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明日は例会 [雑記]

明日は、「アルプス・ヨーロッパ切手の会」の記念すべき初例会。
というわけで、お江戸へ上京です。
土日と連続休暇になるのは、勤務割の都合で月に1回しかないのですが、運良く明日、明後日はそれに当ったので、日帰りをしなくてもよいことになりました。
これで、夜の宴会もOKです。

「アルプス・ヨーロッパ切手の会」というのは、昨年の秋に結成された会で、アルプスを取り巻く国を対象とした会です。
例えば、スイスやオーストリアは当たり前ですが、フランス、イタリア、スロベニアなども含まれます。

ということで、下の画像はフランス発行のもの。

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フランスと言えばセレスですね。
そのセレスの豪華シートなのですが、残念ながら昨年発行された20面シート。
でも、よく見るとテートペッシュが含まれていたり、1フランならぬ1ユーロのバーミリオンもあります。
この切手、切断されたものなら安価なのですが、やはり下部のマージンに描かれた消印付で欲しいものです。
そうなると、やっぱり完全シートで欲しくなりますね。
日本円で大枚約6000円。現代物としては、ちと痛い値段なのですが仕方がありません。

フランス郵政の商売に乗せられた自分が、何とも妙な気分です。
でもよい切手だと思います。
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ネパール・ファーストシリーズ 1/2 Annna のエッセイ [外国切手]

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画像は、ネパールが1899年に発行した 1/2 Anna のエッセイ。
このエッセイは、以前(20年以上前)には2つの考え方がありました。

1つは、エッセイとする考えで、もう1つは偽造品とする考えでした。
なぜ、そのような考えがあったのかというと、
・用紙が発行された切手とは異なり、薄い西洋紙が使われている。(画像でもデニソンのヒンジが透けて見えます)
・切手の周囲に枠線がある。(発行された切手には、これが無い)
・シート構成が6×7で、発行された切手は8×7で異なる。
などでした。

その後の調査で、偽造品とするには余りにも実物とは異なる点が多いことや、逆に印面自体は発行されたものと同じことなどから、今ではエッセイとして認められ、国際展の作品に貼られているのを見ることがあります。

現存数は極めて少なく、シート状での入手となると機会はなかなかありません。
画像のものは、サンタモニカに店を構え、ネパールものに強いジョージ・アルビゾスからプライベート・オファーを受けて入手したもの。
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『切手収集ABC』 [文献]

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本書は、僕が小学6年の時にJ.P.S.に入会した時にもらった冊子です、
確か、『アルバム整理のしかた』との選択だったと思います。

無料と言っても読み捨ての本ではなくて、新書判39ページに「郵便切手と収集の歴史」、「切手収集のスタート」、「切手を徹底的に調べよう」、「コレクションへのまとめかた」、「どのように集めていくか」、「どのように手に入れるか」、「収集を発展させよう」の各目次に従って記され、このうち「コレクションへのまとめかた」では7ページにわたり、アルバム作りについて解説しています。

本書は、目次を見てもわかる通り、一般的な収集入門書のエッセンスを圧縮した形になっており、特別に目新しい部分があるわけではありません。
この極めてオーソドックスな入門書を、新入会向けに配布していたということが重要だと、僕は今となっては感じています。

現在、辺りを見回しても、こうした書籍を簡単に手に入れることは難しい状態です。
切手の集め方は多様化し、色々な集め方があります。
それはそれで良いと考えていますが、1種1枚のカタログコレクションを目指している、初歩的収集家の「どうしたらいいの?」という問いに答えられる状況には無いと考えています。

20〜30代の女性で、特に外国切手に興味を持つ人の中には、「切手は買えば集まるけど、その後はどうすればいいの?」という人が、かなりの割合で居ます。
ぜひ、こうした人達の疑問に答えられる冊子が欲しいと、本書を見ていると感じるのです。
本書のような手軽な入門書を無料で提供できる余裕が、商売人を含む郵趣界に欲しいと思いますね。

