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『昭和切手資料』1937年〜現行まで [文献]

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昔の『全日本郵趣』には、毎号付録が付いていたことがありました。
例えば、以前に紹介した南方占領地の解説書がそうですし、これなどは、今でも現役の資料として重宝しています。
今日ご紹介する『昭和切手資料』も同じスタイルの付録で、昭和45〜48年にかけて本文とは別刷りで添付されていました。

昭和切手の解説書というと、製造面に詳しい『昭和切手研究』とか、どちらかと言えば使用面に重点が置かれている『昭和切手とその集め方』がありますが、本書はそこまでは詳しくないけど、カタログ・コレクターがもう少し突っ込んで収集してみようとか、『日本切手とその集め方』では物足りない方がもう少し知識を深めるのに適したレベルだと思います。
つまり、概説書と専門書の中間的な存在と言えます。

副題には「現行まで」となっていますが、実際は「昭和透かし無し」切手までで終っているのが残念なところで、せめて「円単位」切手まで連載が続いていたら・・・。と思ってしまいます。
また、本文には図版が多く使用されており、とても上手く編集されている点に感心させられます。

古書市場で『全日本郵趣』の旧号が多く流通していますが、大抵のばあい付録が外された状態であるようです。
本書の揃いを見ることは、新しい割には意外と少ないようです。
コメント(5) 

コメント 5

tabito

私は、そのページのみを外してファイルしました。
by tabito (2013-08-24 22:24) 

stamp

tabito さま
やはり、そういう方が多かったのではないでしょうか。
僕の手元にあるのも、ファイルされたものです。
その結果として、『全日本郵趣』のバックナンバーを購入しても付いてこないのですね。
by stamp (2013-08-25 19:25) 

渡辺達夫

な懐かしいです。全日本郵趣は増刊号から購読していました。増刊号から数さつは、数が少なくて確か復刻されました。全部製本屋さんにエンジの色で、製本して頂きました。その、全日本郵趣は、どうしたかと言うと、言い訳ですが渡航のために処分しました。エンジ色の製本が市場に出ましたら、小生の分身の確率が
by 渡辺達夫 (2013-11-16 12:12) 

渡辺達夫

ごめんなさい。創刊号の待間違いです。
何時か?再会したいです。
by 渡辺達夫 (2013-11-16 12:15) 

渡辺達夫

因みに、製本の背は本名の金箔の型押しです。何方かのコレクションに入ってしまいましたか?フラテリスト、切手趣味は表紙を取り「厚くなるので」その他表紙の薄い郵趣誌はそのままです。全日本郵趣、関西郵趣、郵和、切手誌他、郵趣全号私語が多くてごめんなさい。何処かで見かけたら一報お願い申し上げます。
by 渡辺達夫 (2013-11-19 17:36) 

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