SSブログ

全日展ネタ・タイトルリーフ [切手展]

14159.jpg

今回の全日展は、外国部門の好成績が目立ちました。
この外国部門の好成績の原動力が何だかおわかりになった方が、参観された方の中に何人いらしたでしょうか?
これと同じ現象は、数年前の全日展でもありました。

タネを明かせば、その原動力とはタイトルリーフです。
タイトルリーフの重要性は、もう随分と古くから言われているのですが、一部の人達を除くとほとんど研究されていないと思われます。
マテリアルの入手には努力を惜しまない人でも、不思議とタイトルリーフの作成については、おざなりになっているように見受けられます。
タイトルリーフの改善に、軍資金はそんなに必要ありません。切手展に参観し、良いタイトルリーフを書き写したり、そのことを扱った若干の文献を入手し熟読すれば良いのです。
また、昔と違ってネットでも、そうした情報を集めることだってできます。
つまり、今日から改善に向けて、行動を起こすことができるのです。
実質0円でも可能でしょう。

我々の「外国切手出品者の会」では、日頃からタイトルリーフの作り方について議論し、また会員個々人のレベルでも、国際展での動向を踏まえた調査・研究をおこなっています。
そうした努力が、このような結果に繋がるわけで、仲間の好成績(伝統外国部門7作品中5作品で、内訳は大金1、金3、金銀1。その他、伝統日本部門で金1)に嬉しい思いをした反面、こうした情報を持たない人達に、どのようにすれば改善に向けてのお手伝いができるのだろうか?という気にもなりました。

タイトルリーフがしっかり出来ていると、展示プランや主題も明確になるものです。
作品を見ていると、「たぶん良いマテリアルが並んでいるのだろうけど、全体として作品を捉えるとよくわからない」というのに出会う時がありますが、こうしたことの大部分はタイトルリーフで解決できるものだと思います。
また、タイトルリーフをきちんとまとめると、作品の展開が強引であったり、論理的な展開になっていないことに気づくこともあります。

作品底上げのカギがタイトルリーフにあることを、お忘れなく!
コメント(1) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。