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「樺太の郵便と郵趣に想う」 [文献]

「樺太の郵便と郵趣に想う」は、東北郵趣連盟の機関誌『みちのく郵趣』12・13号(昭和29年7・9月)の2回に渡り連載された、戦前の樺太の郵便についてまとめられた報告です。

著者の大堀五左エ門氏は、大正10〜昭和17年まで樺太の郵政管理部門に在籍された方で、その時の経験について記されています。
特筆されるのは、あの日露郵便交換業務の第1回目に同行されていることで、その時の様子も細かに描写されています。
大堀氏は、下に示すようにスケッチが得意で、色々な場面をスケッチされており、本稿においても適切にそれが紹介され、とても興味深い記事になっています。

写真 2.JPG写真 1.JPG

樺太の郵便と言うと、山下精一氏の著作が有名ですが、大堀氏の報告は実際の経験者が記したものとして、第一級の資料と言えます。
コメント(4) 

コメント 4

わ渡辺達夫

樺太の郵便です。懐かしいです。樺太の郵便といえば、山下氏の文献が詳しいですね☆私は、渡航の関係で文献類は、
処分してしまいました。昭和50年頃に
北海道の中尾氏が、樺太の資源(交通編)と言う手書き印刷の私家版を少数発行しております。それには、日露交換郵便等
の詳しい記述があります。現在は、古書店のネットで入手可能です。
以前は、なかなか入手に苦心しました。
by わ渡辺達夫 (2013-11-14 14:04) 

stamp

渡辺 さま
いつも、ありがとうございます。
「樺太の資源(交通編)」と言う文献は知りませんでした。
購入してみようかと思います。
ご教示、ありがとうございました。
by stamp (2013-11-14 20:42) 

渡辺達夫

訂正です。樺太資源 交通史1981年昭和56年発行です。著者は、中尾重一氏です
日本の古本屋のサイトにあります。
by 渡辺達夫 (2013-11-14 23:17) 

渡辺達夫

あと、ご存じと思いますが、文芸社より2011年に
寒冷地、北千島の郵便局物語と言う本が、坂本木八郎著
で発売されています。歴代に埋もれた(幻の郵便局)
の記録郵便局員の話です。
by 渡辺達夫 (2013-12-20 21:11) 

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