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『カナイ・スタンプ・レーダー』113号 [文献]

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『カナイ・スタンプ・レーダー』113号(1969年1月)に、橘喬一氏による貴重なオークションルポが掲載されています。

1968年10月21日、H. R. ハーマー社のオークションと言えば、外国切手好きなら直ぐにピンと来るのではないでしょうか。
そうです。あのデール・リヒテンシュタイン・コレクションの第1回目の競売で、モーリシャスのポスト・オフィス切手1ペンスを2枚貼ったカバーが、当時最高の38万ドルで売られた競売です。

この時は、金井氏が参加(代理人は、ギボンズのマイケル)したので橘氏も同行し、その時の体験を記事にしたものです。
世界的珍品と言えども、売られる時は淡々と呆気ないものという雰囲気が伝わる記事です。

本稿と金井氏の著作である『方寸の魅力』を読むと、当時の状況がよくわかり郵趣史の側面として、なかなか面白いものがあります。
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