に朱色の二重丸印が押されているのですが、残念ながら読めません。たぶん到着印か何かでしょう。
黒ペンで書かれた「12」は郵便料金で、1/2 Lothまでの10マイル以上の料金を示しています。
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国際展で印象に残ったこと [切手展]

今回の国際展で印象に残ったことの一つが、伝統郵趣部門におけるカバーの取扱についてです。
どういうことかと言うと、欧米の作品では、かなり以前から伝統郵趣における使用例のテキストに、郵便史的な要素が入っていたのですが、今回は特にそうした点が目立つ作品が多かったと思います。
例えば、ベルギーの初期切手とかウルグアイの1864年〜1866年の切手を扱った作品などが、これに該当します。特に後者の作品では、テキストの見出しにルート、料金、消印という項目が立てられており、詳細な書込みが記されていました。

「書込みは少なく」というリーフ作りは日本のお家芸ですが、こうしたリーフ作りは1980年代には、既にガラパゴス島のようであったことを再認識するべきでしょう。

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国際展で印象に残った作品 [切手展]

素晴らしい作品が多かった中で、強烈にインパクトが強かったのが、米国初期のコレクションであった "The Five and Ten Cent 1847 Issues - America's First Postage Stamps" 。

米国初期切手の難しさはよくわかりますから、こんな作品が出て来ると、あの広い会場でも断然に目立つ存在です。
そういう意味では、今回、一番の作品ではなかったでしょうか。

とにかく、状態も選び抜かれた最高のものばかりで、光り輝いていましたし、また、それにプラスしてリーフ作りも巧みに美しく、作品全体が最良のもの。

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画像は、石川良平コレクションの競売カタログからのものですが、当然、この切手も含まれていて、本当にほれぼれする美しさ。

切手は芸術品であると実感した作品です。
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次の楽しみは・・・ [雑記]

国際展も終っちゃったし、何か次の目標が無いと、張り合いが無くていけませんね。
ということで、次の目標は、やっぱり11月のジャペックスです。
たぶん大方の人がそうだと思いますけど。

11月4〜6日ですね。
早速、宿泊先のホテルの物色をはじめました。
最近常宿にしているグランドプリンス新高輪は、早くも5日が満室でダメ。仕方がないので、同じ敷地内にあるグランドプリンス高輪の方にしようかと、ただいま思案中。

国際展あけの最初の全国展ということで、どのような作品が集るか、今から楽しみにしています。
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国際展5日目 [切手展]

今日は、目覚めたら9時過ぎ。
朝食後、身支度をしてホテルをチェックアウトしたのち、荷物をクロークに預けて会場着は10時50分。

昨日の夜に気付いたことや、確認したいことをするために会場をウロウロと。
有料なのに凄い入場者ですね。何が凄いって小学生のちびっ子の多さです。何でこんなに来るのでしょうか?実に不思議。

今回の参観でいつもよりも目立ったのは、原画やスケッチという大形マテリアルの使用だと思います。伝統郵趣のばあい、プルーフやエッセイを加えて製造面を表現する方法は以前から普通におこなわれていましたけど、今回は切手製造の初期の工程である構想段階のスケッチだとか原画が多く展示されていました。
こうしたマテリアルは目立つし迫力があるので、目に飛び込んできますね。

僕のハンガリー郵便史も、国際展に2度出した後は休眠状態(マテリアルは着々と補強していますが)なので、もう少し知識レベルでの再整理をしたあとで、2年後ぐらいを目標に大幅リニューアルしたいと思っています。
それにしても今回は、刺激の多い国際展でした。
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