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「郵便史コレクションへの招待」 [文献]

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松本純一氏の「郵便史コレクションへの招待」は、『日本フィラテリー』1989年3月号の掲載。
ついこの間と思いますが、もう四半世紀も前になります。早いですね。

僕なんかの感覚では「誰もが読んでいる」と思いがちですが、ここ20年くらいに収集を開始した方の中には、「知らない」という方も増えていると思います。

郵便史的な収集は、70年代から一部の人たちの間で行われていましたが、それが一般化したのは80年代のことで、特に80年代後半からはブーム的な盛り上がりになりました。
それらは、今の水準からすると発展途上の混乱的な収集もありましたが、それらを含めて郵便史収集家が、アッと言う間に増えた時代だったのです。

そのような背景のもとで執筆されたのが本稿で、著者は本稿を著すのに相当な構想を練られたものと思われます。
僅か4ページの中に、郵便史収集の本質や作品としての展開方法を簡潔に、それでいて重要なことを漏らさずに記しています。

郵便史収集家は今一度、本稿を熟読の上、自分のコレクションと収集構想を点検されてはいかがでしょうか。
基本を考えるのに、最適な一文ではないかと思います。
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