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「樺太の郵便と郵趣に想う」 [文献]

「樺太の郵便と郵趣に想う」は、東北郵趣連盟の機関誌『みちのく郵趣』12・13号(昭和29年7・9月)の2回に渡り連載された、戦前の樺太の郵便についてまとめられた報告です。

著者の大堀五左エ門氏は、大正10〜昭和17年まで樺太の郵政管理部門に在籍された方で、その時の経験について記されています。
特筆されるのは、あの日露郵便交換業務の第1回目に同行されていることで、その時の様子も細かに描写されています。
大堀氏は、下に示すようにスケッチが得意で、色々な場面をスケッチされており、本稿においても適切にそれが紹介され、とても興味深い記事になっています。

写真 2.JPG写真 1.JPG

樺太の郵便と言うと、山下精一氏の著作が有名ですが、大堀氏の報告は実際の経験者が記したものとして、第一級の資料と言えます。
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