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ホワイトアロー [日本切手]

秀山堂(「しゅうざんどう」と呼ぶ人が居ますが、「しゅうさんどう」が正しい読み方です)切手については、子供の頃から変わった日本切手として各種入門書を読んでで知っていたけど、本格的に知ったのは『フィラテリスト』に掲載された「破れた2枚の秀山堂切手 秀山堂塔30銭切手の全貌」(1976年)を読んでから。

最初に読んだ時には、子供だったので難しかったけれども、年齢を重ねて読み返す度に理解度が深まっていきました。
そして、切手の方はと言うと専門的に集めているわけではないのですが、それでも長い間に少しは集ってきました。

この切手には、ユニークな名前のついた変種が幾つかありますが、その中から今日はホワイトアローをご紹介。
下の画像がそれです。

13198.jpg
13199.jpg

秀山堂切手は実用版の作り方の特徴から、ある変種が複数のポジションに出現することがあります。
例えばホワイトアローは、上の画像の銘版付ペアの切手では左側の切手、つまり45番切手に現われています。このペアはS版と言われている版のもの。

対して、単片の切手の方は21番切手のものです。左側がストレートエッジになっているので、すぐにわかりますね。
この21番切手がホワイトアローになっている版はN2版のものですが、N版の多くは1版で、2版は少ないようです。
N2版には、この他に「ダブル・ホワイトアロー」と言う、ホワイトアローが横に2個並んだ珍品がありますが、それの入手は容易ではなく、僕などが持てるものではありません。
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