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『菊切手』 [文献]

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既にご覧になった方も多いと思います。
中川幸洋氏の菊切手コレクション本。
中川氏と言えば菊切手だし、菊切手と言えば中川氏ですね。
熱心な日本切手の収集家ならば、氏がどれだけの情熱を持って菊切手を収集されて来たかをよく知っていることでしょう。

菊切手は地味な切手なので、こういう切手はじっくりと見るに限ります。
本書も、ただ漠然と見ていただけでは通り過ぎてしまうような切手が多いのですが、じっくりと腰を落ち着けて1枚1枚のマテリアルを見ていくと、その内容に驚愕すること間違いありません。

焦らず、じっくりと長い時間をかけて作られたコレクション。
今、一部で流行しているチョチョっと集めてサッと切手展に出てくるようなコレクションとは、重みが違うことが本書を見ると容易に理解できます。

贅沢を言わせてもらえれば、中川氏自身による「菊切手収集戦記」みたいな解説が欲しかったなぁ、なんて思ってしまいますね。
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