SSブログ

『郵趣論文集』外国切手研究会 [文献]

12092.jpg
12093.jpg

外国切手研究会と言うのは、オープンな会ではなかったけれども、外国切手収集家の間では著名な会でした。
会の発起人は金井宏之・山田藤治・坂輔男氏。発足は1973年で例会場所は金井重要工業の本社や、系列の有馬古泉閣でした。発起人3人以外の主なメンバーだけでも、石原実氏、池田稔氏、小林章男氏など、関西外国切手収集界の重鎮が名を連ねています。

本書は、その外国切手研究会10周年を記念して刊行されたもので、A5判113ページに上に示した目次の内容で各種解説が収録されています。

日本語でスラスラと外国切手の解説がまとめて読めるというのは、大変に助かります。
僕は、本書で知らなかったことを色々と勉強させてもらいました。特に石原実氏による「セント・ビンセントのシップレターとパケットレター」は郵便史的な視点であり、名著と言えるかもしれません。

本書は、外国切手収集家、必読の一書です。
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。