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『東北の鉄道郵便印』 [文献]

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本書は、昭和61年9月に仙台鉄道郵便局郵趣会という、鉄道郵便の現場に密着した人々により、鉄道郵便局の廃止という節目に刊行されました。

それまで東北の鉄道郵便印と言えば、昭和46年に鉄郵印グループが刊行した『みちのくの鉄郵印』が基本文献でしたが、本書ではその刊行から15年の間に発見された、新しい鉄道郵便線路名や、最古・最新のデータ更新など、大きく増補されています。

本書は各線別に、路線図による路線の延長を基本とした鉄道郵便の歴史を解説した後に、データ表を紹介していますが、それと同時に出来うる限りの印影も採録するという念の入れようで、好ましい編集になっています。

先に紹介した『みちのくの鉄郵印』が本文66ページであったのに対して、本書が149ページとなっていることからも、いかに豊富なデータ量を持っていることかがわかります。
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