『たて書丸一印考』 [文献]
縦書き丸一印の解説書と言うと、多くの人が浅見氏による『たて書丸一印の分類』を思い浮かべると思うけど、僕のばあいは田中氏の『たて書丸一印考』の方が印象が強い。この田中本の出版は昭和50年で、浅見本よりも2年先行しての発売。
本書が発売された昭和50年というと、僕はまだ小学生。
今と比べたらまだまだマテリアルの価格は安かったけれど、それでも丸一印でさえ良い消印となると小学生には痛い値段だった。たぶん小学生の身で買えるといったら郵便使用なら大局しかなかったと思う。
ところが、非郵便印である縦書き丸一印だとそれよりもだいぶ買いやすくて、もちろん高価なタイプや局もあったけれども、郵便使用よりも遥かに入手が容易だった。
それに小学生のことだから、郵便使用でも非郵便使用でもどちらでも安ければ構わないというスタンスだったので、自然と縦書き丸一印が多く集った。
そんな時に発行されたのが、この田中本。
本書は、JPSのショールームでは売ってなくて、地下の切手街で入手しました。あの頃はショールームで扱わない郵趣文献が切手街ではよく扱われていましたね。例えば、『全日本郵趣』や『スタンプレーダー』など、JPSでは絶対に扱わない雑誌も地下に行けば毎号買えました。
郵便消の丸一印よりも安いからという不純な理由で買っていた丸一印にも、幾つものタイプがあって分類ができるということが本書に書いてあり、それはそれはビックリしたものです。
本書が発売された昭和50年というと、僕はまだ小学生。
今と比べたらまだまだマテリアルの価格は安かったけれど、それでも丸一印でさえ良い消印となると小学生には痛い値段だった。たぶん小学生の身で買えるといったら郵便使用なら大局しかなかったと思う。
ところが、非郵便印である縦書き丸一印だとそれよりもだいぶ買いやすくて、もちろん高価なタイプや局もあったけれども、郵便使用よりも遥かに入手が容易だった。
それに小学生のことだから、郵便使用でも非郵便使用でもどちらでも安ければ構わないというスタンスだったので、自然と縦書き丸一印が多く集った。
そんな時に発行されたのが、この田中本。
本書は、JPSのショールームでは売ってなくて、地下の切手街で入手しました。あの頃はショールームで扱わない郵趣文献が切手街ではよく扱われていましたね。例えば、『全日本郵趣』や『スタンプレーダー』など、JPSでは絶対に扱わない雑誌も地下に行けば毎号買えました。
郵便消の丸一印よりも安いからという不純な理由で買っていた丸一印にも、幾つものタイプがあって分類ができるということが本書に書いてあり、それはそれはビックリしたものです。
2012-04-12 21:19
コメント(0)