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『昭和切手入門 第三次昭和切手の詳解』 [文献]

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僕にとっての昭和切手の解説書と言えば、新井紀元氏による『昭和切手研究』で、発売時に買って何回も熟読しました。
その『昭和切手研究』の第三次昭和切手部分の元になったのが、1972年2月に発売された本書です。定価550円で限定300部。

第三次昭和切手について、版にこだわってまとめた著作は本書が初めてだと思います。
この方向性は現在まで続いているものの、昭和切手と言えば10枚ブロックと使用例収集が幅を利かせていた期間が、あまりにも長かったのではないでしょうか。
少なくとも、本書と『昭和切手研究』の刊行後、70〜80年代は昭和切手の版研究と言えば、特殊な分野みたいなもので、切手展の昭和切手と言えば単調な作品が主流だった記憶があります。

なぜ、昭和切手の流れがそのようになってしまったのか?本書を読むたびに疑問に思います。
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