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塔30銭の銘版 [日本切手]

画像は、第1次新昭和切手塔30銭糊付き。
実物は8枚ブロックなのですが、今日は銘版部分だけ取り出した画像です。

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塔30銭の「印刷局」銘版と言えば、下の拡大画像でわかるとおり「局」字の縦割れ。

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たぶん、この指摘を一般向けに公にされたのは新井氏による『30銭塔切手の版別分類』だと思いますが、改めて見直すと1977年に刊行された『昭和切手シート写真集』所収の2枚の印刷局銘シートでも、この割れがハッキリと見えます。

僕のこの切手が貼ってあるリーフは、1990年代に作ったものが手を加えることもなくずっとそのまま。
もちろん、当時は「割れ」なんてことは知識にありませんから、リーフに注記なんてしてありません。
ということで、時代遅れのリーフなのでそろそろ作り直さなければいけませんね。

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鉄道70年 [日本切手]

ようやく机周りがなんとか使えるようになってはきましたが、切手関係のアルバムも文献も「あれはどこいった??」状態が続いています。
今後は、探しながら、そして使いながら使い勝手がよい状態にしていくつもりです。

ということで、こんなリーフのご紹介。

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昭和17年に発行された「鉄道70年記念」のリーフですが、これは日本切手ではなくて鉄道切手のアルバムに綴じてあります。

たまたま入手していた下側10枚ブロック(この切手は50面構成)を上段に、下には初日カバーを置いてあります。
この切手、初期のグラビア印刷なので色々と製造上の欠点がありそうなので、ルーペで観察すると大きなキズだけでも3ヶ所を見つけました。
ポジションで言うと42、46、50です。
それをリーフでは示しているのですが、定常変種かどうかはまだ確認していません。

ということで、リーフには将来的なことへの楽しみというか、保険として記録してあります。
ただ、どれもスクリーンに引っ掻いたような濃い線が大きく見えるので、変種としての可能性は高いと思ってはいます。


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新小判2銭こい赤 [日本切手]

新小判2銭切手、通称「あか2」。
「赤」とか「紅」とか、人によって書き方はいろいろですが、僕は「紅」の表現が好きですね。
この切手、長期間の印刷なので色の幅が大きいのですが、多くの切手は品の良い紅系の中に入ると思います。
ですが、下の画像のように、そうじゃない色もあります。

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ちょっと毒々しい色で、いかにも「こい赤」って感じです。
消印で見ると明治28〜30年前後なのですが、決して画一的な色では無くて、微妙な感じでシェード差が見られます。
「紅2銭」の成れの果て、みたいな感じです。
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田沢旧大正毛紙1銭5厘の中子持罫 [日本切手]

下の画像は、田沢旧大正毛紙1銭5厘の20枚ブロックを貼った郵便貯金台紙で、10年位前に懇意にしている地元の解体業者さんからタダでいただいたもの。

この時は5厘・1銭・1銭5厘のものを10枚ほどいただいたと記憶しています。
その全てが、画像のような旧大正毛紙の中子持罫でした。

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中子持罫で、しかも銘版まで付いています。
ただし、目打は櫛型12×12.5。
これが単線目打だったらなぁ・・・。
なんて言ってては、くださった方に申し訳ない!

これなら貯金台紙でも、僕の日本切手コレクションレベルなら立派に貼れます。

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新大正毛紙1銭5厘切手帳 [日本切手]

画像は、新大正毛紙1銭5厘切手帳の使用例。
この切手帳、昭和3年の発行ですが、使用例は昭和9年7月24日で松江局のもの。

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この頃は、シート切手と比べれば大幅に少ないものの、1枚貼りではがきに、ペアにして封筒に貼って、切手帳もバンバン使われているので、使用例の入手に困ることはありません。
ですから、画像のようにちょっと変わったものを見かけたら、即買っておくのがいいでしょうね。

画像の切手は見ての通りの耳紙付き。
大抵は目打できちんと切って使われているので、耳紙付きとなるとかなり少なくなります。

欲を言えば、もう少し耳紙の残りがよければ綴穴の分類ができたのですが・・・。
今一つハッキリしません。
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鉄道開業の図 [日本切手]

画像は、1972年10月14日発行の「鉄道100年」2種セットの中から「鉄道開業の図」。
日本で初めての鉄道が、新橋〜横浜間に正式開業した1872年10月14日から、100年が経ったのを記念しての発行であることは、皆さんもよくご存知だと思います。

それに先立つ6月12日から、品川〜横浜間で仮開業していたのを受けて「正式開業」としています。

この記念切手は、三代広重が描いた錦絵を題材としており、主題として描かれているのは開業記念列車。
これには明治天皇や皇族をはじめ、明治政府の重鎮や各国の公使等が9両編成の車両に乗り込んでいます。

