グルックナーのバロン・モンテ [文献]
4月1日のブログに日本宛のバロン・モンテについて書きましたが、今日はその続編で、国内で初めてオークションにかけられた日本宛のパロン・モンテです。
グルックナーと言えば、前代未聞の巨大な日本切手コレクションを作った人物として、今でも語り継がれていますが、金井スタンプがそのコレクションの入手に成功してオークションにかけたのは昭和42年のことで、4・6・12月の3回にわけてセールがおこなわれています。もちろん、セールではコレクションのエッセンスのみが売られ、その他の部分はプライベートで売られたり、売られなかったりしたようです。
そのグルックナーコレクションに含まれていた日本宛のバロン・モンテ・カバーは3回目のオークションに出現しました。
上の画像がオークションカタログに掲載された写真とノートです。
ノートには「世界的珍品カバー」" Very Rare Cover "と書かれ、参考値40万円に対して、54万円で落札となっています。
このカバーを詳細に見たい人は、松本純一『フランス横浜郵便局』99ページをご覧下さい。鮮明なカラー図版が掲載されており、バックサイドの中継印や到着印も観察出来るようになっています。
落札値の54万円ですが、当時の国家公務員1種の初任給が25,200円なので、その約21.4倍ということで、今の感覚で言うと400万円強というところですかね。
当時の郵趣各誌を見ても、このカバーについては意外とアッサリとしたもの。まだまだ郵便史的な要素が普通の収集家には、あまり浸透していなかった状況を知ることができます。
グルックナーと言えば、前代未聞の巨大な日本切手コレクションを作った人物として、今でも語り継がれていますが、金井スタンプがそのコレクションの入手に成功してオークションにかけたのは昭和42年のことで、4・6・12月の3回にわけてセールがおこなわれています。もちろん、セールではコレクションのエッセンスのみが売られ、その他の部分はプライベートで売られたり、売られなかったりしたようです。
そのグルックナーコレクションに含まれていた日本宛のバロン・モンテ・カバーは3回目のオークションに出現しました。
上の画像がオークションカタログに掲載された写真とノートです。
ノートには「世界的珍品カバー」" Very Rare Cover "と書かれ、参考値40万円に対して、54万円で落札となっています。
このカバーを詳細に見たい人は、松本純一『フランス横浜郵便局』99ページをご覧下さい。鮮明なカラー図版が掲載されており、バックサイドの中継印や到着印も観察出来るようになっています。
落札値の54万円ですが、当時の国家公務員1種の初任給が25,200円なので、その約21.4倍ということで、今の感覚で言うと400万円強というところですかね。
当時の郵趣各誌を見ても、このカバーについては意外とアッサリとしたもの。まだまだ郵便史的な要素が普通の収集家には、あまり浸透していなかった状況を知ることができます。
2012-04-08 18:07
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