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昭和すかしなし小型シート [日本切手]

現行切手に興味を持ったのは、『スタンプクラブ』に現行切手の連載があった頃だと思います。
あのような連載があると、それまで知らなかった世界を見ることになるので、あっというまに子供の間で現行切手が大流行。
JUNEXに参観すると「僕も私も現行切手」という感じで、あそこにも、ここにも似たような作品が並びました。
中には、20円松とか10円鹿のみの専門(?)コレクションもどきも。

僕は子供の頃から、ある部分に特化した収集よりも全体を俯瞰できる収集が好きだったので、現行切手でも可能な限り遡れることを目標にしていました。
そこで、大きな壁だったのが「昭和すかしなし」。
中でも、下の画像の小型シートです。

15687.jpg

子供なので、単片未使用が高い切手は使用済で代用できますが、小型シートはそういう訳にはいきません。
下手をすると、逆に使用済の方が高かったりします。

画像の小型シートのうち姫路城と平等院は、なんやかんやで父親に買ってもらいましたが、大物の弥勒菩薩が難関でした。
弥勒菩薩の画像を見ると、軽い折れ線が入っているのがわかるかと思いますが、そのお陰でなんとかお年玉で買うことができたものなんですね。
その日は、難関の小型シートが未使用で揃ったことがとても嬉しくて、アルバムにそっとしまった自分をよく覚えています。
中学2年生の1月のこと。

その切手が、ご覧のように今でもアルバムに入っています。
軽い折れの、いわゆる2級品ってやつですが、思い出のマテリアルとして取り替えられないものなんです。

皆さんのコレクションにも、思い出の切手が何枚かはあることと思います。
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