紙代を心配するなら、ダウンロード形でもよいと思います。
J.P.S.さん、なんとかなりませんかね。
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力作 [雑記]

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「力作って何がよ」と思われると思いますが、リーフ全体のことではありません。
リーフの中に鎮座している地図のこと。

この地図は、ネパールの20世紀初頭の頃の郵便線路図が描かれています。
ネパールの白地図を用意して、当時の郵便局を全て図上に落とし、そして郵便線路でそれらを結んだもの。
ネパールでは、20世紀中頃まで郵便局数は少ないので、全局を表示してもこの程度なのです。

ネパールの地名と言えば、普通の日本人ならカトマンズを知っている程度で、あとポカラを知っていればよく知っている方だと思います。
ですから、カバーの消印データを示しても「いったい、それはどこ?」となるのが当たり前です。
そこで、その疑問を解消するのに地図を作ったわけ。
該当する局名を表示して、逓送ルートを赤線で強調すると解りやすいかなと。

もともとこうした地図は、郵便史では逓送ルートを示すのでよく使われています。
問題は、リーフ上でさりげなく表示する方法ですね。
今のままでは目立ちすぎるので、試行錯誤で改良すれば良いかなと思います。

この地図を作るのに、1日を費やしました。
出来は、まぁいいかなと。
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タイプ・サージュの格子縞 [外国切手]

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画像は、フランスのタイプ・サージュの15サンチーム切手。
有名な図案なので、日本切手しか集めていない方でもご存知だと思います。
上の画像は表面なので、わかりにくいかも知れませんが、普通のタイプ・サージュとはちょっと違うところがあります。

この15サンチームの青色切手は1878年から発行が始まるのですが、具合が悪いことに郵便使用を目的とした偽造切手が出てしまったのです。
よく言うところの「シャロンの偽造切手」です。

そのため、郵政は15サンチーム切手にある加工をして製造を行いました。
その切手が上のもので、1892年からの発行です。

さてさて、どのような加工をしたのかと言うと、下の画像を見ればハッキリとわかりますね。
この画像は、上の切手の裏面です。

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どうです?
おわかりになったでしょう。もう一度表面の画像を見ると格子縞が僅かに見えると思います。
特に「POSTE」の下方がハッキリしていると思います。
これは、格子紙と呼ばれるもので、透かしのように見えますがワニスを塗って作ったものです。
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原稿書き [雑記]

今日は休みだったので、原稿書きを。
何の原稿かと言うと、『フィラテリストマガジン』に連載中の文献紹介。
3月発行分の原稿なのですが、他誌にも連載を抱えているので、のんびりと構えていると後々大変なことになるので、空いた時に片付けるのが得策なんです。
毎号2本を紹介しているのですが、今日は1本片付けたので、残り1本は後日回しです。

何を紹介しようかと考えるのも、色々と気を使います。
あまりにもありふれた、皆さんがよく読まれているものを除外して、なおかつ役に立ちそうなもの。という基準で選んでいます。
例えば、雑誌に掲載された記事だとポピュラーな雑誌よりも、マイナーな雑誌から選ぶことが多いですね。
皆さんに「へー、こんなのがあるんだ」と思ってもらえるのが嬉しいものなので。
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届きませんねぇ [雑記]

届きませんね。
12月24日に落札したブツが。

ebayは十数年利用していますが、初めてですね。
相手は切手商なんで、詐欺的なことはないと思います。金額だって、僅か6000円程度だし。
可能性が高いのは、郵便の迷子。
クリスマス・シーズンですから、その可能性が高いと思います。

明日、相手に連絡してみようかと思うのですが、あー、面倒くさいですねぇ。

そう言えば、恐ろしく昔ですが、イギリスの郵趣文献専門店から送ってもらった荷物が、ほぼ1年後に配達なんてのがありました。
2個に分けて発送したのが、届いてみたら1個しかなくて、相手もロイヤルメールに色々としてくれたのですが、分からずじまいでした。
それが、何の前触れもなく、ほぼ1年後に何事も無かったようにいきなり配達です。

