SSブログ

長野へ(その2) [雑記]

昨日の長野郵趣会の参加で、書き忘れたことが。
長野郵趣会には、手彫切手の重鎮である谷喬先生がいらっしゃいます。
収友に例会参加を誘われたのに「谷先生も居るから」というのがありました。

そんなことで、例会では谷先生の隣に座らせていただきました。
なにしろ、ドクター谷ですからね。
郵趣に関係ない話では、ご専門のロケット工学の話をお聞きして、これが中々面白い。
なにしろ、日本のロケット工学の草分け的な方ですから、「○○の時はどうだったんですか?」なんてお聞きすると、「あの時はねぇ、こうやって解決したんですよ」なんて、まさに技術史の生き字引みたいなお話。

郵趣の話でも、昭和30年代の米国留学時代の、今から見ると手彫切手の古き良き時代みたいなお話をしてくださるし、桜和紙30銭にMLL目打を施した、いわゆるビュルス・シートの当時の日本での評価の話をお聞きすると、手彫切手研究の黎明期であった当時の日本での認識の甘さや、後年になってそれを買い戻す時の苦労話など、興味深いお話をしてくださいました。

そこで思ったのが、こちらでお聞きしたいことを整理して、個人的に半日ぐらいお話をお聞きするのはどうだろうかと。
つまり、手彫切手研究史のようなインタビューができるのではないかと考えたのです。
あの時代を知っている収集家としては、谷先生が最後の方だと思います。
記録お残すのは、後学のためにも大切ですからね。
コメント(4) 

コメント 4

信州人

肝胆相照らすと言ったら失礼ですが正に膝を打ちました。ここまで響いていただけて本当にうれしいです。谷先生に貴重なお話を伺う機会は是非実現したいですね。。次回先生にお会いした際に伺ってみます。その時は記録をお願いしますね(笑)。
by 信州人 (2014-11-24 20:34) 

正田幸弘

 古い収集家へのインタビュー、ぜひ実現してください。現代史の世界ではオーラル・ヒストリーが広がっていると思います。アメリカの文献収集家のビールマンというお医者さんが、1980~90年代に20人の収集家や切手商にインタビューしたDVDがAPSの図書館から出ているので、買ったことがあります。1部しか見ていませんが、生の話の迫力は違います。
 谷先生の体験談、興味津々です。
by 正田幸弘 (2014-11-24 21:32) 

stamp

信州人 さん
これはぜひ実行いたしましょう。
いつもの事で申し訳ありませんが、段取りをお願いしますね。
by stamp (2014-11-24 22:01) 

stamp

正田 さん
ご無沙汰しております。
こうしたネタの重要性にすぐに響いてくれるのが、正田さんらしくてよかったです。
「あの人に聞いておけばよかった」と思う事がよくあります。
谷先生は最重要人物ですから、ぜひ実行しないと。
by stamp (2014-11-24 22:08) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

長野へ大正時代の収入印紙 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。