『切手画家 木村勝の遺した資料』戦後切手 1962〜1984 [文献]
毎年、ジャペックスにあわせて刊行されて来た木村資料も、今回で3冊目。そして最終巻だとか。
本年も、切手制作時に集められた参考写真や、下絵、不採用原画など、これまでに一般の目に触れることが無かった貴重な資料がオールカラーで見られます。
この木村資料3冊は、近年に刊行された郵趣書の中で最も重要なものであると言っても過言ではないでしょう。
福島市が所有する木村資料は、古くから著名でしたが、それを実際に見たことのある方は極めて少数に留まっていました。
今回の公開により、多くの方の目に触れたことは、極めて有意義なことであったと思います。
次のステップとして、福島市には全ページの公刊をお願いしたいと思います。
地方史である『市史』とか『県史』には、『○○家文書』として重要資料が公刊されるのですが、ぜひその要領でお願いできないものかと。
編集された資料には、その編集者の主観が入っているため、未掲載となった資料の中には他の方にとって重要な資料が入っていることが多くあります。
つまり、Aさんにとって重要な資料が、編集者が重要と考えなかったため未掲載となってしまい、資料の存在自体を知ることができないわけですね。
そうならないためにも、全文の公刊が必要なわけです。
木村資料の全文公刊、なんとかならないですかね。
2014-11-11 18:00
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