配達局名 [日本郵便史]
画像の標語印は「配達局名を/書きましょう」で、昭和25〜28年に使用された極めてポピュラーなものです。
皆さんも、お手元にきっとあるはず。
この配達局名は、郵便番号が昭和43年に導入されるまでは、郵便物の迅速な区分のために郵便物の住所欄に配達局名を記入することを奨励していました。
ただし、実際の郵便物に当たると、その記入率が著しく低いことはよく知られています。
震災はがきには、(配達局名)とわざわざ印刷してあるのに、実際に配達局名が書かれたものとなると、100枚に1枚も無いと思います。
つまり、郵政にとって配達局名を書かせることは、決して達成することのない目標みたいなものだったのでしょう。
僕が手紙を書くようになったのは、もう郵便番号の時代になってからですから、実体としての経験はありません。
そこで思うのですが、「配達局名を書きましょう」と言ったところで、差出人が宛名人の配達局名を知る手段があったのでしょうか?ということ。
つまり「配達局名簿」(郵便番号簿みたいなもの)があって、そこで検索ができたのかということですね。
ユーザーにいくら「書け、書け」と言ったところで知る術が無いのなら、無理な話。
皆さんも、お手元にきっとあるはず。
この配達局名は、郵便番号が昭和43年に導入されるまでは、郵便物の迅速な区分のために郵便物の住所欄に配達局名を記入することを奨励していました。
ただし、実際の郵便物に当たると、その記入率が著しく低いことはよく知られています。
震災はがきには、(配達局名)とわざわざ印刷してあるのに、実際に配達局名が書かれたものとなると、100枚に1枚も無いと思います。
つまり、郵政にとって配達局名を書かせることは、決して達成することのない目標みたいなものだったのでしょう。
僕が手紙を書くようになったのは、もう郵便番号の時代になってからですから、実体としての経験はありません。
そこで思うのですが、「配達局名を書きましょう」と言ったところで、差出人が宛名人の配達局名を知る手段があったのでしょうか?ということ。
つまり「配達局名簿」(郵便番号簿みたいなもの)があって、そこで検索ができたのかということですね。
ユーザーにいくら「書け、書け」と言ったところで知る術が無いのなら、無理な話。
2015-05-12 17:44
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