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『第111回 カナイ・パブリック・オークション』 [文献]

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上の画像の第111回カナイ・オークションは、手彫切手収集家にとっては、特別に記憶されてもよいオークションの1つだと思います。

それは、なぜか?

では、下の画像をご覧下さい。
ロット156で、洋紙2銭黄色の仮名「ロ」です。

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ここまで読んで、そして画像を見て「あれっ、何か変だぞ」と思われませんか。
そうです。
この切手、洋紙切手に短器目打が施されたものの記念すべき発見第一号なのです。

よく見ると、目打の繫ぎ目が見られたり、目打の一部が短器目打特有のやや角張った形状をしていますね。

オークションが行われた昭和49年当時に、この切手に注目された方は数人だったと言われています。
その後、類似の切手が続々と確認され、現在に至っています。

オークション誌の小さな図版から、こうした発見をするなんて専門家はやっぱり違います。
このオークション誌には、こうした重要性があるのです。
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