まぁ、色々ありますね。
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『フィラテリストの足跡』 [文献]

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三井高陽氏の収集史を、コンパクトにまとめられた本書を読まれた方は多いと思います。
僕の好きな本の1つです。

三井氏は、こうした自叙伝風のものをまとめることに気が進まずに、長いこと断られていたということが「はじめに」に書かれています。
その理由として「1人の郵趣歴をまとめたところで何の役にも立たない」と思われていたそうです。

僕がこの本を好きな理由の1つは、郵趣哲学書として読んでいることにあります。
読む人によっては、単なる昔話の寄せ集めと思うかも知れませんが、例えば戦前の郵楽会がどうであったかとか、小島勇之助氏が郵趣をどのように考えていらしたとか、実に興味深い話しがあちこちに散りばめられているのです。
そして、本書を通じて三井氏が郵趣に対してどのような姿勢であったのかなど。

例えば、切手の会があったとすると、その会をどのような会として方向付けるのか。ということが一番大切なことになります。
単に切手を肴にお酒を飲む会なのか。或は、マニアックな研究のみに徹するのか。それとも、日本の中核として活動する会なのか。
では、それを実行するには、どのような理念をもって活動して行くのか。
僕は、その理念こそが会の根幹を支えているものなのだと考えています。
手法はその時々で変化があってよいと思いますが、理念が変質して行くと、それによって支えられていたものの崩壊が始まります。

本書を熟読すると、過去の郵趣人の偉大さが伝わって来ます。
皆さん、それぞれが郵趣に対する強い思いがあったことがわかります。
本書は、単なる読み物としても興味深いですが、本書に記された郵趣の歴史から現代を考えるにも格好の教科書になると思います。
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ハフニア87小型シート [外国切手]

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画像は、デンマークが1987年に発行した「ハフニア87国際切手展記念」の小型シート。
主題は、1912年発行のコペンハーゲン中央郵便局を描いた5k切手を上に、初期の蒸気機関車と郵便車を下に配したものです。
切手の周囲には、1912年頃のコペンハーゲンの風俗を描いています。

彫刻者は、スラニア。

ハフニアの入場券付で販売されました。
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木下商店の穿孔切手 [日本切手]

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上の画像は、どこにでもありそうな菊 1/2 銭を2枚と3銭を1枚貼った外国宛葉書の使用例です。
1910年9月15日の大阪局の欧文印が押されて、ドイツへ送られたもので、赤い " VIA SIBERIA. " 印が鮮明で印象的です。
残念ながら、中継印も到着印も無いので、ちょっと地味なマテリアルではありますね。

左下には " GLOBE NO 1429 " と紫色で受取人の整理番号が付いています。
郵趣家なら " GLOBE " と聞いたらピンと来ますね。

この葉書は、以前にドイツで菊切手の葉書をまとめて安価に購入したものの中の1枚なのですが、1/2 銭切手が穿孔切手だったのは、購入後も長いこと気が付きませんでした。

赤の3銭も穿孔されていたら目立つので、すぐに分かったのでしょうけど、残念ながらこちらは普通の切手です。
下の画像は、1/2 銭切手の穿孔部分の拡大です。

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穿孔が「六三」と読めますね。
この穿孔は、大阪の木下商店での使用が確定していますし、木下商店ならGLOBE宛というのも頷けます。
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「ネパールの切手と和紙」 [文献]

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昨日の日誌で、ネパールの初期切手の新入手品を紹介しましたが、僕がネパールという日本では、ほとんど集めている人がいない国に興味を持つきっかけを作ってくれたのが、昭和56年12月の『切手趣味』556号掲載「ネパールの切手と和紙」。

著者の伊藤由己氏は手彫切手青一の専門収集家として超有名な方でしたが、外国切手収集家としても有名でした。
そんな伊藤氏が INDIA'80 国際切手展を参観し、そのついでにネパール旅行をされたことにより、ネパール切手の中でも特に初期切手に興味を持たれた経緯が本稿に書かれています。

