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新小判と菊の混貼 [日本郵便史]

新旧切手の切り替わり時期には、当然新旧切手の混貼が出現しますが、郵便局の在庫として自然な形で発生する混貼使用例は、新切手発行後1年〜1年半程度が目安でしょうか。

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画像の使用例は、新小判2銭1枚と菊切手の1銭1枚に1/2銭を2枚貼って4銭料金とした、ドイツ・ベルリン宛のはがきです。
消印は横浜局の和文印で、データは「横浜/35-7-25/后2」。
横浜局なのに欧文印ではなく、和文印です。どういう時に和文印を押すのでしょうか・・・。

明治35年と言うと、菊切手の最初のグループ(本使用例の1銭切手)が発行されてから、3年以上が過ぎています。
この切手の組合せを見ていると、たまたま手元にあった切手を組み合せて貼った感じがしますね。だとすると、新小判2銭は使い残しとして仕舞い込まれていたものだったのでしょう。
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