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『現行ミニペックスの記録』 [文献]

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本書は、1979年に開催されたJPSの現行切手部会による切手展の作品集。
「記録」と称されているのに、開催日がどこにも記されていないのは、大チョンボですね。
巻末に会場スナップが数カット掲載されているのに、肝心の日付がありません。
でも、たしか5月の連休だったと思います。自分で見に行ったのだから、たぶん間違いはありません。

本書では、全体の3分の1程度のリーフしか載っていないのですが、それでも当時の現行切手収集の方向性を知ることはできます。
特に製造面のページを見ると、当時の現行切手最前線を知ることができるでしょう。

あの頃、僕は現行切手の知識を仕込み中だったので、片岡氏の目打型式の作品に釘付けでした。
なにしろ目打は、本で読んだだけでは難しくて、特に連続櫛型系のものなどは実物にあたらないと、微妙な見分け方がわからないばあいが多かったのです。
本書には、それが4リーフしか収められていないのは、ちゅっと残念。

桑野氏の印刷製造面、丸島氏の使用例の各作品は、エッセンスの部分は収録されているので、今見返してもためになります。
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