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『南方占領地の切手と郵便』 [文献]

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郵趣モノグラフ25として刊行されたのが本書。
だからといって今までと同じ傾向の文献だと思って手にすると、大きく出鼻を挫かれます。
従来のモノグラフ・シリーズは、概説書的な要素が大きかったのですが、本書は南方占領地切手のトピックスを集めたものという編集になっています。

南方占領地切手については、モノグラフで素晴らしい概説書(『南方占領地切手のすべて』)が2分冊で出版されています。
この2分冊があるからこそ、本書が活きてくるのです。
つまり、本書は3分冊セットの内の1分冊と考えることもできます。

本書はオールカラーで、マテリアルが大きく収録されており、解説は長くもなく短くもなく程よい長さで、読者を飽きさせません。
南方占領地の全地域から選び抜かれた希少なマテリアルが、ページを捲る度に目に飛び込んできます。
解説の中にさり気なく書かれている貴重な情報に、色々と教えてもらいました。

楽しみながら2日感で読破です。
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