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長野へ(その2) [雑記]

昨日の長野郵趣会の参加で、書き忘れたことが。
長野郵趣会には、手彫切手の重鎮である谷喬先生がいらっしゃいます。
収友に例会参加を誘われたのに「谷先生も居るから」というのがありました。

そんなことで、例会では谷先生の隣に座らせていただきました。
なにしろ、ドクター谷ですからね。
郵趣に関係ない話では、ご専門のロケット工学の話をお聞きして、これが中々面白い。
なにしろ、日本のロケット工学の草分け的な方ですから、「○○の時はどうだったんですか?」なんてお聞きすると、「あの時はねぇ、こうやって解決したんですよ」なんて、まさに技術史の生き字引みたいなお話。

郵趣の話でも、昭和30年代の米国留学時代の、今から見ると手彫切手の古き良き時代みたいなお話をしてくださるし、桜和紙30銭にMLL目打を施した、いわゆるビュルス・シートの当時の日本での評価の話をお聞きすると、手彫切手研究の黎明期であった当時の日本での認識の甘さや、後年になってそれを買い戻す時の苦労話など、興味深いお話をしてくださいました。

そこで思ったのが、こちらでお聞きしたいことを整理して、個人的に半日ぐらいお話をお聞きするのはどうだろうかと。
つまり、手彫切手研究史のようなインタビューができるのではないかと考えたのです。
あの時代を知っている収集家としては、谷先生が最後の方だと思います。
記録お残すのは、後学のためにも大切ですからね。
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