SSブログ

全日展 [切手展]

昨日、今日と2日間に渡り全日展を参観しました。
明日は、アルプス・ヨーロッパ切手の会の例会があるので、今晩もホテル住まい。
早いところ家に帰りたいのですが・・・。

全日展では、バラエティに富んだ作品を見ることができ、よい勉強になりました。

今回の展示を見て一番良かったのは手彫切手。
こんなことを書くと、某大コレクションがベースの某作品であるとか、毎年ご出品されている前人未到の龍コレクションのことだと思われるかも知れませんが、そうではありません。
僕が見て嬉しかったのは、瀧川氏の「手彫切手」です。
会場では、2つの手彫大コレクションに挟まれてしまい、多くの方が素通りのような感じでしたが、長い時間を掛けてコツコツと、可能な範囲で集められたと推察される作品を出品されたことに対して、非常に好感を持って拝見することができました。
プレゼンテーションはハッキリ言って悪いのですが、これは適切な方の助言があれば、すぐにでも改善できることなので、最初はこれでいいと思います。
持てるマテリアル、持てないマテリアルがあって、その結果としてバランスが悪くなってしまうのは、手彫切手の性格上、普通のサラリーマン収集家では仕方がないことでしょう。
そのような、あれが悪い、これが無いなどと言うことよりも、こうしたコレクションが競争展に出てくることが重要なことと考えます。

近年の競争展を見ていると、出品者の固定化が著しく、底辺の広がりに全く欠ける状況が続いているように思われます。
これでは、競争展に未来はないでしょう。
仮にこのままの状態で走り続けたばあい10年後、15年後にはどうなっているでしょうか?
そうしたことを考えると、瀧川氏のような作品が各部門にもっと出て来てもらえると、競争展がより楽しいものになるのですが。
競争展に新しく参入する収集家を増やす方策が、急務ではないかと思います。
コメント(2) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。