SSブログ

「郵便切手偽造事件の話」『郵便切手』第4巻第7号 [文献]

12204.jpg12205.jpg

5月6日の日記でも紹介した『郵便切手』ですが、今日は昭和17年7月号に掲載された「郵便切手偽造事件の話」。

郵便切手偽造事件と言えば、最初に頭に浮かぶのは菊切手偽造事件でしょう。たぶん日本切手の収集家なら10人が10人ともそう思うと思います。

本記事の著者である村山直吉氏は、横浜から送られて来た偽造切手の検査をしたご本人。本記事は、検査報告書ではないので直接的な資料ではないのですが、一般的に手軽に事件の概要を知るには、これ以上のものは望めない報文だと思います。
しかし、その割には意外と収集界では知られていない気がしますが、菊切手収集家は必読の記事ではないでしょうか。

日本切手で不思議に思うことは、この偽造菊切手の地位が異様に高いこと。
たぶん菊切手関係マテリアルの最難関の1つに位置づけられているのではないでしょうか?切手展を見ていると、そんな気がします。
郵便使用で少なく貴重なことは理解できますが、それと切手展作品における位置づけはイコールではないのでは。と思うのですが・・・。伝統郵趣の本質を考えると変な気がします。
これは、外国切手収集家から見た感想です。
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。