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実は、先ほどから正式開業日は10月14日と記していますが、本当の開業予定日は10月11日だったのです。
ところが、当日は暴風雨となってしまったために、あえなく延期。
そして、10月14日が開業日となってしまったわけです。

下の古写真を見てください。
一目で、切手と同じ新橋駅であることがわかると思います。
そして、重要なのは赤丸の中。
なんと、なんと屋根が壊れて捲り上がっていますね。
軒下の飾り旗が勢いよくはためいているので、撮影した時も強風だったことがわかります。

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これほどまでの暴風雨だったのですから、延期も頷けます。
ところで、錦絵の「開業の図」の方では、綺麗サッパリとした駅になっているので、当たり前ですが突貫工事で復旧したのでしょう。

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秀山堂30銭切手(2) [日本切手]

昨日に引き続いて、秀山堂30銭切手です。

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今日ご紹介する画像も、昨日と同じく「ダブルベル」と呼ばれている変種を持つ切手。
画像の左上の軒下に点が2つ有りますね。

ですが、よく見ると昨日の「ダブルベル」切手とは違いますね。
右側の飾り枠が、昨日の切手は完全に壊れていましたが、今日のは断線しているだけ。

下辺の飾り枠を見ると、額面数字側の破損が昨日はありませんでしたが、今日のタイプにはあります。
また、右端の破損も異なるのが見比べるとわかります。

昨日の版はS版でしたが、今日のタイプはN版に見られるものです。
N版は更に1版と2版に分かれるのですが、今日ご紹介した特徴を持つ「ダブルベル」は2版のポジション34のもの。

N1版のばあいはポジション7に「ダブルベル」があるのですが、残念ながらこちらは未入手。
「ダブルベル」で3種が揃えられるといいのですが・・・。
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秀山堂30銭切手 [日本切手]

下の画像は、秀山堂30銭切手。
まぁ、見ればわかりますよね。
僕の好きな切手の一種でもあります。

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秀山堂切手のシートは、10×5枚構成の50面シートで「昭和切手シート写真集」などで見られるので、ご存知だと思います。

画像は「ダブルベル」と呼ばれる、昔から有名な版欠点を有する切手。
左の赤丸内の軒下に2つの点があるので、この名前が付いています。
このダブルベルという変種、名前だけが独り歩きをしているおかげで、「ダブルベル」と言えば一種しかないと思われている方が多いですね。

上の画像の切手は「ダブルベル」意外にも、赤丸で囲った右辺と下辺に版欠点があります。
実は、この後者の2つの変種がキーポイントになるのです。
画像の切手は、S版のポジション42になります。

続きは次回に。
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新小判切手2銭の銘版 [日本切手]

新小判切手の2銭には「大日本帝国政府大蔵省印刷局製造」銘版と「大日本帝国政府印刷局製造」銘版の2種類があります。
皆さんも、この2種類を揃えるべく努力されているのではないでしょうか?

下の画像は、たまたまカバーの状態で片銘版ずつ入手した「大日本帝国政府大蔵省印刷局製造」銘版の拡大画像。
リーフには、2通を仲良く並べて貼付しています。

18049.jpg18050.jpg

右は加賀の小松局の二重丸印。
フラフラな状態ですが、なんとか読めるのが救いでしょうか。

左は、ボタ印の中で最も印影が美しくない大阪局。

まぁ、単独では2通ともつまらないものなのですが、同じリーフに並べて貼ると、それなりに意義がありそうで気に入っています。
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旧小判4銭 [日本切手]

画像は、小判切手のアルバムから旧小判4銭の1リーフ。
作ってから20年ほどになりますかね。

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今年のJAPEXの作品に、旧小判4銭切手の専門コレクションがありました。
JPSのホームページで出品作品が公表されて、最も楽しみにしていた作品の一つが、この専門コレクション。

新小判の赤2銭切手の専門コレクションは見る機会がありますが、旧小判4銭の専門コレクションを見る機会はなかなかありません。
なぜ注目していたのかと言うと、それは色と紙の関係。

今を遡ること数十年前。
JPS広島小判・菊・田沢専門例会から『小判切手』というコレクション本が刊行されました。
1982年のことです。
その中に、4銭について「用紙の分類は用紙だけを眺めるのではなく、刷色との関係で覚えておくと便利」という一節がありました。

僕のような外国切手収集家にとって、小判切手の用紙分類は超難解。
自分で工夫しながら分類はしていますが、実際のところはどうなんでしょうかね?
特に木綿紙なんて、細分されると今でもよくわかりません。

ストックブックに塩漬けの、数十枚の4銭切手。
もちろんチョロ消しばかりです。
今年の冬は、それらを加えてリーフの作り直しをしようかと。
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