SSブログ

『フランス消印史』 [文献]

僕がフランスのクラシック切手に興味を持ったのは、たぶん中学生の頃だと思う。それまでは、パケット中心のサージュ以後のものが対象だった。
なぜ中学の頃かと覚えているのかというと、セレスを最初に買ったのが新宿にあった郵趣会館地下の切手商で、たぶん中川スタンプの貼込帳だったと記憶しているから。1人で買った記憶があるので、小学生だったら必ず父が一緒なので、1人だとすると中学生なのである。

初めて買ったセレスの安さには驚きました。日本のクラシックでは考えられない値段でしたからね。たぶん200円とか300円だったのではないかな。
その後、切手商で安物のセレスやナポレオンを少しずつ手に入れていったものの、ちょっと集ると押されているハンコに興味が出てきます。まぁ、当然の成り行きですね。

興味が出て来たからと言って、子供にはそんなリサーチ能力はないし、しばらくはなす術もなかったのですが、ある時に話しには聞いていた『フランス消印史』を郵趣会館地下で見つけました。この頃はもう高校生だったと思います。
42ページの冊子なので、細かいことまでは分かりませんが、それでも入手したときにはドキドキしたものです。なにしろ日本語で書かれています。

12066.jpg12068.jpg

この本には、本当に世話になりました。
新しく入手した切手に押されている消印も、細かいことまではわからなくても、大枠の分類はけっこうできましたし。後年、切手研究会による番号印のリストも入手したのですが、それとともに洋書を知るまでは百科事典のように使わせてもらいました。

本書は、1962年の刊行です。
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。