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転送 [外国郵便史]

現代物のカバーが、それ以前のカバー、特に19世紀物と比べて面白みに欠けるのは、中継印とか配達印が省略される傾向が強くなるからでしょうね。
やっぱりハンコが多いということは、それだけ色々とわかることが多いというわけで、1通のカバーで1度だけしか美味しくないか、2度、3度と美味しいかという位の差があります。

下の画像のカバーは、イギリスのワイルディングシリーズ1/2dを5枚貼って、2 1/2dとした重さ2オンスまでの印刷物。

11267.jpg
11268.jpg

裏面には、重なって消印されているので美しくはないのだけど、幾つもの消印が押されています。
このカバーは、2度転送されているので、その度に到着印とか配達印が押されて、こうなっちゃったわけ。
データを紹介すると以下になります。
RAYLEIGH 1962, 4, 14 → DOVER 4, 16 → BARNSLEY 4, 18・同局 4, 19 → ROYSTON 4, 19・同局 4, 25

カバー表の宛名は、最初のものが中央に、1度目の転送先が右側に黒色で、2度目の転送先が左側に青色で斜に書かれています。

現代物にしては賑やかなカバーです。

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