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「欧州・切手商巡り」『PHILATELIC JOURNAL of U.P.L. '80』 [文献]

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最近は、子供にお金が掛かりすぎてさっぱりなのだけど、若い頃にせっせとヨーロッパの切手商巡りをしたきっかけになったのが本書。
正確に言うと、他にもう一書あって、それは市田左右一氏の『切手の愉しみ』。『切手の愉しみ』は小学生の時には、ホントによく読みました。おかげでその頃読んでいた本はボロボロで、後年になって買い直したほどです。

『PHILATELIC JOURNAL of U.P.L. '80』は、高校生の時に新宿のショールームで買いました。
ちょうどその頃、北園氏がロンドンで営業していた「TOKYO PHILATELIC Co. Ltd」から「ストランド便り」というニュースレターを購読しており、高校生ながらに「将来きっと、ヨーロッパの切手商に行くぞ」と思っていた時期と重なります。このニュースレターには図入りのストランド切手商マップなど、興味深い記事が色々とありました。

「欧州・切手商巡り」には、大学生がバイトで貯めた資金を元に、1ヶ月間にわたりヨーロッパを旅行し、行った先々で切手商を巡り日本切手を探求するという、切手商を通して旅情を誘うという切手ボーイには垂涎の内容でした。
もうその頃になると、切手商の方でも日本切手には立派すぎるような値を付ける時代になっていたので、一昔、二昔前とは大きく事情が異なってはいるのですが、それでもヨーロッパの歴史ある切手商を訪れるというのは、何か特別なものを感じます。

僕はロンドンのストランド街も好きですが、どちらかというとパリの旧王宮街近くにある切手街の方が趣があって好きです。
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