SSブログ

新小判と菊の混貼 [日本郵便史]

新旧切手の切り替わり時期には、当然新旧切手の混貼が出現しますが、郵便局の在庫として自然な形で発生する混貼使用例は、新切手発行後1年〜1年半程度が目安でしょうか。

13447.jpg

画像の使用例は、新小判2銭1枚と菊切手の1銭1枚に1/2銭を2枚貼って4銭料金とした、ドイツ・ベルリン宛のはがきです。
消印は横浜局の和文印で、データは「横浜/35-7-25/后2」。
横浜局なのに欧文印ではなく、和文印です。どういう時に和文印を押すのでしょうか・・・。

明治35年と言うと、菊切手の最初のグループ(本使用例の1銭切手)が発行されてから、3年以上が過ぎています。
この切手の組合せを見ていると、たまたま手元にあった切手を組み合せて貼った感じがしますね。だとすると、新小判2銭は使い残しとして仕舞い込まれていたものだったのでしょう。
コメント(1) 

コメント 1

渡辺達夫

やはり、何かのひょうしに赤二「UPU小判」を一枚外国向けに
お愛嬌と、和文でも丸二印は研究の良きマテリアルとポジテブ
にお考えください。良くを言えば、一銭と五厘の代りに菊二銭が貼ってあれば万歳ですね。けして皮肉ではありません。着印も鮮明文字も綺麗でルックスは最高です。因みに裏面に中継印はありませんか?
by 渡辺達夫 (2013-10-26 21:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。