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スウェーデン発、韓国宛、ちょっと驚いた [外国郵便史]

スウェーデン発、韓国宛の使用例で時期的に見て珍しいので入手したものです。
写真掲載は表面のみで、テキストも詳細には触れられていなかったので、ただ「珍しいなぁ・・・」程度の認識で入札したところ、たしか最低値での落札だったと思います。

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届いてみて、表面を確認してから裏面を見てビックリ。
裏面には、なんと横浜の中継印が押されていたのです。

カバーのデータを示すと下記になります。
LENUNGSHAMMAR 1957, 4, 11 → YOKOHAMA 5, 15 → SEOUL 6, 11

当時は、スウェーデン → 韓国という船便の直接ルートが無かった(航空便もありません)のでしょう。韓国行きの郵便物でも日本行きの逓送ルートに乗せられて、日本で韓国行きルートに乗せ換えられています。
所要日数を見ると、スウェーデン → 横浜間が34日間で、まぁ、これはこんなものだと思います。
注目したいのは、横浜 → ソウル間が27日間もかかっていること。
ちょいとかかりすぎだと思いますが、当時の日韓間ってこんなものだったのでしょうかね?

貼付切手を見ると、またまた不思議なカバーで、左上の2枚がなんと1910年発行の小型紋章シリーズ。
なんでこんな切手が貼ってあるのでしょうか??
しかもカバー全体で47オーレも貼ってあり、7オーレ分、つまり小型紋章切手分が加貼なわけ。

よくわかりませんが、変わったカバーです。

コメント(2) 

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