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早朝の配達 [雑記]

9日の日誌で、明治時代の配達の事に触れたけど、『スタンプレーダー』297号(1984年1月号)の「郵趣反古集」38に澤先生が面白いことを書かれていました。

出典は明かされていないのですが、当時の郵便配達夫の証言として「まだ何処の家も寝て居る。起きない、起きない、何程戸を叩いても起きない。トントントン、郵便!郵便!トントントンでは容易に起きない。今度はドンドンドン、郵便!郵便!郵便!矢張り起きない(以下略)」。
東京の支局では5時45分からの配達があったそうで、上のような話になるのでしょう。
それにしても、朝の早くから迷惑な話かも知れません。今だったら確実に苦情もの。

同じ記事の中に、手紙に貼り付けられた付箋に「安眠、事故ニ依リ持帰リ候也」というものがあると記されています。
いくら起こしても、受取人が起きて来なかったのでしょうね。なかなか面白い実例です。
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