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スウェーデン・グスタフ6世の船内郵便 [外国切手]

日本で船内郵便と言うと、何か特別な響きが感じられます。
ましてや、船内郵便印が切手に押されていたりすると、ちょっとしたマテリアルに思えて来るのは、僕だけではないと思います。

下の画像は、グスタフ6世の40オーレのコイル切手。

15020.jpg

押されているのは、ヨーテボリ〜ロンドン間の船内郵便印で、1966年3月20日の使用例です。
消印内中央の日付の上には、 "SUECIA" という船名が記されています。
この絵葉書の図案は、下のように "SUECIA" 号の全景が図案となっていることから、船内備付けの絵葉書を利用して、旅行者が差出したものであることがわかります。

15021.jpg

"SUECIA" 号はスウェーデン・ロイド社の船で、1929年建造の4216トンの貨客船であり、"BRITANNIA" 号という同型艦とともに、ヨーテボリ〜ロンドン間に就航していました。
1966年に同社から退役しているので、本使用例は同船の最末期での使用と言えます。

グスタフ6世を貼付した船内郵便印の使用例は、通常の郵便物よりは遥かに少ないのは確かですが、日本のように珍重するものではありません。
日本円で2000円もあれば、十分入手できます。
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