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『500号を越えた郵趣誌について』 [文献]

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本書は、著者である関利貞氏よりご恵贈いただきました。
もともとは、JPS岡山支部の『おかやま・500号記念誌』に掲載されたものを、同書がCD版だったので、抜刷りとして発行したものだそうです。
『500号記念誌』ということで、500号を達成または達成しそうな郵趣誌を集大成したもので、なかなかユニークな視点で書かれています。こうして見ると、500号を越した郵趣誌ってけっこうありますね。

週刊誌のばあい500号は、約10年弱で達成できますが、月刊誌だとコンスタントに出せても41年と半年ということになります。これを、もし個人の編集でするとなると、25歳で始めたら66歳となってしまいますから、一生の仕事みたいなものです。
今回、収録されている中にもそのような雑誌が幾つかありますが、本当にすごい仕事をされているものだと思います。

本誌の「まえがき」の中で、関氏が電子媒体の保存性について永続性が無いという視点で言及されていますが、これは僕が常々思っていることと全く同じこと。
電子媒体のばあい安価であり、再版も簡単、ページ数の柔軟性など良いところも多くあるのですが、肝心のデータの読み出しの永続性という点に、一抹の不安がつきまといます。

関さま、お送り下さいましてありがとうございました。

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