本稿は切手の本格的な解説が主題ではなく、あくまで伊藤氏ならではの平易なエッセイ風な読み物としてまとめられています。それでいて紙のこと、消印のことなどポイントとなる事柄をさりげなく紹介されるという、氏ならではの絶妙な文構成になっています。

僕がネパールにどっぷりと漬かる原因を作ってくれた、記念すべき一文です。
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ネパールの新入手品 [外国切手]

久々に、ネパールのファースト・シリーズを入手したので、早速リーフに。

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1 Anna のネパール印刷なので、まぁ普通のものなのですが、上耳付なのでちょっとは自慢できます。
探しても、いつでも好きな時に入手できるものではありません。
電信消のシートは ebay でも見かけますが、銘文(銘版ではないですよ)が入っているものは、まず見かけませんね。

この銘文は初期〜中期のシートに入っているのですが、セッティングによって位置とか文字が微妙に異なっています。ですから重要な要素なのです。
画像はセッティング8か9のどちらかなのですが、この右上8枚ブロックでは確定することはできません。
セッティング8か9の違いは、ポジション63のクラッチ版が正位なのか逆位なのかで決りますから、この違いを確定するのにはシートでないと無理なのです。

昨年末の買物なのですが、よい買物ができました。
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" COSTA RICA POSTAL CATALOGUE " [文献]

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画像は、コスタリカ切手の専門カタログ。
専門的というわけではないけど、カタログコレクションに毛の生えた程度を目標に、戦前までを集めているので、重宝しています。

このカタログの特徴の一つは、値段、つまり評価が入っていないところですね。
切手のバラエティーは、専門カタログなので細くリストされているのですが、メインナンバー、サブナンバーともにそれぞれ一切評価がありません。

「カタログなのに評価がないなんて」と、思われる方もいらっしゃると思いますが、僕はこの評価が無いところが大いに気に入っているのです。
これは日本切手でもそうなのですが、評価があるとどうしてもそれに影響されてしまうと言うか、つまり自分の判断が評価に引きずられてしまうというか。

そういう意味で、このコスタリカ専門カタログは気に入っています。
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手彫封皮2銭「ニ」 [日本ステーショナリー]

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画像は、洋封筒形の手彫封皮2銭でカナは「ニ」。
最近はサッパリとご無沙汰ですが、25年ほど前は余裕を見ながらステーショナリーのカタログコレクションの一部として、手彫封皮も集めていました。

画像のものは「みほん」ですが、なぜ「みほん」なのか?
それは単純な理由で、単に普通の未使用よりも「みほん」の方が安いのです。

安い「みほん」ですが、画像のマテリアルにはちょっと自慢できる点があります。
下の拡大画像をご覧ください。

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左下の桜の芯が全て忘刻になっています。
地味な封皮の中でも、こういうのがあるとちょっと光りますね。

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1981年ロブソン・ロー東京オークション [文献]

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画像は、1981年の東京国際展の時にロブソン・ローが郵趣会館で開催した記念オークションのカタログからの一部。
もちろん、僕はまだ高校生ですから参加はしていません。

タイトルは「極東」ですから、日本物の他にアジア各国が揃っていて、なかなか充実したカタログになっています。
その中で、僕が注目したいのはネパールの部。僅か16ロットですが、よいマテリアルばかりなので11点が写真入り。
国内でこれだけ質の高いネパール物がまとまって競売に掛けられたことは、現在に至るまでありません。
当時、日本人でこうしたマテリアルを必要としていた方は伊藤由巳氏ただ一人のはず。
氏がこの競売に参加したのかは知りませんが・・・。

このカタログ、参考値が日本円で書かれているのですが、かなり立派なお値段が並んでいます。
もちろん参考値なので何とも言えませんが、こんな値段を見ちゃうと今の方が断然お買い得感がありますね。
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在横浜フランス局 [外国郵便史]

