昭和22・23年頃に発行された記念切手の内、シート切手は灰白紙であったり、粗紙に近い用紙が使われていますが、小型シートは当時としては良い紙が使われています。
この傾向については、たぶん皆さんもお気づきの事と思いますが、どのカタログを見ても小型シートで使われている用紙の正体については触れられていません。
ところが、三島氏の著書である『切手集めの科学』によると、この良質紙は、戦時中の地図用紙の残りであると記されています。
なるほどね。
さすが、印刷局と深い繋がりがあった三島氏ならではの情報だと思います。