SSブログ

チョロ消しも無駄にはできない [日本切手]

23日に、琉球の単位暫定切手についてご紹介しました。
あの時は第4コーナーの銘版付きブロックでしたが、今日は単片です。
しかも日本切手収集家ならば、多くの人がバカにするチョロ消し。
でも、このシリーズではどんな切手であれ1枚も無駄にはできません。
結論から言うと、下の10セント切手は第1版のポジション62の切手なのです。

15311a.jpeg

そう、このシリーズ最大の楽しみはリコンストラクションが可能なこと。
ですから、どんな切手でも無駄にはできないのです。
この切手のばあい、大きな赤丸には派手な実用版のキズが見えますね。そして、小さい方の赤丸の中には、画面では見えないかも知れませんが、小さな点があるのです。
この2つの特徴からポジションが確定できるのです。

日本では、この切手の専門コレクションを手彫切手、特に青一の収集で有名だった伊藤由巳さんが全日展に出され、その後に国際展へも出品されています。

昭和33年発行の切手でありながら、リコンストラクションが出来て、その他に用紙と目打も絡んでくるという興味深い切手です。
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。