しばらく更新が止まってしまい、申し訳ありません。

今日、ご紹介するカバーは、状態が悪いので安価だったのですが、一応、在横浜フランス局の使用例です。

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横浜フランス局と言うと、やっぱり「5118」の抹消印ですが、あいにく本使用例は日付印での抹消です。
これは、1876年5月30日から日付印で抹消するようにシステムが変わったためで、その5ヶ月後の使用例。日本では小判切手の発行が始まった頃になります。
フランス横浜局の使用例としては後期のもで、取扱数が減って来ている頃のものです。

料金は1フランで、フランス船によるマルセイユ経由の基本料金に合致します。

抹消印の日付は1876年10月9日ですが、この日付は翌10日に横浜から香港に向けて出港したフランス郵船の Tibre 号に対応します。

昔と異なり、今では何種類かのシッピング・リストが公刊されているので、こうしたことも手軽に調べられるようになり、有難いものです。
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手彫切手入手の技 [日本切手]

画像は、手彫和紙2銭朱色の政府印刷。

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この切手には、一目でわかる大きな変種がありますね。
わかりますか?

左額面表示の下枠忘刻で、1版のポジション40の切手。
安価に楽しむ手彫り切手を心情としている、自分のコレクションには不似合いな切手ですが、実はこうしたものでも安価に入手できるチャンスはあるのです。

その秘密は、右上にちょろっと見える消印(?)らしきもの。
未確認の不統一印なのか、単なる訳のわからない局長印か。とにかく判然としないハンコですが、消印偏重の世の中だと、こうしたマテリアルは敬遠されて買い手がつかないのです。
したがって、僕のような身分でも買うことができるってわけ。
有り難いですね。
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" MAURY " カタログ [文献]

日本で、フランス切手のカタログと言えば、『イベール』が定番ですね。
僕も世界版、専門版ともに揃えていますが、大形で分厚く重い専門版は取りあえず話しからどけておいて、取扱に便利な世界版第1巻(国内で使われている『イベール』の大部分がこれ)に限ると、これが意外と使い難いのです。
一番決定的に使い難いのは、図版の省略が多いことで、通常切手はもの凄い勢いで省略されています。

それなので、以前から図版が多く使い易い " CERES " カタログを愛用していたのですが、ここのところ新版が出ていないようなので、昨年は " MAURY " を買いました。

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1040ページのズッシリと重いカタログで、" CERES " と同じく、切手帳(表紙・ペーン)も含めて全ての切手の図版が採録されています。
バラエティの採録も豊富で、クラシック切手はエッセイなども図版が採録されています。
初めて手にしたカタログなのですが、これはなかなか使い勝手がよいカタログです。
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年末年始の新宿伊勢丹 [雑記]

このタイトルを見ると「オオ、懐かしい!」と思われる方は多いはず。
そう、伊勢丹本店で毎年開催されていた、切手即売会です。
あの当時は、日本全国のあちこちのデパートで、規模の大小はあるにせよ沢山の切手即売会が開かれていましたね。
その中でも、有名な即売会の1つがこの伊勢丹の年末年始即売会。

僕は、子供でしたが父親に連れで行ってもらっていました。
お年玉を握りしめてね。
藤沢から小田急ロマンスカー「えのしま」号に乗せてもらい行くわけです。今でも覚えていますが、藤沢駅8時46分か48分発だったと思います。
帰りは決まって新宿14時11分発の「えのしま」号でした。

この即売会、大学生以上の知識・経験豊富な収集家には、それなりに戦果のある催しとして有名でしたが、子供の僕には知識の点から、戦果というより沢山の店が見れてそして普通の買物ができることが魅力でした。
カバーを中心に買うのが常だったと思います。
先に「お年玉を握りしめて」と書きましたが、最終的には父親が買ってくれるので、お年玉は無傷で残るのが毎年のこと。

