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手彫封皮1銭「イ」 [日本ステーショナリー]

手彫封皮のまとまった解説と言えば、古くは1969年から "Japanese Philately " に連載された Evans 氏ものや、1977年から『フィラテリスト』に連載された伊藤典昭氏のものがあります。
そして、近年では上記2氏の内容を受け継いだ形で、石川勝己氏が『郵趣研究』にまとめられており、多くの方がこれを読まれていると思います。

手元には、未使用ステーショナリーのカタログコレクション的なものがあるのですが、その中には何枚かの手彫封皮が含まれています。
1銭のカナ揃いに、はまだまだ遠い状況ですが・・・。

そんな1枚に下の画像のものがあります。

15610.jpg

この封皮の表記には「郵便切手」と「郵便封皮」の2種類があるのですが、画像のものは「郵便切手」の方で、カナは「イ」ですね。

15611.jpg

「郵便切手」表記の「イ」の原版数は4面なので、版の確定に手間取ることはありません。
上の封皮のばあい、下の画像に示すように左上の桜の外側に小点があります。

15612a.001.jpeg

それと、もう一点の特徴は左下の桜の右下の葉が額面枠に接続しています。
この2点の特徴を持つのは4版なわけです。

15612b.001.jpeg

お手元の手彫封皮。
版別は、きちんとされていますでしょうか?
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