下の画像は、切手商組合が出していた昭和50年12月発行の『スタンプニュース』144号掲載の伊勢丹即売会の広告です。

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『呉ポスト』709号 [文献]

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今日から仕事。
雪がドカッと積もった中、除雪車をよけながらの出勤です。

で、帰って来たら『呉ポスト』が配達になっていました。
毎年、新年号には年賀印が押されています。以前には、会誌の表紙に記念切手を貼って特印を押したり、小型印を押したものが数多くありましたが、最近はこうした会誌も減りましたね。

さて、今号の僕の連載は「第1次国立公園・日光」なのですが、毎号そうなのですが、こちらで思ったような仕上がりになっていません。
たぶん、編集の仕方が超アナログで、タイトルも含めて打ち直しているようです。その結果として、渡したデータのようにならないのですね。
今号では連載名と記事タイトルが逆になってしまい、理屈に合わない見出しになっています。

12回目の連載なのですが、通しで見ると仕上がりがバラバラで統一感がありません。
なんのためにデータ渡しをしているのやら。といった感じです。
毎号どこかしらおかしいので「まぁ、いいか」と思っていますが。
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『鉄道切手部会報』177号 [文献]

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雪が降りしきる中、『鉄道切手部会報』177号が到着。
小報告等も含めると14の記事で埋まっています。JPSの部会報の中でも、これほどバラエティに富んだ内容のものは珍しいと思います。

面白かったのは、「ななつ星 in 九州に乗る」という、JR九州の観光列車の乗車ルポ。何しろ乗車申込みの倍率がスゴすぎるので、しばしばマスコミに紹介される列車です。それに運良く当選したのですから、いいですね。

それと「アメリカのプリキャンセル切手から」の報告も、興味深く読みました。
プリキャンセルと言うと、局名が加刷された単純なものが大部分ですが、鉄道路線を加刷したものがあるんですね。
これは、自分としては新鮮なオドロキ。

楽しい部会報です。
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さて今年はですねぇ・・・ [雑記]

新年早々に雪がドカッと積もって、イヤですねぇ。
道路は、除雪車が走り回っています。

関東に生まれ育つと、元旦は晴れてスカッとしているものというのが、身体に染み付いていますから。
こちらの冬の気候には、30年近く経っても全く馴れません。
家内も「私は太陽電池で動くんで・・・」なんて言ってます。
早く、東京に戻りたいですね。とは言ってもあと10年もありますが。

さてさて今年の郵趣活動は、取りあえず何誌かに連載している記事は継続します。
でも、意外とネタを探して、下調べをして書くのが大変。適当なウソなんて書けませんから、知っていることでも一々確認しながら書くので、仕事の合間にとなると大変なんです。
連載以外の単発的な記事は、幾つかあると思います。

切手展は、秋のJAPEXに出品ですね。
今まで競争展は全日展にしか出してなくて、JAPEXは招待出品のみだったのですが、今回で50回目というので記念に出してみようかと。
それに去年のJAPEXの時の宴会で、外国部門の某審査員に「JAPEXは秋だから、夏に作品作らないとダメでしょ。夏は次年度の予算編成作業が始まるから忙しいのですよ」
と言ったところ、
「じゃあ、全日展に出すつもりで夏前に作品を作って、それをJAPEXに出してよ」
と切り返されました。でもたしかにそうで、作品を早めに作ればいいのです。
という経緯があって、今年はJAPEXです。
作品は「ネパールのセカンド・シリーズ」。
これは、数年前の全日展で金銀賞をもらった作品なのですが、その出品直後から良いマテリアルが何点か入ったので、新マテリアル追加のバージョンアップ版になります。

全くの楽しみの世界としては、長いことフリーズしていたフランスを再起動。
これは「アルプス・ヨーロッパ切手の会」が出来たので、その会で遊びの世界を展開しようかと思っています。
ですから、独断と偏見の塊のようなコレクションにしようかと。
お金を使わないで、自分だけの楽しみの世界です。

今年は、こんなところでしょうか。
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